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甘えられる子、甘えるのが苦手な子

ジャックと音楽の木 田中素子です。

今日は、新事業の話は中休みで、教室のお話です。

私は「ジャックと音楽の木」のこどもクラスから指導者クラス、ピアノクラス、シニアクラス、全てのレッスンに立ち会っています。

時にはアシスタント、時には隅っこで事務作業、時にはシッター、時には親御さんや受講者さんの相談に乗ったりしています。

部屋が1つしかないというのもありますが、先生方とこれからどういうクラスにしていこうかと相談するためにも、生徒さんや受講者さんに、安心して受けてもらうためにも、開校時から出来るだけ同じ部屋にいるようにしています。

先日、ピアノの先生が、

「ここの生徒さんって、私の生徒でも素子さんの生徒でもなくって、ジャックの生徒さんなんだなぁって思う。みんなで育てている感じがする。」

と言ってくださって、言葉で伝えた事のない私の想いが、先生の口から出た事を、とても嬉しく思いました。

生徒さんの保護者の方からも、

「本当に手厚いですよね。」「アシスタントが素子先生ってあり得ないです。」

などとよく言って頂きます。

さて、そんな私のアシスタントですが、下のお子さんが生まれたばかりでちょっと不安そうな子や、分離などで心細そうな子などには、積極的にスキンシップをして安心させてあげようとしています。

手を繋いで歩いたり、座って行うエクササイズの時は、さりげなくそばに座っていたり。

その内、もう不安ではなくなっているのに、甘えさせすぎているなぁというタイミングが来ると、スッと離れるようにしています。

そうすると、ほぼ100%の確率で、違う子の小さな手が私の手を握っていたり、膝に乗ってきたりします。

「あれ?この子が??」

思いもかけない子のその行動が可愛すぎて、見えないマスクの下でニヤニヤしてしまいます。

あまりにも、どのクラスでも同じ事が起きるので、ようやく気づいてきました。

甘えるのが得意な子に押されて、甘えるのが苦手な子はちょっぴり我慢をしていたんだなぁと。

そして、もっと甘えるのが苦手な子もいるのです。第二弾でも手を繋いだりしてこない子たち。遠くから見ているだけです。

最近は、その子たちにスキンシップをしたり、たくさん話しかけたりを、意識的にする様にしています。そうすると、面白いくらいはしゃいでいて、それがまた可愛いのです。

レッスンなのだから、そんな考えはいらないのかもしれない。先生として線引きはちゃんとした方がいいとおっしゃる先生もいます。

でも、私は、まだまだ幼い子たちには、音楽や教育の前提として、受け入れられている安心感や、愛されている喜びを感じてほしいなぁと思うのです。

それに、「ジャックと音楽の木」は先生たちが素敵なレッスンをしてくださっているのだから、私はもう少し近くに寄ってもいいかな、

なんて、言い訳していますが、やっぱりこども達に笑顔でいてほしいし、そんな光景に包まれている事が、嬉しくて仕方ないのです。


田中素子



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