好きな事をできる事
昨日は、知的障害を伴った自閉症のピアニスト、吉岡駿くんのピアノコンサートでした。
ジャックと音楽の木のピアノ講師をしていただいている谷上公子先生の10年以上のお弟子さんという事で、鑑賞に行ってきました。
ショパンやラフマニノフといった、難しい楽曲のソロに加えて、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番3楽章全てを、谷上公子先生と2台ピアノで演奏されていました。
主催はご両親とのことで、お話ができない駿くんに代わってお父様が全体の進行と曲目紹介、お母様が譜めくり役で駿くんの側にずっと付いていらっしゃいました。
ピアノを生き甲斐にしている駿くんのために、ご家族が全力で応援して、機会を作っていらっしゃる事にも心を打たれました。
今日は、恵比寿で公子先生のレッスンの日だったので、どんな指導をされているのか、コミュニケーションはどうしているのか、根掘り葉掘り、聞いていました。
人生の早い段階で障害を持っている事に気づいた駿くん、そして、人生の早い段階で音楽に出逢えて、特質な才能を開花した駿くん。
出会うべくして出会ったのか、はたまた偶然なのかは分かりませんが、好きだと感じる事をできて、それによって心の交流ができて、たくさんの笑顔と拍手をもらえる。
そういうものに人生で出逢えていて、良かったなぁと思います。
またぜひ聴きに行きたいです。
田中素子
生徒さん達をもっとHAPPYにする活動に使わせていただきます☆