Creo日記#7「お金の役割」
恵比寿リトミック・ピアノ音楽教室「ジャックと音楽の木」
代々木アフタースクール「Creo BOX」
代表の田中素子です。
先日、イースターの話題から、世界には貧困で困っている人がたくさんいるんだよという話になりました。
擦りむいた膝からばい菌が入っても何にもできなかったり、泥水飲んでお腹痛くなったり、お腹がすきすぎて倒れたり、お布団がなかったり、
みんなだったら、どうする?
と投げかけたら、色んな答えが出てきました。
魔法を使う!といったファンタジーまで。
そんな中で、1人の子が、すっごいいい事を思いついた!という表情で、
「お金をあげたらいいんじゃない?!」
「確かにー!それいいね!」
と他の子達も賛同していました。
「なるほど!それいいね!お腹が空いたら、小銭をボリボリ食べればいいもんね!」
と言ったら、みんなはキョトン。
「え?この中で小銭食べる人いないの?じゃあ、お金もらってもお腹すいたの治らないね。。」
「じゃあさ、あれだ!雨でびちょびちょに濡れたら、お札で身体拭けばいいね!」
今度はみんな爆笑。
「お札じゃぶよぶよになるだけで乾かないよー!」
そうだよね??本当に欲しいのは、食べ物とタオルだよね?
お金ってね、持ってるだけじゃ何の役にも立たなくて、何かと交換して、初めて役に立つものになるんだよ。
だから、みんな本当に欲しいものはお金じゃないの。洋服だったり、美味しいご飯だったり、おもちゃだったり、旅行だったり。
お金をあげれば何とかなるとか、お金が欲しくて何かをするんじゃなくて、
本当に相手が欲しがっているもの、本当に自分が欲しいと思うものや必要な事が見つけられるといいなぁと思うよ。
欲しいものや体験と交換できるお金は、とっても便利なものだけどね。
そんな話をすると、
「確かに、お金をあげても、お店がなかったら食べ物買えないね。」
「お店があっても、食べ物が売り切れてたらどうする?」
「やっぱりそしたら、バナナとかあげた方がいいね。」
と、どんどんと話が膨らんでいました。
人間が作ったお金はとても便利で、役に立つものだけど、お金の力が強すぎて、お金に支配されすぎて、お金を儲けるための本末転倒なできごとも、世の中にはたくさんあります。
一定期間で壊れるようにできている家電製品とか、量産されて栄養素が空っぽの食べ物とか。
お金を稼ぐ事が夢や目的じゃなくて、夢の実現のためにお金が必要になるんだよね。
じゃあ、夢って何だろう?
どんな事をしたくって、どんな世界をつくりたくって、どんな笑顔が見たいんだろう。
そこを真剣に探し求めていけば、必要なお金はきっと入ってくる。
そんな事を、こども達に伝えていきたいなと思っています。
田中素子
生徒さん達をもっとHAPPYにする活動に使わせていただきます☆