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幸せな時間

先週の金曜日は、渋谷区総合文化センター大和田にある大練習室を借りて、1年間全員揃う事ができなかった、2020年度に3歳になる生徒さん達の合同リトミックと修了式を開催しました!

殆どの生徒さん達が4月からも進級してくれるものの、今担当くださっている鈴木美里先生のレッスンは終わりになります。

前回の記事で、修了式は9年越しの願いだった事を書き、美里先生にお話したら、

「10年ですよ!」

と言われました。私が美里先生のリトミックレッスンアシスタントを始めたのは2010年でした。その年度の終わりは...そう、2011年3月、震災の起きた月です。

当時お世話になっていた教室では「年度末に開催する予定の発表会をどうするか」でバタバタとしていた記憶が強すぎて、すっかり忘れてしまっていましたが、その年も年度末最後のレッスンが存在しない年になったのでした。

もはや、嫌な連鎖になりつつあったこの流れを4度目にして断ち切る事ができました。

コロナ禍でレッスンに通えなくなっていたお友達や、人数制限をしていた関係で、2020年度は新入会のお友達は、谷上公子先生に受け入れて頂いていたのですが、そのクラスのお友達も来てくださり、たくさんの3歳児さんでいっぱいのリトミックになりました。

殆どの子達が1歳の頃から始めてくれていて、もうすっかりお友達です。

集まってみたら、こんなにたくさんいてくださったのですね。本当に幸せな時間でした。

いつまで成長を見続ける事ができるんだろう。その内、もっとやりたい事が見つかって、そちらを選ぶ日が来るのかな。それとも、いっぱしの口をきくお姉さん・お兄さんになっても通ってくれているのかな。

もちろん、ずっと見ていたいし、リトミックは幼児教育ではないので、大きくなればなるほどに醍醐味が増していくのだけど。

どんな時にも、一人ずつが自分で選ぶ人生を全力で応援していきたいし、たとえ音楽の道から離れる事になっても、自分のお家のようにフラッと帰ってきて、色んな話を聞かせてほしいな、と思います。

そんな事を想像すると、切ない寂しさがよぎったりするのですが、まだその時は来てないですね。

今、目の前にある幸せを十分に噛み締めながら、共にあれる仲間や生徒さんやお母様方と、かけがえのない幸福な時間を紡いで行きたいと思います。

やっぱり、リアルがいいね!全ての事柄が愛おしいです。

さぁ、今日は新しく体験レッスンに2人のお子さんがいらっしゃいます。

素敵な出逢いになりますように!

田中素子


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