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for ゆっくりさん 土曜日クラス 修了式!

今日は「ジャックと音楽の木」尾山桂子先生のリトミック for ゆっくりさんの土曜日クラス 2023年度最後のレッスン&修了式でした。

for ゆっくりさんクラスとは発達支援を目的にしたクラスで、同じリトミックという名前がついていても、音楽教育を目的としたものとは異なります。

「音楽と動きを用いた発達支援クラス」という方が相応しいかもしれません。

リトミックの素晴らしいところは、その特性から、あらゆる年代、あらゆる目的に対応させる事ができるところです。

逆にいうと、目的を持たなくても何となくできてしまうのが巷のリトミックとも言えますが、やはり、目的があるかないかで雲泥の差があります。

2021年に開講した、ジャックと音楽の木のゆっくりさんクラス。
ちょうど3年が終わるところですが、本格始動をしはじめた頃はびっくり&発見の連続でした。

全員が違うことをやっていたり、違うことすらやっていなかったり、興奮していたり、転がっていたり、他人に興味を持っていなかったり、興味を持ちすぎていたり、どうやったら、このバラバラな子どもたちをまとめられるんだろうと、試行錯誤していました。

あらゆる道具で気を引いたり、子どものアイディアを広げてみたり、桂子先生とディスカッションしながら進めていました。

いつからだったでしょう。ふと、気づいたのです。

「そっか、まとめなくていいんだ。」

そう気づいてからは、肩の力が抜けました。

どうして、そうしているの?
なにがそんなに嫌なの?
この活動は好きなのね。
この活動は好きじゃないのね。
この道具を持つと楽しくなりすぎちゃうんだ。
この道具には興味がないんだ。

怪我をしたりさせたりしない様にだけ気をつけて、あとは、思い込みやフィルターを外して「ただ興味を持って、理解をしようとすること」に切り替えていきました。

このクラスは、親子参加のクラスですが、保護者のみなさまが本当に素晴らしい方ばかりで、大きな視野でゆったりと愛情深く、そして分け隔てなく色々なお子さんに接してくださっています。

私が肩の力を抜けたのも、保護者のみなさまのおかげです。

そんなこんなで、今日もみんなそれぞれ違うことをやっていました。

でも、以前は本当にてんでバラバラだった子どもたちは、今では空間の中で一体感を感じながら、それぞれの表現をしているのが分かります。

先生と誰かが歌いながら動いていたら、合わせてピアノを弾いたり(これがニュアンスが合っていたりして!)、1人ずつの活動で協力したり、待てたり、順番を譲ったり、誰かが面白いことをしたらみんなで笑ったり。

音楽がある自分の居場所、まずはそこから一歩ずつ成長してきたね。

1年の最後にと、1人の女の子が桂子先生と私に1枚ずつ可愛い絵をくれました。

それぞれ、違うリトミックワークをしている絵でした。

その絵の中には、笑顔のたくさんのお友達。
お友達が描かれている事に胸を打たれました。

この子の中のリトミック、これからも大切にしていきたいです。

田中素子






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