モネ 連作の情景
少し前のことですが、上野の森美術館で会期中の「モネ 連作の情景」展に行ってきました。
必ず行こうと思っていたのに、仕事の都合で2回延期になり、ようやく行けたのでした。
混雑はしていましたが、平日の昼間だったからか、1枚ずつの絵をゆっくりじっくり鑑賞ができました。
土日はおそろしく混んでいるそうです。こういう時、会社勤めじゃなくて良かった、としみじみ思います。
さて、私はモネの描く光の色彩がとても好きで、思わず引き込まれ、絵画作品の前で立ち尽くしてしまうことも珍しくないのですが、技術的なことなどは全く分かりません。
今回は、ラッキーな事に、美術への熱量がとても大きな男性がいらしたので、その男性の解説付きで鑑賞する事ができました。
とは言っても、その男性は全くの他人で、お連れの女性にやや目立つ声で熱心に説明をしていたのを、ただ一緒になって横から聞いていただけです。
・絵の具は混ぜれば混ぜるほど、濁っていく。
・だから、モネは絵の具のチューブから出した色をそのままキャンバスに置いていく。
・近くで見ると、細かく色々な色の短い線で描かれている。
・離れてみると、観る人の目が色を混ぜて、複雑な色合いに見える。
なるほど!だから透明感のある光の色が出せるのね!
と口に出すわけにもいかず、静かに感嘆しながら鑑賞しました。
上野ながらに、彼はきっと芸大の先生ではないかと妄想しながら。
帰りにグッズ売り場にも寄りましたが、1番気に入った作品の写真を撮る事ができたので、今回は何も購入しませんでした。
次はこの展覧会に行きたいです。
激務の2月頭、補助金実績報告を無事に終えられたら、慰労を兼ねて、またゆっくり美術館めぐりをしようと思います。
田中素子
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