年少クラス、母子分離できました!
ジャックと音楽の木 田中素子です。
先日、1歳から通ってくださってる生徒さんがほとんどの「ダルクローズ・リトミック for pre-Kids 年少クラス」全体の母子分離ができました!
コロナ禍という事もあって、月齢の大きい子と小さい子の2クラスに分けて分離を進めてきました。
月齢の大きい子は、新年度を迎えるとすぐに4歳。それに対して、月齢の小さい子は、ついこの前までは2歳だったわけで、まだまだこの年齢の月齢差はとても大きいです。
月齢の大きい前半グループは、幼稚園に慣れた5月の連休明けには「リトミックもお友達とだけやろうね」と切り替えました。
月齢の小さい後半グループは、夏休みが終わった9月から切り替えをしました。
事前に保護者の皆様にはお伝えしていたので、少しずつ言い含めて来てくださっていました。
だからなのか、いざ集まってみたら、みんなちょっと不機嫌。不安そうな子も怒ってる子もいます。
ですが、やはり心構えはできていたようで、じゃあ、パパママにはお外で待っててもらおうかと言って、出ていっていただいても、
うっすら涙は溜めていても、追いかけたり泣き喚いたりする子はいませんでした。
全てのクラスにレッスンアシスタントとして入っている私は、こども達にとっては1歳の頃からいつもいる安心な存在なのか、ジリジリと寄ってきて、身体のどこかをくっつけてきます。
それがたまらなく可愛くて、愛おしいです。
数ヶ月前の事ですが、前半のクラスの分離の時もそうでした。今では、不安そうな表情は消えて、私からも離れて、お友達とニコニコワイワイ、アイディアを出し合って楽しんでくれています。
分離の時期については様々な考え方があって、急ぐ必要はない、というのも納得できますし、それぞれの利点があると思います。
でも、こども達だけになった時、ちゃんと横の繋がりの社会ができて、
周りのお友達を見て、真似をしたり、違うことをしたり、譲り合ったり、順番を決めたり、今まで見えていなかった事に目が向いているのが分かります。
驚くのは「周りを見て、違うことをする子」がとっても多いこと。
周りを見渡して、誰も思いついていないアイディアを捻り出しているのが分かります。
音楽に合わせて、それぞれ自分で考えた動きをしているこども達を見ながら、感動しています。保護者の方に見せたいこの光景は、保護者の方がいらっしゃるとなかなか出てこない光景です。
本当はもっと早く分離できてたよね?保育園や幼稚園に行けてるんだもんね。
だけど、少しずつママと一緒の時間が減ってきて、リトミックでまで離れるのなんて嫌だったんだよね。
そんな気持ちを抱えながらも、そして、ちょっぴり不機嫌になりながらも、えいっと離れて、自分1人でリトミック社会に踏み出したこども達。
「他でもできているのだから、できて当たり前」
ではなくて、
「ここでもできたね。がんばれたね。」
と、小さな身体に宿る大きな勇気を褒め称えてあげたいです。
その日のレッスン後には、保護者の皆様に、
「たくさん褒めてあげてくださいね」
とLINEをします。そうすると、保護者の方から、
「家に帰ってもずっと、“1人でリトミックできたんだよ。今日は、雨が降って、アイスを食べて、ゴロゴロしたよ”と報告してくれてます。」
といったお返事をたくさん頂きます。
また一歩おにいさん、おねえさんになったね。
いつも喜びをくれて、ありがとう。
田中素子
生徒さん達をもっとHAPPYにする活動に使わせていただきます☆