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仕事を手放せる事

田中素子です。7月、今年も後半に差し掛かりました。7月は自分の誕生月と、こどもの頃に夏休みが始まる月だった事から、自然とワクワクする月です。

教室や会社を立ち上げた時から、いつも3つの柱を意識してきました。

少子化の流れにも関わらず、主に小さなこども達を対象とした教室を立ち上げるとなると、経営が不安定になった時に、適切な人数を超えた募集やレッスン料の値上げなどに踏み切らなくてはならなくなり、本質的ではなくなってしまうからです。

教室の柱を、「こども・シニア・指導者」と3つにできて、安心したところで、期せずして、今度はオンデマンド事業が始まりました。そして、今年に入ってからは、アフタースクール事業。ここでも「音楽教室・オンデマンド・アフタースクール」と事業自体が3つになっています。

こうなってくると、さすがに全部の現場に立ち会うことができなくなってきました。

指導や広報、決算、動画の編集などはほぼ最初の段階から業務委託でお願いしてきましたが、運営や経理、契約に関する事、日々の発信、事務作業と受付作業全般、業務委託先やスタッフの方・保護者や会員の方とのコミュニケーション、スケジュール管理、助成金や補助金の申請・管理、レッスンアシスタント、私自身が指導するピアノレッスンなどは、自分で全て抱えています。

丸一日の休日がほとんどなくなっていて、それでも十分幸せだったのですが、ここにきて、私の役割の一部をお願いしなくては回らなくなってきたのです。

幸いな事に、トライアルがスタートしたばかりのアフタースクール事業は、それができてきています。

「講師の先生方やスタッフの方にお任せして、私が不在のところでも仕事が動いている状態」

実は、これは当初から私の目指すところだったのですが、頑なに手放せずにいた事でもありました。

手放すには信頼が必要です。そして、自分の中にある罪悪感を乗り越える事も必要です。

・もうちょっと無理をすればできなくない。

・人に迷惑をかけてしまう。

・私さえ頑張れば。

まだまだほんの少し手放したばかりで、全くその感情が出てこない訳ではないのですが、今までは、既に完成された仕事ができる方に業務委託してばかりだったので、これからの体制については、私自身がもっと成長する必要があると感じています。

そしてもう一つ、私自身の人生にも3つの柱をつくっていきたいです。

立ち上げから4年半。何よりも自分が創造した世界に夢中で、その世界イコール自分の人生になっていたけれど、それだけでない自分の在り方や世界を持つこと、その時期に差し掛かっている気がします。

7/1ー2に、特に何の予定もないのに、弾丸で故郷山口県に行き、音楽とも仕事とも、今の私とは何の共通点もない古い友人達と再会してきたのも、そんな気持ちの表れかもしれません。

今以上に、みんなでつくる「ジャックと音楽の木」「TiSEg Teachers Lounge」「Creo BOX」にしていくためにも、私自身が握りしめている観念を手放して、もっと自由に、もっと軽やかに、もっと感謝に溢れて生きていきたいです。

明日は、いよいよ東京都創業助成事業の面接審査です。

結局、前日まで何もしないできてしまいましたが、今日の午後は、アフタースクールをお任せして、じっくりと準備に時間を割いていきます。


田中素子



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