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濃厚接触者対策

ジャックと音楽の木 田中素子です。

GWが明けた先週から、感染予防対策に一層の力を入れています。

ジャックと音楽の木は、音楽教室としては、かなり感染予防対策を取っている教室だと自負しています。

それでも、最近、別の盲点がある事に気がついたのです。それは「感染予防対策をしていても、濃厚接触者対策になっていない事」。

考えてみれば至極当然のことですが、濃厚接触者に規定される定義は、数%の「もしかしたら感染するかも」を含めているので、とても厳しく、どれだけ対策を頑張っても、そこが満たされていないと濃厚接触者になってしまう事が分かりました。

濃厚接触者になっても感染しなければいい、と言い切るには余りにも影響の範囲が大きいです。

生徒さんは学校や幼稚園に行けなくなるし、保護者の方のお仕事にも影響が出ます。レッスンも休みになりますし、先生方が「ジャックと音楽の木」以外で働いていらっしゃる仕事にも影響が出ます。

かと言って、小さなお子さまにマスクやフェイスシールドはとてもとても無理です。

試しに、シールドを装着できる可愛いキャップを購入してみましたが、1〜2歳の子は、頭に載せた途端に投げ捨てるし、マスクをしてくれていた3歳の子が途中でマスクを外したそうだったので、シールドつきのキャップをかぶってもらったら、15分くらいで「苦しいよお」って、大粒の涙をポロポロと流しながら目をギュッとつぶって泣いてしまって(その日が、母子分離初日だったので、色んな気持ちが混ざってるとは思いますが)、

小さな身体で一生懸命ギリギリまで我慢してくれてたんだなぁと思ったら、私の方が切なくなって、思わず抱っこをしてお庭に飛び出てしまいました。

「いっぱいお外の空気を吸おうね。いっぱい窓を開けてレッスンするから、大丈夫だよ。」

と言いながら。

同じく先週から、先生がレッスン中にピアノを弾いていない時間は全部窓を開けています。絵本を読んだり、たいこでリズムコミュニケーションを取ったり、活動の導入を一緒に動いたり、レッスンの流れを中断させないように、こども達の気が散らないように、様子を見ながら、私が10分から15分に一度は窓を開け閉めしています。

本当はみんなの表情を見たい、元気な声で思いっきり歌っている声が聴きたい、みんなで絡まるようにくっつきあって笑っている姿を見たい。

今年度、体験や入会でいらっしゃっているお子さま達は、先生の顔を見たことがありません。

私たちも、保護者の方がマスクを外したら、きっとどなたか分からないと思います。

目で見たもの全てをそのまま自分の世界に取り込む幼児にとって、ご両親以外の大人の顔には目だけがあると認識してしまっていると思います。

そして、今は頑張ってマスクをしてくれている子たちにも、今は頻繁に窓の開け閉めをできている状況にも、もうすぐやってくる厳しい暑さの中で、別の対策を考えていかなきゃなぁ、と思います。

それでも、窓を開けたらお庭の緑があり、恵比寿とは思えないほどの鳥の鳴き声が聴こえたり、また、レッスンを信頼してお任せできる先生がいる事や、レッスンアシスタントをしているのが私だということ(先生が窓の開け閉めなどの「アシスタントに指示を出す」という仕事が軽減される)など、

こども達に我慢させる以外の方法で「まだできる事がある」というのは幸せな事です。

もう一度、当たり前になってしまっている事に目を向けて、丁寧に安心な環境づくりの見直しをしていこうと思います。

田中素子




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