篠原演芸場開業70周年
十条篠原演劇場は今年でオープン70周年
昨年先代社長が亡くなり三代目社長に代替わりして数ヶ月
初代社長は埼玉を地盤にした興行師で、父も興行師。
その後十条でトタン屋根の篠原演芸場を開場し小屋主となり、昭和三十年代には本格的な芝居小屋として建て替えた。
その後安来節の小屋だった木馬館を引き継ぎ、リニューアルして大衆演劇専用の劇場としてオープン。
いったんさびれた浅草で大衆演劇は根付かないと言われていたがその逆境をはねのけ、現在では大衆演劇といえば木馬館、といわれるまでの聖地となった。
昭和二十年代には空襲で世田谷の一軒のみを残してすべての劇場が焼失したものの復興とともに雨後の筍のように劇場は増え始め
全盛期は五十をこえるといわれたが昭和四十年ごろの東京都内の常打ち小屋は
立石 小台演芸場
深川 弁天演芸場
月島 月島演芸場
南千住 吉影館
北千住 寿劇場、森川座
曳舟 朝日座
白山 中村座
大塚 大塚鈴本亭
旗の台 玉喜座
蒲田 蒲田演芸場
十条 篠原演芸場
令和四年には十条、浅草、立川の三軒となる。
化粧で隠す涙も舞台を支える汗と血も、ひと夜ひと幕の夢まぼろし
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