小政の墓

次郎長一家の特攻隊長、小政の墓があるというのでツアーの合間をぬって行ってきた浜松大聖寺

宿泊した宿が小政と次郎長の因縁にからむ国領屋一家があった伝馬町だったりしてテンションが上がり、朝一番炎天下の中バス徒歩を駆使してお参り。

住宅地のど真ん中にある立派なお寺の墓地にずんずん踏み込んでいくと、あたらしい台座に乗っかった、明治四年と刻まれた古めかしい墓石が。
平成に土地開発で寺が移築された際に墓も新しくなったのだと推測

山本姓なのは次郎長の養子になったからなのか。

以下、海軍中将小笠原長生が生前の次郎長からきいた小政にまつわるエピソード

「小政のやつ、いきなり群がる相手の中に斬り込んでいってね、向うの頭分らしいやつの右手をひっ掴んで、腕の附け根からバッサリ斬り落したじゃねえか。偉いやつだなと思って見てる俺の方へ、斬り落した片腕を高く差上げて見せてね、親分、どんなもんです、と言ったが、その腕はまるで紅生姜のようだった。これを見て相手方はすっかり胆をつぶしてね、バラバラ、みんな逃げていっちゃったよ。その時ほど気持ちのよかったことはないね。今思い出しても、小政の勇ましい姿が目に見えるようだ」

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