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臨床薬学センターについて      三原潔先生

こんにちは。武蔵野大学CLS学生スタッフです。
武蔵野CLSでは臨床薬学センターの先生方にお話を伺いました。
初回はセンター長の三原潔先生です。

「臨床薬学センターについて」 
医療機関との共同研究、ビッグデータを使った医薬品の治療効果や副作用の解析、文献調査(メタ解析)などで新しい事実を導きだしている。教員は病院薬剤師や保険薬局薬剤師の経験がある方々で構成されているので、現場の経験を生かした指導をしていただける。三原先生は、論文のデータの見方や症例検討、実務についてなど臨床分野の講義を担当されている。

武蔵野大学CLS学生スタッフ(薬学部5年生)作成掲示物

三原潔
博士後期過程修了後、明治薬科大学助手、慶應義塾大学医学部薬剤部助手を経て、2006年に本学薬学部に赴任、2022年よりセンター長。1998年にはイリノイ州立大学シカゴ校で臨床薬物治療学研修(Pharm.D.コース)を1年間経験。

武蔵野クリエイティブ・ラーニングスクエア   通称 : 武蔵野CLS
武蔵野大学 武蔵野キャンパス5号館にあり、学生の授業における到達目標のサポート、自学自習・グループ学習支援を主な目的として設置されています。
武蔵野キャンパス7学科所属の学生スタッフが運営。現在18名。
今年度 展示スペースを拡大して「学習成果をカタチにするとりくみ」を推進中。1階は86席 2階に54席。全館Wi-Fi・電源完備です。                                               広々としたスペースを、ぜひご利用ください。

武蔵野大学 武蔵野クリエイティブ・ラーニングスクエア【公式】
@Musashino_MCLS

研究する上で学生に必要な能力

CLS:臨床薬学センターで研究する上で学生に求めるものについて教えてください。

三原:臨床現場で気になったことや疑問に思ったことを掘り下げている姿勢を身に着けてほしいです。また、薬の効果や副作用を解析するには、病態や薬物治療の知識を身に着ける必要があります。
研究では主にデータ解析を行うので、集中力根気も必要です。

臨床薬学センターの強み

CLS:臨床薬学センターならではの強みを教えてください。

三原:臨床薬学センターの教員は臨床現場での実務経験が豊富で現場のニーズを熟知していること、病態や薬物治療の知識が豊富であること、データ解析を専門にしている教員が多いことが挙げられます。こうした強みを持つことで、臨床現場の疑問に対して、そのような視点で研究を進めていけばよいのか、どのように解析するとよいのかといった方針を適切に決定できます。
例えば、ある薬の効果を評価したい場合、比較対象には臨床現場で標準的に用いられている薬を選ぶと、その薬の優劣を明確に表現しやすくなります。

研究と臨床現場のつながり

CLS:研究と臨床現場のつながりについて教えてください。

三原:薬学部の学生は5年次に臨床現場で実習を行いますが、その時に持った疾患や薬を卒業研究のテーマにすることが多いです。
また、臨床薬学センターの教員は臨床現場の医療人とのつながりが強いので、一緒に共同研究することもあります。


臨床薬学センターについて教えてくださりありがとうございました。

臨床現場での経験が豊富な先生方のもとで学ぶことで、状況に応じた的確な判断をすることができるようになり、実際の医療現場でもすぐに活躍できるだろうと感じました。そのためにまずは、集中力と根気を磨いていきたいと思います。

武蔵野CLSでは学部学科に関連したポスター展示を行っております。
ぜひご覧ください。


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