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20240220 笑道黒帯所感

本noteでは、2月20日に開催された笑道黒帯の所感を綴る。


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OP
暮花火
齊藤のようなもの
ゴールデンルールズ
華花クラッツ
中MC
コロネケン
リングリンデ
スキンヘッドカメラ
電人バンド
秘蔵
企画「イリュージョンさんと遊ぼう!」
ED


1月のネタバトルライブで一位だったため、秘蔵がMCだった。
初の黒帯MC。
緊張こそあまりしないが、不安はたんまりあった。そのせいか、不手際連発。
当日不手際①「衣装をなくす」
当日不手際②「間違ったチケット配布」
この不手際二つが、僕の小さなぬいぐるみでできたハート(ハツ)にストレスをかけてきた。②に関しては、MCなのに、開演前にステージに立ち、間違ったチケットを持ってる方はいないかを確認した。結局、どちらも解決。

OPや中MCは、ジャンゴ君とのやり取りの中で無事終えることができた。ジャンゴ君がマイクのスイッチを入れ忘れるなどの、初MCらしいミスも散見。お客さんも温かく非常にやりやすかった。ありがとうございました。

ネタはコント。去年のキングオブコント1回戦以来、初のコントだった。秘蔵はコントではいつも、でっかい鮭を使っていたが、今回は封印。「メンタリズム」というコントを披露した。やはり演技は難しい。これは今後のnoteで綴ろうと思う。

今回の黒帯において、僕が拝見させていただいた中で、僭越ながら印象に残ったのは、コロネケンさんのコント。内容は伏せるが、束田さんが崖を転げ落ちていくという三次元の描写を、二次元で表現する妙というか、逆説性というか、奇天烈さが面白すぎた。しかも、ジャンゴみたいな細々とした生物力のない人間が同じことをやっても痛々しく見えるだけだが、束田さんのような恰幅が気持ちのいい方があの転がり方をするとめちゃくちゃ笑える。これも、一つの「ニン」である。勉強させていただいた。(余談だが、だいぶ前にスペースアートスタジオで同じネタをやった際はひどく滑ったらしく、今回でその傷が癒えたらしい)

さて、問題は企画「イリュージョンさんと遊ぼう」である。
この企画は、ジャンゴ扮するイリュージョンさんと黒帯芸人で遊ぶ企画であり、イリュージョンさんの魔法は絶対かかってしまうというものであった。

遊び自体は三つ。
①「腕相撲で遊ぼう」
②「即興大喜利で遊ぼう」
③「あるなしクイズで遊ぼう」

全体的には楽しみながらできた。しかし、今回の企画には一つ、重大な問題点があった。それは、「イリュージョンさんのキャラがあまり定まっていない問題」であった。

そもそもイリュージョンさんとは、ジャンゴのインスタグラムの中で登場する一つのキャラであり、「この世に存在するもの/しないもの」を説明するだけの存在だった。つまり、イリュージョンさん自体の詳細なキャラクター設定は「存在しない」。

そうして、キャラ設定があいまいなまま壇上に上がったイリュージョンさんは後半あまりしゃべらなくなってしまった。これはまずい。途中から普通にジャンゴがしゃべっている時間があった。これはまずい。先輩方がイリュージョンさんにしゃべりかけたとき、無視していたことがあった。これはまずい。

イリュージョンさんは、「他人に魔法をかけるだけ」の存在だったため、魔法をかけた後は特にすることがない。本当に、ただ魔法をかけに来た変な恰好のお兄さんだった。
そんなイリュージョンさんの様子に焦った僕も、ヒトクダリが終わった後に、MCとしてその場を整理するわけでも、つっこむわけでも、次の流れに進ませるわけでもなく、とにかく大声を長時間出すだけというミスをした。ミスというか、衝動である。衝動というか、発作である。

先輩方にはたくさん助けていただいて、本当に感謝が尽きない。
びっくりすることに来月もMCなので、今月学んだことを生かしてより面白いライブにしたい。次は、大声を出して、一旦場を静かにさせるという力技を使ってみようかなと思っている。


ライブ後は、コロネケン束田さんとサシ飲み後、リングリンデまひろさんと合流。会話の刺激と酔いで、何も覚えていない。ただ最高だった。

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