MIS.Wを引退してから考えていること

昨年の12月にMIS.Wを引退して、晴れてOBとなりました。サークルを引退すると、日常の中に当たり前にあったものがなくなり、その部分がぽっかり穴があいている感覚に襲われます。これが自分にとってはかなり苦痛で、「自分にとってMIS.Wという場は非常に意味のあるものだった」ということを再確認させられます。

MIS.Wを引退したとはいえ、幹部としての引き継ぎはまだまだ終わらず、現役から度々要請を受け、引き継ぎきっていない部分に関して引き継ぎを行っています。いわゆる老害です。

さて、MIS.Wを引退してからは、これから何をしようかということについて、最近はぼちぼち考えています。サークルを引退すると、とたんに考えることが将来のことだけになってしまってつらいものですね。周りを見渡してみると、同期でも同様の状況に陥っているみたいです。鬱です…

嬉しいことに、インターンでお世話になった企業様の他、逆求人でお世話になった企業様など、幅広い分野の企業様から選考のお誘いがきています。ITバブルの今だからこそ、と言ってしまえばそれまでなのですが、情報系の学生にとっては、今は非常にありがたい時代です。ものづくりが好きな自分としては、どうやら研究に向いていないようなので、ほぼ就職するつもりで今年1年を過ごしていました。

ただ、いざ就職か進学か、という時期になってみて、自分が将来何をしたいのか考えたときに、今就職してしまうのは、少し時期尚早かなと思うようになりました。CSを専攻している身としては、まだまだ勉強不足ですし、TwitterのTLにいる皆さんや、インターンでお世話になったエンジニアの皆さんを見ていると、「このまま社会にでて、本当に自分は大丈夫なのか」と度々不安になります。

最近は、LinkedInで、様々な人のキャリアや学歴を見るのが楽しみになっています。様々な人の経歴を見ていく中で、やはりソフトウェアエンジニアとして活躍している人は、ほとんどが修士まで進学しているという印象を受けました。勿論、本当に優秀な人は、高校や大学を卒業して、素晴らしいキャリアを歩んでいます。しかし、やはり修士に進学し、学部以上の専門的な勉強をした上で、社会に出ている方が多いのが実情のようです。

特に、私のような凡人は、今の中途半端な状態で社会に出るより、もう少し腰を落ち着けて学問を修めた上で、社会に出る方が望ましいのではないのか、と思うようになりました。修士の学生や、修士まで進学した方に話を聞くと、人によって意見は分かれますが、ほとんどの人が修士に行ってよかったと言っていました。

実際、研究は非常につらそうですし、私もできることなら研究はやりたくないと思っています。(これは、自分の学生生活2年間を捧げたいという研究テーマに、未だに出会っていないからだと思います)ただ、それでも、修士2年間で経験できることは、社会に出る2年間とはまた違った価値を持っていると思っています。

進学 or 就職を決めるタイミングは、今年の3月下旬です。それまで、まだ2ヶ月ほどの猶予があります。もしかしたら、再び就職に鞍替えするかもしれません。未だに、進学と就職の、どちらが最適解なのかを決めかねています。この2ヶ月で、様々な要因を加味し、最終的な進路を決めていきたいなあと思っています。

人生、難しい。

コーヒーを恵んでください…