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映画『ハント』関連ネット記事

●2017.9.5 チェ・ミンシクXイ・ジョンジェ『南山』ランデブー無惨
チョン・ジウ監督と方向性の違いで製作&投資保留 同時に監督の縁で出演予定のチェ・ミンシク出演も無かった事に
イ・ジョンジェは『サバハ』撮影に入る


●2017.10.2 ハン・ジェリム監督イ・ジョンジェと手を組み『南山』演出
この時はイ・ジョンジェはまだ主演・製作予定


●2018.2.15 ハ・ジョンウ『南山』出演に肯定的
ハ・ジョンウが同事務所を退所したことにより出演は消えた模様

以上の話や監督をすることになった経緯を含めた
2022.6.3 イ・ジョンジェインタビュー
『南山』シナリオ版権購入をしていたので放棄することはできず自分でも脚本の手直しを始めた。製作後の質疑応答を考え普遍的なテーマ「(南北関係だけでなく)なぜ人は葛藤して対立するのか」「なぜ世界中で紛争が起きるのか」「対立させる人(物)は何なのか」
スパイ物は構造が細かく伏線も精巧で 登場人物のジレンマや魅力、、何度も諦めようとしたしハン・ジェリム監督が出来ないと両手を挙げたのも納得した。粘り強くパズルを合わせるように作業を続ける私の姿を見ていた製作会社『サナイピクチャーズ』ハン・ジェドク代表は「執念の勝利」と仰ってくださった




●2020.7.24 イ・ジョンジェ映画『ハント』で監督デデビュー


●202.8.21 映画『ハント』チョン・ウソン出演確定

●映画『ハント』共演者
この記事では
キム・ジョンド(チョン・ウソン)部下→チョン・ヘジン
パク・ピョンホ(イ・ジョンジェ)部下→チン・ソンギュ
となっていたが実際には
キム・ジョンド部下→ホ・ソンテ
パク・ビョンホ部下→チョン・ヘジン
となった








●『犯罪都市』『アシュラ』『新しき世界』『釜山行き』武術監督ホ・ミョンヘン監督 インタビュー

イ・ジョンジェ監督からは抽象的に「迫力」と言われたので登場人物達の後退しない信念を表現するために直進する動線と、目的性がはっきりとしたアクションを凄く描くことにした。チョン・ウソンとイ・ジョンジェが争うシーンではお互いに拳を避けず、打撃アクションに集中していた


◯イ・ジョンジェ監督(上記2022.6.3記事より)
観客が飽きないよう20分に1回アクションを入れたい そして銃を抜くまでは緊張感と説得力が重要だが銃を抜いたら短く簡潔にというコンセプトをホ・ミョンヘン武術監督に強く伝えたし アクション会議には普段呼ばない美術や小物・特殊効果チームにも参加してもらった



●2022.8.25 イ・モゲ撮影監督
アクション部分は心配なかったが諜報部分は少し心配だった。PDの薦めでジョン・ル・カレの小説を読んだ。この世界が表現できると良いなとおもった。『裏切りのサーカス』の様に撮ると演技呼吸もカットも長いが『ハント』はアクションシーンがあるので大丈夫だと思った

ワシントン部分は主役ふたりを紹介する大事な部分。韓国で撮影することになったが落ち葉がNYのようで良いと思った。CGチームのことを考え外国人や小物で背景を制限した

韓国を日本風に変えたが日本でないと疑われないように『非常宣言』で実在感が出ると感したズームレンズを多用した。

映画『ハント』より

ふたりの関係を象徴するために取調室の鏡とガラスを積極的に活用した。ふたりが重なって混乱して見えるようにした

過去部分はぼやけた感じで感情表現を優先した

俳優兼監督と始めて仕事をした。普段は撮影前に相談するのだがそれができないので事前に打ち合わせたり監督が早めに準備をして対応してくれたので問題なかった

パク・ピョンホが拷問を受ける部分はアクション俳優の都合が悪くイ・ジョンジェが直接演じた。1日中天井からぶら下がっていた。良いシーンを撮るための努力を惜しまない姿に感動した




●2022.8.4&14イ・ジョンジェ監督インタビュー
新人監督なので製作費が少なく説得する脚本にしなければならなかった。テーマ設定に時間がかかったし史実をどこまで表現できるか 加えて自身や共演者の俳優キャリアに傷がつくかもと悩んだ
昔興味深く見た『裏切りのサーカス』『寒い国から帰ったスパイ』を見直したり 煮詰まったら酒を飲みながら 或いはポン・ジュノ監督のようにカフェで書いたりもした

『イカゲーム』のお陰で多くの海外媒体にインタビューしてもらえた。50%は韓国映画に興味があって 20%はスパイ物に興味があったけれど 残り30
%は韓国現代史を全く理解できていないので深い話ができなかった。外国人が理解できないのなら韓国の10−20代も同じだと思って帰国の機内で修正を始めた。再撮影の時間はないので撮影した映像を見直して口が見えない部分を利用したりして台詞を修正した。1〜3日で全体的な編集を終了した。プロットが大きく変わったわけではないと内部からの声も上がったが1シーンでその後の流れが変わるので俳優たちに声の再録音をお願いしたし 多くのスタッフに難しいお願いを聞いてもらった。

原案『南山』脚本との相違点
◯パク・ピョンホ(イ・ジョンジェ)ワントップ→キム・ジョンド(チョン・ウソン)とのツートップに
◯パン・ジュギョン(チョン・ヘジン)出演部分
パク・ビョンホと殆ど顔を合わせない→ビョンホの感情表現のためにも出演部分を増やした
そんな人がキム・ジョンドにもいたらいいなと思ってチャン・チョルソン(ホ・ソンテ)の役を作った
◯チョ・ユジョン(コ・ユンジョン)はパク・ピョンホとベットを共にする関係→恋愛無しの関係

銃器関連のスタッフは『オペレーション・クロマイト』と同じだったが「戦争映画より弾丸を使った(10000発その内100発は狙撃弾)」と言われた


●2022.8.4 チョン・ウソンインタビュー
『南山』を購入して製作・出演する時に自分の出演も考えたようだが その時はキム・ジョンド以外にも考えなければならない役があったので パートナーとして応援する気だった

脚本を手直ししていく中で意見を交わすこともあった その中で「監督もしたらどうか」という話になった。本当にやると聞いた時(先に『保護者』監督をしていたので)「この人も苦労の道に入るんだな」と思った
キム・ジョンドをチョン・ウソンには安直すぎると思ったのか他俳優に打診もしたようだが断られたようで「本当に苦労の道に入ったな」と思った。23年間「共演はいつか」と聞かれる荷物も1つ降ろしたかったし一生懸命やる気で引き受けた


●2022.7.20 チョン・ヘジンインタビュー
『ハント』を引き受けたのはイ・ジョンジェ チョン・ウソンをこの目で見たいと切実に思ったからと冗談交じりに言ったけれど 高校生の時雑誌のイ・ジョンジェを見て「好きなタイプ」だと思ってしばらく好きだったしその写真も覚えている
実際に仕事をしてみて 人との関係を築く方法、スタッフに対する態度、仕事に対する情熱… 。何より二人とも本当に映画が好きなんだという感じを受ける時が多かった
「(自分の存在を知らないだろうに)なぜキャスティングしたのか」と直に聞いたときは濁されたけれど記者会見で「出演作を沢山見て様々なムードを消化できる柔軟で機知もある側面だと思ったので」と聞いたし本当に自分の作品を多く見てくれていたようだった



●2022.7.20 ホ・ソンテ インタビュー
撮影の時二人の間でメイクされながら夢なのかと毎回思いました。撮影の間もずっと胸が高鳴っていたし未だにイ・ジョンジェやチョン・ウソンの横に立っているのが過分なよう
チョン・ウソン先輩を始めスタッフが沢山配慮してくれた
役に集中しすぎて横に誰がいるかも気にせずライフルを撃った後でそれがチョン・ウソン先輩だと知った。従軍した人はわかると想うんですがM16の薬莢はとても熱いんです。それなのに演技の邪魔をしないよう何も言わず動かずにいてくれたんです。その撮影の後で「薬莢ちょっと熱いね」と一言おっしゃったのが申し訳なかった

イ・ジョンジェ監督からは非常に細かい演技指導を受けました。監督の頭の中にあるチャン・チョルソン像を完全に具象化するために15kg程度減量したほか、些細な話し方や歩き方まで気にしました。


●2023.8.31
イ・ジョンジェ来日記者会見
対話書き起こし


2023.8.31 イ・ジョンジェ来日舞台挨拶
対話書き起こし


●来日インタビュー

音声のみ




⚠以下カメオ出演者のインタビュー











●2023.8.10 キム・ナムギルインタビュー
イ・ジョンジェ監督は全てをスタッフに任せ本人は大きな山を見るようにコントロールする
自分の出演シーンは銃を撃ち無線を聞いて運転するだけだったが何の指示もなく任せてくれた

チョン・ウソン監督は任せてくれるようで「行こうとする方向はこちらだ」と頭の中にディテールがあるようでその意と合わない時に幽霊のように現れる。

演技呼吸を知っているので配慮してくれ自由に演技できた。人間性が演出にも出るようだ


●製作ハン・ジェドク代表
カメオ出演陣のスケジュールを合わせるのが大変だった。「忙しい俳優から殺していった」一番遅く死ぬ俳優がスケジュールに余裕があったのかと聞かれた代表は「そう」と答えた
チュ・ジフンがセリフ無し3秒
パク・ソンウン5秒
銃撃戦の後スパイ容疑で尋問を受けるパク・ソンウンとチョ・ウジンは他よりスケジュール的に余裕があったということ


●2022.8.4 チョン・ウソン
カメオ出演を引き受けてもらえてありがたかった
冗談でオーディション風景を撮ろうともした。
事前にバレないように「特別出演」ではなく「要員1」「要員2」表記にした。スケジュール的に忙しい役者から死んでもらったが一緒に集まって過去作品の話を分かち合ったり再会を喜んだりした


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