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こんにちは。
DOG SALON Mu✴︎Runa の さいとうなおこです。
昨日は愛犬Murua(ムーちゃん)の9歳の誕生日でしたので、
関係性について振り返っています。
(本人はそれよりゴージャスなご馳走を待っているかもしれません。笑)
ちなみに、#SNSでの10日間言語化連続チャレンジ に参加して
4日目となっています♪

「エネルギーを与えてくれる存在」
というお話をしましたが、
「病気と正面から向き合うこと。覚悟を決めること。」
というネガティブな面をも含んでいます。
これは私にネガティブという苦手なものを身をもって味合わせてくれ、
一緒に超えるよう自動的に体験させてくれたようです。

何が起きたかというと、
1つ目は4年か5年前に子宮蓄膿症を患いました。
子宮蓄膿症は、どの犬種にも起こり得る病気で、
避妊手術をしていない中高齢の雌犬によく見られますが、
発症年齢は非常に幅広く、若齢犬にも発症することがあります。
また出産経験がない、または最後の出産からしばらく間が空いている
雌犬にもよく見られる病気です。

子宮の中で細菌感染が起こり、子宮に膿が溜まってしまうのです。
朝方膿が出ているのを発見し、ぐったりと元気がなかったため、
すぐに病院へ行き、緊急で子宮を摘出。
もし発見ができなかったら、、遅かったら、いずれの場合も重症化すると
命に関わる危険性があります。
おそらく発見した時の私は、犬によく見られる病気の一つなので、
予測していたこともあり、落ち着いて病院へ預けていたと思います。
ただ、今まで動物を飼っていて、緊急で手術をするような病気は
この時初めてでした。(みんな大病することはなく老衰で亡くなりました😢)
よく起きる病気なので、この避妊や男の子だと去勢を病院では勧められます。
避妊手術することのメリットはあるのに、
デメリットやリスクはあまり聞かない。。。
きっとあるだろうと思って手術することをやめていたのですが、
まさかうちの子が!という感じでした。


2つ目は3年半前のことです。
その時は私は実家から離れて暮らしていたため、
家族から連絡がありました。
嘔吐とひどい下血、低体温によりぐったりしたまま動かないとのことで、
病院に連れて行ってもらい点滴後、数値が戻ってきたので一旦実家に戻り、
その時わかったのは、脾臓にしこりがあるということでした。
仕事後、真っ先に実家に戻ったのですが、その戻る電車の中で、
その時の状態や症状からどんな可能性があるのかを調べているうちに、
この先の不安や後悔にじわじわ・・・と襲われていたのを体で覚えています。
最悪の場合を頭の中でシミュレーションしていました。
(今思うとあれこれ考えすぎでした。ネットの情報に惑わされることもおこりました)

「もっと会いに行けたのではないか」
「もっと家族と一緒にいろんなところへ連れて行ってあげたらよかった」
そんな声も内側で上がってきました。

家に帰ると
尻尾を振ってオーバーに嬉しそうな声をあげてお迎えに来るまではできませんが、
それでも苦しいや痛みの中でぐったりしていた状態から、
立ち上がって小さな「おかえり」と声を上げてくれる姿に、
それまでの心配や不安、恐れを受け止めてくれているように感じ涙が溢れてきました。
それをじっと見つめる視線から、
自分が大変な時にも飼い主の心配をしている様子が伺えました。

その後は2次診療へ。
脾臓のしこりは腫瘍で全摘出をし、
そこでも手術のリスクを考えると覚悟は必要だった訳ですが、
緊急でオペを終え、毎日仕事後にお見舞いに行くということをしていました。
家族でお見舞いに行く訳ですが、私が来る方が、
ムーちゃんのテンションが高いと家族には焼かれましたが、笑
元気な姿を見れて安心しました。


この犬の回復力と生命力には本当に驚くものがあります。
面会して抱っこをしてあげるとピトッと体に寄り添い預けたまま
寝てしまうこともありました。
腫瘍の検査結果は、奇跡なことに‘良性’で、癌ではないことがわかりました。
(あの時支えてくださった仲間の皆様、お客さま、
本当にありがとうございました!!)

ここで学んだことは、
生死を目の前にした時、人は「後悔」をする生き物かもしれません。
そして、
生死を目の前にしてもなお、犬は「今」を精一杯生きる。
そして全力で無条件に飼い主への「愛」を体験させてくれます。

この出来事から、
なにがあれば人は"後悔"がなくなるのか。
どんな生き方をすれば、無条件の愛を
お互いに感じて生きていけるのか。
を考え、私の生き方や在り方、
お店で大切にしたい事を大切にできる方法があるのかを考えるきっかけになったようです。


ムーちゃんなしでは
今の私もお店もなかったと思うほど
【大きな存在】となっています^ ^
最後までお読みいただきありがとうございました😊

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