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軟式野球部①

昨日を持って緊急事態宣言が解除されました。
しかしライブの再開はまだまだ先の話になりそうです。ただ、幸か不幸かまだまだ先の話、ということは僕が芸人を続けている限りは絶対にライブができる時は来るということです。

今回の卑劣病原菌の影響で甲子園が中止になるというニュースが飛び込んで来ました。

高校3年生にとっては最後の夏がこんな形で終わってしまうのはいくら漫才のネタで高校球児が負けて泣いてるのは明日から遊べる、髪をツーブロックにできる喜びからくる嬉し涙だというネタを作った僕でも流石に可哀想だと思ったし、残念だと思ったし、なんとかしてあげて欲しいと思いました。

なぜなら

僕も高校時代は一応野球部だったんです。
今日はその時の話をしたいと思います。

僕は高校入学時の部活選びで2つの選択に悩まされてました。軟式野球部に入るか、硬式野球部に入るかです。前回のnoteでも書いたように野球はめちゃくちゃ好きだし、中学時代は1年生からレギュラー(監督と先輩に溺愛されてたため)だったので、野球をやらない選択肢はなかったのですが、硬式か軟式どっちにしようかで悩みました。
25分くらい悩んで軟式野球部に入ることを決めました。理由は簡単

硬式野球部は球が当たったら痛いし、休みがないからです。
軟式野球部は球が当たってもそんなに痛くないし、週2で休みがあるからです。
この条件で軟式野球部に入らない理由がない。
1つあるとすればチア部から見向きもされないくらいです。
ビビりな怠け者にははなっから甲子園への出場権は剥奪されていたのです。

25分の苦悩の末軟式野球部に入部し早速練習に参加したわけですが、想像通り血と汗と涙の対義語みたいな部活でした。

ちょっとだけメンバーを紹介します。

巨人の坂本と全く同じ格好した先輩

イチロー と同じ野球への向き合い方をしてると自称し外付けハードディスクに番組を録画しなきゃいけないと言って部活を休んだ先輩

元々サッカー部で自分のところに飛んできた打球を足でトラップした同級生

セブンスター愛煙してんのかってくらい歯が黒い女子マネージャー

顔がほぼ王貞治の先輩

一部のメンバーを抜粋させていただきました。
1つ忠告しますと、ここから彼らがROOKIESのような漫画の個性派集団的な化け方は一切しません。
喧嘩やトラブルもあったし、エースが怪我するとか4番の退部とかもありましたが全部なんのドラマもなく終わります。

喧嘩した奴はふわっと仲直りしてるし、エースは怪我したまま終わるし、4番は誰も引き止めることなく普通に辞めます。
コールド負けしても悔しさをバネに練習するわけでもなく、何時間か後にはカラオケで3代目Jsoul Brothersかぶれみたいな歌い方して帰るだけでした。

目次だけ充実しててそこにドラマは一切なかったんです。まぁ現実はそんなもんか。

次回も軟式野球部について書こうと思います。
ただ、そこにドラマは一切ございません。

最後に、僕が3年時の最後の夏の大会負けた後、球場から家まで立ち漕ぎで帰りました。

最後まで読んでくださり誠にありがとうございました。




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