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【全文無料】2エネで大ダメージ!ちょくれつクワガノンデッキ考察

みなさんこんにちは。
Mu(@chanmuro_main)です。

今回は6/18に発表された『デンヂムシ〔へいれつにならぶ〕』が『クワガノン〔ちょくれつキャノン〕』と相性が良さそうだと感じたので、この2枚を採用したデッキの構築記事を書きたいと思います。

まだ未発表の新規カードもたくさん有りますので、さらに相性のいいカードが出るかもしれませんが、生温い目で見守っていただければと思います。

それでは本文へ。

※本記事では以下のように分類しております。

『○○』・・・カード名
【○○】・・・テーマ、デッキの種類
《○○》・・・特性
〔○○〕・・・わざ
「○○」・・・その他

○『デンヂムシ〔へいれつにならぶ〕』による恩恵

まずは新しく発表された『デンヂムシ』を詳しく見てみましょう。

ミラージュステップを思い出します

わざ〔へいれつにならぶ〕により『アゴジムシ』から進化させることなく盤面に『デンヂムシ』を用意することができるようになりました。

最初は同時に発表された『クワガノン』しか見ていなかったので、

『デンヂムシ』並べてどうするんや?『クワガノン』のエネ要求きつすぎる〜

ぐらいにしか思ってたのですが、Xでの『クワガノン〔ちょくれつキャノン〕』のポストを見て考えが180度変わりました。

新弾のクワガノン


相性がいいクワガノン

『デンヂムシ』が2体ならべば280打点、3体ならべば360打点が出せるので、ほとんどのポケモンを一回の攻撃で倒すことが可能です。

本来なら、『アゴジムシ』から進化させる必要があり、『デンヂムシ』を複数体並べるための要求値がかなり高かかったのですが、今回の新規カードで盤面の形成がぐっと楽になりました。

○目指す盤面

序盤は、先攻・後攻どちらも2ターン目に、『デンヂムシ』が〔へいれつにならぶ〕を使用できる盤面を目指します。

3ターン目以降は、可能な限り『デンヂムシ』を盤面に残したいので、『アゴジムシ』から『ふしぎなアメ』を使用して『クワガノン』を用意します。

『アゴジムシ』からの進化が難しい場合は、打点が下がりますが、『デンヂムシ』から進化させても構いません。また、トラッシュに『デンヂムシ』がいる場合は、それを回収して『アゴジムシ』を進化させる選択肢もとれます。

試合が進むにつれ、『デンヂムシ』が減り、『クワガノン』の打点が下がりやすいため、リソースをしっかりと循環させ、『クワガノン』が常に280〜360打点を出せる状況を目指します。

○デッキとしての課題

デッキとして回す際にいくつか課題があります。

①立ち上がりが遅い
②ベンチがカツカツで余裕がない
③エネルギーの用意
④手札補充
⑤ベンチ狙撃に弱い

それぞれ詳しく書いていきます。

①立ち上がりが遅い

先程説明したように、2ターン目に『デンヂムシ』が技を使用する必要がありますので、『クワガノン』が技を使用し始めるのが最速で3ターン目になります。
そのため、1.2ターン目にサイド差を大きくつけられてしまうと、逆転が難しくなります。

それを解消するためには、1ターン目に別のアタッカーでサイドを取りにいくか、『セイジ』を使用して後攻1ターン目から『デンヂムシ』でわざを使用する必要があります。

別のアタッカーを用意する場合は、エネルギー供給について工夫が必要となりますし、『セイジ』を使用する場合は、かなり構築をそのプレイに寄せなければいけないので、歪みが生じる可能性が高いです。

その他には、『クレッフィ』、『ミミッキュ』、『ハバタクカミ』等で相手を遅らせつつ、こちらは準備を整えるという選択肢もあります。

②ベンチがカツカツで余裕がない

ベンチに『デンヂムシ』を2〜3体、次の進化用に『アゴジムシ』を1〜2体、それらを守るための『マナフィ』、場合によっては『ジラーチ』を置かなければいけませんので、ベンチに余裕がありません。

解消するためには、『ゼロの大空洞』でベンチを広げる、または、リソース管理をしっかりと行い、盤面に必要な『クワガノン』ラインを残すということが考えられます。

『ゼロの大空洞』を使用する場合は、同時にテラスタルポケモンを採用しなければいけませんので、デッキの枠が減ります。
また、『ゼロの大空洞』を剥がされた場合やテラスタルポケモンを倒された場合に盤面がひどいことになる可能性があるので、こちらの場合でもリソース管理はしっかりと行う必要があります。

いちばん避けたいのは、バトル場にテラスタルポケモンを呼び出された状況で『ゼロの大空洞』を剥がされるプレイですので、こちらのプランを採用する場合は気をつけましょう。

③エネルギーの用意

『クワガノン』が技を使用するには『基本雷エネルギー』が2つ必要です。技を使用するという観点から見ると少ない方ですが、『クワガノン』自体が倒されやすいため、毎ターン、エネルギーを用意する必要があります。

1枚は手貼りできますが、もう1枚を用意するための工夫が必要となります。候補としては、『学習装置』や『エレキジェネレーター』、『エネルギーシール』、同じ弾で収録される『アカマツ』などが考えられます。

『エレキジェネレーター』を採用する場合は、『基本雷エネルギー』もそれなりの枚数採用しなければ当たる確率が低いです。
『基本雷エネルギー』の枚数を増やすとなると、デッキの枠も減り、少ないエネルギーで技を使用できるというメリットも薄くなります。
確率は二分の一ではありますが、『エネルギーシール』の方がデッキ枠は取らずに済みます。

『学習装置』については、安定してエネルギーを用意できる点が優秀ですが、『ロストスイーパー』や『ジャミングタワー』などの環境で採用されているメタカードが刺さりやすいです。

『アカマツ』については、2種類のエネルギーを採用しなければならず、エネルギーが雷だけの採用で済むことから、構築に歪みが生じます。
また、サポート権を使用してしまう点も痛いです。1、2ターンだけならまだしも、毎ターン『アカマツ』を使用することを考えると、現実的ではないと思います。

④手札補充

『クワガノン』ラインでサイドを取るシステムは完結していますが、中盤以降の手札干渉後に手札を補充するカードが必要となります。
これらのポケモンを置くこともベンチ圧迫につながってしまいますが、多少圧迫してでも置いた方が良いです。
ベンチに置いておけば、しっかりと役割がありますし、相手がこれらのポケモンを狙う場合は、技を使用できる『クワガノン』が次のターンも生き残るためです。

候補としては『ビーダル』、『キチキギスex』、『かがやくゲッコウガ』などが考えられます。

『ビーダル』は、進化させる必要がありますので一度倒されると再び準備する点が大変です。また、構築にもよりますが、手札の消費が激しいデッキとい
うわけでもないので、毎ターンしっかり手札を補充できるかは怪しいです。

『キチキギスex』は、『クワガノン』が倒された次のターンに安定して手札を補充することができ、倒されても復帰が容易です。

ただし、倒されるとサイドを2枚取られてしまうため、非エクで構成しているこのデッキの、サイドを1枚しか取られないというメリットを無くしてしまい、終盤の負け筋とるなる可能性があります。

先程も書きましたが、『キチキギスex』を狙われても『クワガノン』が残りますので、手札を干渉されたとしても次のわざの使用が保証されていますので、上記の点を差し置いてでも採用する価値があると個人的には思います。

『かがやくゲッコウガ』は、手札にエネルギーを用意しなければいけない点を考えると上記のカードよりも優先度は下がると考えられます。
しかしながら、特性と『エネルギーシール』の相性がよいので、運が良ければ後攻1ターン目から別のアタッカーで技の使用が可能となる点はよいです。

また、『基本水エネルギー』を採用すれば、『アカマツ』が使いやすくなったり、〔げっこうしゅりけん〕を狙うことも可能となり、構築の幅が広がります。

⑤ベンチ複数狙撃に弱い

ベンチにHP80の『デンヂムシ』やHP70の『アゴジムシ』を置いて置かなければいけないので、必然的に〔げっこうしゅりけん〕や〔ぶんしんれんだ〕に弱くなりますので、対策として『マナフィ』等を置かなければなりません。

分布次第ではありますが、その他にも【レジドラゴ】の〔トライフロスト〕や、【ロスト軸デッキ】の〔ロストマイン〕等にも対策が必要となります。

『キャンセルコロン』を絡めたベンチ複数狙撃にはめっぽう弱く、『マナフィ』を2体置くか、取られたサイド分取り返すしか方法がありません。

低HPポケモンを並べるデッキの宿命とも言えますが、構築する上で何かしらの対策は必須となります。

○アタッカーの候補

上記で挙げた課題の解消するために、別のアタッカーを採用するという方法があります。
採用が検討できるサブアタッカーを書いていきます。

●『ライコウV』

2エネで技が使えて、山札を引く特性まで持っています。逃げるためのエネルギーが1であり、自身が「ポケモンV」であることから、VSTARパワーを使用しないこのデッキでは『森の封印石』を使用することが可能となります。

デメリットとしては、倒された際にサイドを2枚取られてしまうことが挙げられます。

●『レントラー《みなぎるせんこう》』

序盤遅れを取りやすいカウンター気質なデッキタイプですので、『リバーサルエネルギー』と相性がよく、《みなぎるせんこう》で出した『レントラー』につけることでそのまま技の使用につなげることができます。

しかし、2ターン目は『デンヂムシ』で〔へいれつにならぶ〕を使用したいので、序盤よりは中盤以降に使用したいポケモンとなります。
デッキがしっかりと回っていれば、カウンター状態を抜けていることが多いので、使用できる状況は極めて限られているとも言えます。

●『エレキッド』

エネルギーなしですきな場所に30ダメージを与えられる点や逃げるためのエネルギーが0なのはとても優秀です。
280打点の『クワガノン』に30を足してやると、310のHPラインまでは倒すことが可能となりますし、『マナフィ』が置かれていない限りはベンチに下げられても倒すことができます。

しかしHPが30と極めて低く、〔ロストマイン〕等にめっぽう弱くなってしまう点が気になります。

●『レントラー《しゅんぱつりょく》』

後攻においても1エネで50与えつつ好きなトレーナーズを2枚加えることができる点は極めて優秀です。
相手が『クワガノン』ラインを消したい場合はベンチを呼ぶ必要がありますし、持ってきたトレーナーズを手札から流したい場合は、『ナンジャモ』等を要求することとなります。

デメリットとしてはやはり出すのが難しいことです。『レントラー』ラインを採用していない場合は、《しゅんぱつりょく》を使用することでしか出すことができず、準備で出せなかった場合はデッキにに不要なカードが増えます。

出せた場合のメリットと出せなかった場合のデメリットを天秤にかけて判断する必要があります。

●『ゼラオラ〔バトルクロー〕』

1エネで打点が30、進化ポケモンなら打点が60ということで、『クワガノン』の打点が280しか出ない場合でも、合わせると310、340のHPラインまで倒すことが可能となります。

また逃げるためのエネルギーも0であり後攻1ターン目や終盤のアタッカーとしても優秀であると考えられます。

デメリットとしては、単体でサイドを取れる性能ではないことが挙げられます。3エネつけても80打点と貧弱である点は気になります。

○構築案

ここまで長々と考えたことを書きなぐりましたので、ここからは構築案をいくつか紹介したいと思います。

◯エレキッド・ゼラオラ採用型

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◯レントラー《みなぎるせんこう》採用型

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◯ゼロの大空洞採用型

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◯エヴォリューション採用型

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◯エレキジェネレーター採用型

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◯エネルギーシール採用型

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◯レントラー《しゅんぱつりょく》採用型

VbF5kk-jQ31Np-kfbVdf

◯スイレンのお世話採用型

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◯ヨノワール採用型

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◯セイジ採用型

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◯おわりに


 簡単ではありますが、新弾で出る『デンヂムシ』を採用した【クワガノン】についてまとめさせていただきました。

 あくまで現段階での構築案であり、これが完成形だとは全く考えておりません。これから研究され、よりよい構築がたくさん出てくると思いますので、誰かのアイデアのきっかけになれば幸いです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた次の記事で。

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