文章的に潔癖なんだが

A型だからか、ものを書くのが好きであるからか、よくわからないが自分が文章や文字において潔癖である自覚がめちゃくちゃある。みなさまの中にもそのような方がいるのではなかろうか。ないか。

例えば、片仮名の「ニ」を漢数字の「二」で書いてしまっているのなんかもうダメだ。ウッてなる。「ウ二」みたいな、なんだその中国ナイズドな感じ。長音「ー」がダッシュ「―」に置き換わっているのも相当キツい。そもそもダッシュは二文字一セット「――」で使うのが一般的で、とかなんとかじゃなく感覚として無理。
私は携帯の文字フォントに「LIM明朝」を使っており、一般的な丸っこいフォントよりずっと違いが出やすいためさらに敏感となる。首を絞めるな。

(こちらがLIM明朝。フォントをダウンロードせずとも、デフォルトで選べる機能が好きで、KYOCERA機種をずっと使っている)

小説を書くのも好きだが、こちらにおいてもド潔癖なので、ひとつの文章に同じ言葉をふたつ以上入れることができない。「彼女の手が俺の手を握った」これマジで嫌でぜったい書き直す。いや、例えが悪文すぎたか……。
たまに見かける、左から右に読む縦書きなんか論外だし、ひとつの冊子に縦書きと横書きが共存していて、結局これどっちが表紙なんだよ!となるのも気が散る。めんどくさい人間の自覚はある。

そして極めつけに文章の中の空白の改行をあまりよしとしていない。ブログとかネット小説とかに完全に向いていない。これまで書いてきた記事の空白も、下唇を噛みながらエンターをタップしている。noteやめろー!使い方もろくにわかってねえくせに!

叩けば埃はまだまだ出る。書いているときに気が散るので、予測変換は一切使わない。ものを書く趣味の友達数人に、「予測変換って切るよな?」と訪ねたが、だ~れも首を縦に振らなかった。これに関しては私が特異なわけでなく母数が低いからであろう。おそらく。

変換の候補に絵文字が上がってくる仕様も腹立たしい。「唇」の第二候補がキスマークの絵文字とはなんだ。これを目にしてしまってはせっかく筆の乗っていたエロ小説も途端に不感症と陥る。せめてパートナーと情事に及ぶときくらいはこんなことで萎えないようにしたい(いるかどうかは問題ではない)。

ざっと挙げてみたがいかがだっただろうか。いかがとか以前に、もしかしたらひとつの共感も得れなかったかもしれないが……。

……あ、三点リーダ(…)も偶数個使用。これ、大事。