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Vol.116|発明のはなし|あたらしいことに取り組むのが好きです

みなさん、こんにちは!
声のメルマガおたのしみいただいていますでしょうか。

『まぁまぁマガジン』23号の感想も
みなさまから続々届いていまして、
胸いっぱいにして、
読ませていただいています。
みなさま、ありがとうございます!

読者はがきは……いろいろな場所でお伝えしていますが、
本当に本当に、
編集者への最大最高のギフト、励まし、勇気のおおもとなんです。

24歳で、編集者になった時から、
読者はがきが大好きでした。

(最初に勤めた雑誌編集部では、
新人あるあるかもしれないけれど、
読者のページ担当にさせていただいて、
いつも、読者はがき…その編集部の雑誌は、
雑誌の中のある1ページが、読者はがき的なページになっていて、
そのページを切り抜いて、内側に手紙が書けるようになっていて、
折って、ノリで貼って、
外側が、封筒になるつくりでした…
そのお手紙を食い入るように読んだものでした)

マーマーマガジンを創刊して、
最初の手紙は、神宮前の表参道ヒルズの裏通りにあった
ちいさなアパートの編集部のポストに入っていました。
いやあ、本当に本当にうれしかったです。

古い木造の階段を上がると編集部だったのですが、
ポストから取り出して、
その場でうれしくて読んでいました。

(今もその建物はあるのですが、
木造ではなくて、イマドキな建物に
建て替えられています)

……と!
思い出話となってしまいましたが、
マーマーマガジン編集部としては、
何回目の引越しなのか。

最初、南青山にあって、神宮前の木造アパート、
「村」と呼ばれていた、神宮村(東郷神社の裏)、その後、
裏原宿のマンションに移り、2015年春に移住。

美濃でも、その時々で、場所を変わり、
今回、春分の時に体制を変えたのに伴って、
引越しとあいなりました。

「よく引っ越すねー」と言われるんですが、
確かに引越したいへんだけれど、
モノは片付きますよね。
今回も、ものすごくすっきりして、
ミニマルになって、とてもあたらしい気持ちになりました!

秋分前から今週にかけてずっと引っ越しをしていまして、
(まだ少し残っているのですが)
今週、ご連絡がつきづらかったり、
お返事が遅くなっている方も多いのですが
どうぞお許しください!
少しずつ、お返事してまいりますね。

いつもフレッシュでいたいのは、
雑誌のコンテンツ、編集部の場所、
何より自分自身なわけですが、
今回の声のメルマガでお話したように、
いつも、何か、発明を、という気持ちがあります。

創業100年というような
歴史ある編集部とか、
何十年も続いている何十万部も発行している雑誌とか、
ある種、コンサバなかたちが気持ちいいというか、
保守の強さ、魅力があるように思うのですが、
マーマーマガジンのような
創刊12年の若くてちいさい、あたらしい雑誌は、
何か、実験の場というか、
いろいろ試す場かなというふうに思っています。

もちろん、すでに社会的に活躍しているかたをご紹介したり、
スタッフとして起用させていただくこともあるのですが
本当は、あたらしい才能、あたらしい表現のかたの
最初の活躍の場になったらいいですよね。

同時に、編集的な側面での誌面づくりでも、
何かしらの発明を……というと
めちゃめちゃ大げさなんですが、
ちいさい発明と言ったらいいかな、
そういったことをこころがけています。

さらには、
これからも「雑誌」なのか。「本」って何なのか。ということも
編集者の方なら誰もが考えていることだと思います。

紙の媒体はなくならないと思います。
でも、主に速さ、ということ、
物質の重さがないという点では、
ネットやメールは強いなと思います。
SNSも、本当に使い方次第ですよね。

そうして、折しも、春からの疾病騒動です。

社会的な混乱、大混乱の時期というのは、
発明や、工夫、あたらしいイノベーションの大チャンス。
(春に外出を控えるようにというアナウンスがあった頃、
若い世代……特に、
小学生くらいの年齢の子が、
この時期に「天才性」を育んでいるだろうなというのを
すごく感じていました)

わたし、思うんですが、
以前の社会システム、これまでのやりかた、
さらにいうと、マドモアゼル・愛先生も動画でおっしゃっていましたが、
「物質」にこだわりや執着をもつと
これから大変になるのかなと思うんですね。

もちろん、たいせつにしていきたいものはたくさんあります。

みずみずしい気持ち。
湧き上がり続ける情熱。
尊い、うつくしい思い。

物質にしても「本物」はなくならないと思います。
芸術はますます人々に必要とされると思う。

ただ、何か、やり方の変更だったり、
システムを柔軟に変えることだったりは
どんどん必要かなと思っているんです。

で!
マーマーマガジンも、
インスタグラムはもちろんですが、
2017年から声のメルマガというメルマガを音声で配信するという試みを続けたり、
今年からはYouTubeもスタートしました。

さらに、
岐阜・美濃にあります
マーマーマガジンのセレクトショップ
「エムエム・ブックスみの」での展示を
どうしようかということになりました。

何かあたらしい試みをしたいね、と、話し合いを続けました。

「感染症対策をしてオープンする」という方向性も
すごくいいと思うのですが、
これを機に、何か、おもしろい試みができないか、と
思ったのです。

もともと美濃は、
交通の便もそれほどよくありませんし、
今回のような世界の状況は
逆に、チャンスだったりもするのです。

こういった、「発明」をしていこうということに
すごく影響を受けたのは、
プリミ恥部さん(まぁまぁマガジン23号で特集)の存在も
大きいです。

プリミ恥部さんの
宇宙マッサージの募集って、
Twitterで、

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