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分裂するブラック・ミュージック

2023年10月5日(木)

出演

委細昌嗣(サウンド)
究極Q太郎(朗読)
タケダヒロユキ(アフリカン・パーカッション)
山田有浩(身体)

時間
19:00開場 19:30開演

料金 2500円(1ドリンク別)

場所 ムリウイ

予約
出演者へのDM / mbvyamada69@69hotmail.com

Resistance(抵抗)とRejoice(歓喜)というものがブラック・ミュージックの血の中に濃厚に流れている。時に熱く、時にクールに、時にビターに、時にスイートに。
日増しに抑圧的で閉塞的になっている時代の空気の中で、ブラック・ミュージックに触発されつつそれを分裂、切断、増殖させながら、いかに踊り、音を鳴らし、声を出すのかーー。

さまざまなブラック・ミュージックの録音がその場で脱構築される場に、シリーズ第一弾として、アナキストの詩人・朗読者と、アフリカン・パーカッショニストを迎え、そこに身体が投げ出される。

【イベントページ】



【プロフィール】

委細昌嗣 (音楽)

菊地成孔主宰「新音楽制作工房」所属。ギターを菊地晃氏、ポピュラー音楽理論を菊地成孔 氏、クラシックギターを原善伸氏の各氏に師事。映像や映画音楽の制作に携る。2015年1stアルバムをリリース。フランスの現代音楽作曲家 Brunhild Ferrari氏から推薦コメントが寄せられる。現代音楽家 Luc Ferrari氏の国際コンクール プレスク・リヤン賞2013 最終選考ノミネート。フランス パリのインディーズレーベル Tsuku Boshiより EPを2枚リリース。フランスのアート団体Les Soirees Dessinees と共にパリのオルセー美術館やルクセンブルク美術館でのパフォーマンス等、音楽を超えた独自の表現を確立している。

究極Q太郎 (朗読)

1967年。埼玉県出身。詩人、朗読者。私家版詩集に『蜻蛉(あきづ)の散歩~散歩依存症~』(’18)『にしこく挽歌』(’23)。地域で生活する重度障がい者(身体、知的、視覚、難病…)の介護を30年以上に渡りしている。『現代思想 特集=身体障害者』(’98年2月号/青土社)の編集に参加。

また、だめ連(レールを敷かれたような生き方とは別の生のありかたを模索する集団。’90年代前半、神長恒一、故ペペ長谷川により始まる。本に『だめ連宣言』(作品社/’99)、『働かないで生きるには』(筑摩書房/’00)等)の多岐にわたる活動に参加。’98年、そのたまり場的なスペースとなる「あかね」の立ち上げに参加。周囲の介護利用者、介護者、また、二年前までスタッフをしていたあかねの利用者(「客」ではない)、以前だめ連の界隈にいた時「電話ネットワーク」の中心的存在で、現在福島市に拠点を移し、小説を書いているジョニー渡辺と彼の福島市の知人達を同人に不定期文芸同人誌『甦rebirth 福島文芸復興』を発行。『アナキズム』紙に海外ニュースを連載中。『ユリイカ 特集=小田久郎と現代詩の時代』(’23年8月号/青土社)に『詩は無力か?』を寄稿。連絡:gumicho331@gmail.com

タケダヒロユキ (パーカッション演奏)

90年に西アフリカの太鼓ジェンベに出会い、その魅力に取り憑かれる。以来、日本、セネガル、マリ、米国でアフリカンドラムを学ぶ。その後、ダンサー武田マリと共に、ダンス&ドラムグループ「アフリカングルーヴ(アフグル)」を立ち上げ、太鼓の生演奏で踊るダンスクラスを中心に、ドラムクラスやリズムワークショップ、パフォーマンス等を行ってきた。最近は、他ジャンルのアーティストとも積極的に交流し、音楽はもちろん、コミュニケーションやヒーリングにも繋がる様々なアフリカンドラムの可能性を体現すべく、活動を行っている。

山田有浩 (ダンス)

作曲や即興演奏活動を経て、2011年より踊りはじめる。室伏鴻、岩名雅記のもとで舞踏を学ぶ。ソロ作に『重力の水面』(2022)、『螺旋歌』(2018)、『〈孤絶-角〉』(2015)など。室伏鴻や芥正彦ホモフィクタス、DanceMedium等の作品や国内外のダンス・フェスティバルにも出演。無音・無照明の即興独舞シリーズ、川原や海岸での不定期公演、他ジャンルとの共演も行っており、大出早池峰神楽(岩手県遠野市)の舞手でもある。文芸誌に寄稿多数。共著に『シ、ミ、ル共振ipyrima』(2016、ART SPACE出版)等。修験道、沢登り、重度訪問介護なども行う。