召喚獣

皆さん、こんにちは
むらぞうです
11/16(土)深夜3時から11/17(日)10時過ぎまでMCSという海外の大会に参加してきました

煮詰めていた構築がそれなりに形になってきたので大会を振り返ると共にブログに残そうと思います
ブログは新鮮さが命、アウトプットすることで自分自身のさらなる成長にも繋がるので、良かったら最後までお付き合いください

1. MCS成績

予選 7-0
C~H Aby_ruler 狩場BF○×○
K_Rice 招来召喚獣 ○×○
Minato 墓所召喚獣 ○○
EmAyy 狩場BF ○○
Joe Torres 招来召喚獣 ○○
Chris. 墓所霊獣 ○○
DennisEG 招来召喚獣 ×○○

決勝T 
TOP32:CDmonkeyboy44 代償堕天使 ○○
TOP16:ジェシー 招来エレメント召喚獣 ○○
TOP8:Chris. 墓所霊獣 ○××

結果 ベスト8(マッチ9-1、トータル19-5)

参加者135人の中堂々の予選1位通過!!
やはり負け越しがないというのは気持ちがいい
この時点でかなり手応えを感じていました

特筆すべきは全体において1戦目を9/10で制していること
デッキそのものが強かったことが伺えます
加えて事前の環境読みが見事にマッチして、メイン、サイド含めて柔軟に入れ換え、非常に素晴らしい働きをしてくれました

◼️その環境読みとはなにか?
→新パック実装後初めてのMCSだったのでまずはブラックフェザーが多い読みでした
続いて現環境で最も結果を残しているといっても過言ではない召喚獣
そして海外勢はまだまだ堕天使を好んでいる傾向があったので堕天使
上記の3つのデッキが中心になると読んでいました

現環境のTier1リストを作るのであれば上記の3つのデッキ+精霊獣だと個人的には考えています
しかし精霊獣は非常にプレイングが難しく、しっかりと扱える人が少ないことから、強くても大会ではなかなか姿を見せないのでは?と考え、そこまで意識しませんでした

そんな精霊獣を学びたいって人はキングヘイローってオタクのブログを読むといいらしい

◼️実際の大会参加者によるデッキ分布はこちら
・BF 42
・召喚獣 35
・堕天使 24
・精霊獣 7
・天岩戸 7
・水晶機巧 4
・その他 10

環境読み見事に的中!!
ブラックフェザー、召喚獣、堕天使の3つが全体の約7割を占める展開に
これらを意識したメイン、サイド構築だったので比較的戦いやすい試合が数多くありました
苦しかったマッチアップはこれといってなかったくらい上手く事が進みました

それではどんな構築で大会に臨んだのか?
続けて見ていきましょう!

2. 使用デッキ

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使用デッキは召喚獣です!

これを選んだ理由は、柔軟性が高くあらゆるテーマと戦える点、自由枠が多くてメインとサイドの入れ換えが容易な点、安定した動きを持っていてイージーウィンが生まれる点等からです

メインとサイドを上手く合わせてブラックフェザー、召喚獣、堕天使と渡り合えました
ブラックフェザーに2回、召喚獣に5回、堕天使に1回当たったがマッチ全勝
どのようなサイドチェンジを行ったのか、後で詳しく書いていこうと思います

まずはメイン採用カードの説明から

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◼️召喚師アレイスター
→召喚獣デッキにおいて3枚必須の主役カード
スキルもこのカードのためにある
召喚魔術をサーチし、頼もしすぎる仲間を連れてくる役目を担っている
勝ち筋はほとんどこのカードから生まれるものであり、アレイスターを引けるかどうかで勝率が大きく変わる
逆にアレイスターを引けなかった場合負けることが多い
セットすることでゴブリン、カエルなどに装うことも出来て、相手に選択を迫れるケースもある
アレイスター大好き!

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◼️召喚魔術
→アレイスターからサーチできる融合魔法
アレイスター同様このカードなくして召喚獣に勝機はほぼないと言ってもよい
召喚獣モンスターを出す際は自分、相手どちらの墓地から除外でも融合できる
これが非常に強力
ゴブリン、アレイスターでブラックローズドラゴンを特殊召喚して場を一掃し、墓地除外からのメガラニカワンキルは相手に恐怖を与える
アレイスター回収も優秀
それを防ぐためにコズサイで飛ばされることも多々ある
そんなこともあるから2枚採用
たまに1枚採用の人がいるが、これを除外されると途端に召喚獣のギミックが死んでしまうため2枚安定
唯一のデメリットは2枚とも素引きした場合のみ
これをしてしまうと負けてしまうことが多いが、確率的に3%なので割り切り

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◼️ペンギン・ナイトメア
→相手のフィールドカードを1枚対象にとって手札に戻すことができる
カエルではダメなんですか?と結構聞かれたが、カエルとの違いは魔法、罠にも触れること
サイド戦ということもあり、融合失敗や封魔の呪印などが飛んでくることが予想されるため、それらを戻して召喚獣モンスターを安定着地させるためにもペンギン優先
星4下級でゴブリンと星7シンクロできる点も魅力的

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◼️大熱波
→現環境最強カード
先攻で恐ろしいほど強い動きをもたらす
後引きしても相手の効果モンスターを牽制できるため優秀
理想は先攻で大熱波、コズサイ、ゴブリンの構え
次ターンブラックローズブッパムーブでデュエルを終わらせる
初ターンには伏せモンスター入りが多い召喚獣デッキと非常に相性がよい
大熱波を打ってもメガラニカは出せることを覚えておきたい、たまにやる

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◼️召喚獣コキュートス
→遊戯王のルールをガン無視した最強カード
このカード1枚で死ぬデッキも多い
なかなか対策がないのも強さの秘訣
横になりながら立つことはせず、相手がコキュートス対策カードを入れていない場合それだけで勝つデュエルもある
寝ながらあらゆる妨害を物ともせず、コンセントレイトからのワンキルを叩き込む凶暴性を持つ
私は通称“陰キャの王様“と読んでいる
コキュートス大好き!

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◼️召喚獣プルガトリオ
→今回の新パックで実装された新たな召喚獣モンスター
また凶悪な仲間を運営さんは連れてきてしまったようだ…
相手モンスターすべてに1度ずつ攻撃できて、さらには貫通効果もあるため妨害をされなければ大体デュエルを終わらせる
炎属性を必要とするため召喚獣デッキではブラックローズを素材にすることが多い
気を付けておきたいのは、あくまで召喚獣モンスターの主役はメガラニカやコキュートスであること
プルガトリオは選択肢のひとつ
炎属性にあまり汎用性の高いカードが少ないことから、プルガトリオ主体で召喚獣を組むことは難しい
いざというときの必殺技といったところ

大まかなメイン採用カードの説明でした
狡猾を採用しているのに底なしも採用しているの?という意見も結構いただきましたが、召喚獣相手には後ろを伏せてくれないこともありなかなかコズサイが使えず、スキルの発動が困難
そこで穴を飛ばして無理矢理狡猾を打つという選択も何度かした
ブラックフェザー相手にはセオリー通り、魔法、罠を採用していたら相手のデッキパワーに負かされてしまうことが多い
それを避けるべくこちらは強気に罠を採用していこうと考え、狡猾と他の罠を同時採用
コキュートスが減りつつあり、ミラーにおいてもコキュートスよりメガラニカが優先されるため、狡猾は現環境において非常に強力な罠ということもあり採用は必須
直前までメインに2枚入れようか悩んだが、悩んだ挙げ句1枚はサイドへ

続いてサイド採用カードの説明へ

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◼️応戦するG
→通称“ゴキブリちゃん“
見た目とは裏腹にミラーにおいて最大級の力を発揮する
サイドに唯一複数入ったカード
それくらい強くて信頼しているベンチウォーマー
ブラックローズブッパムーブに対してゴキブリ1枚で耐えることもしばしば
コンセントレイトを持たれていたら負けてしまうが、メガラニカ、プルガトリオが出てきても1枚で耐えられる優秀すぎる虫
召喚魔術を除外ゾーンへ飛ばす効果も非常に強力
ゴキブリらしく突然現れ、それに相手が一瞬固まってしまう様は現実世界の様子と変わらない
堕天使に対しても有効で戒壇に対して打てばその後の動きを抑制する力もある
堕天使側がゴキブリを警戒してマスティマ入りなどゆっくりとした動きをとった場合は、本来のパワーより明らかに落ちているため戦いやすくなる
ゴキブリ大好き!と言うと現実でも遭遇しそうであまり言えないがまあ好き

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◼️転生の予言
→今回の新パックで実装された新しいカード
お互いの墓地のカードを2枚選択してデッキに戻す効果
THE サイド向きカード
モンスターだけでなく何でも戻すことができる点を評価
主にミラー、堕天使において有効
召喚魔術や戒壇効果にチェーンすることで相手の動きを止めることができる
わかる人にはわかる感がプンプンと漂っていて遊戯王好きな人が好みそう

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◼️暗闇を吸い込むマジック・ミラー
→言わずと知れた大流行カード
フィールド、墓地における闇属性の効果をすべて無効にしてしまう
ブラックフェザー、召喚獣、堕天使におもいっきりぶっ刺さる
闇属性が採用されていない、精霊獣、水晶機巧、岩戸などにはメインから採用されている場合も多い
これをケアするためにはコズサイ、ブラックローズ、ペンギンなどで掻い潜るしかない
サイド戦なら常にマジックミラーはあるかもしれないと慎重に動くことが求められる

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◼️煉獄の落とし穴
→相手が攻撃力2,000以上のモンスターを特殊召喚したときに発動できる
モンスター効果を無効にして破壊
主にブラックフェザーのシンクロモンスター、メガラニカ、ブラックローズ、イシュタム等に有効
ブラックフェザーに対しての回答になると思って採用
破壊するため、何かで守られたり、モンスター効果を発動させ後続へ続いてしまう場合がある等注意が必要

以上がサイド採用カードの説明でした

続いてどのようなサイドチェンジを行ったのか、また対戦中意識したこと、召喚獣デッキのポイント等を説明していきます

3. 召喚獣のトリセツ

対戦した全テーマについてのサイドチェンジ

◼️vs. ブラックフェザー
out→ゴブリン、コズサイ
in→狡猾、マジックミラー
貴重なモンスター枠を1枚削るのは躊躇うが、モンスターの動きを止めるべくメタカードを積極的に採用
穴か狡猾でモンスターを止めることが出来れば比較的優位に
先攻で展開されてしまうと狡猾しか解決札がなく苦しい展開になることも予想される
対戦したブラックフェザーがスキル狩場を採用していたためシムーン入りの確率がそこまで高くなく、その場合に素早くキル
コキュートスを出せる場合は初ターンから積極的に出していった

◼️vs. 召喚獣
out→タックル、狡猾、大熱波、コズサイ
in→ゴキブリ2、転生、煉獄
先程述べたようにゴキブリがいい働きをする
なんとしても初手に握りたい
あまりゴキブリを警戒した動きをとってこないで、ブラックローズを出してきてメガラニカワンキルを狙ってくる相手が多かった印象
そこでゴキブリの出番
耐えてからの巻き返しを狙う
ミラーにおいて裏セットモンスターは常にゴブリンかカエル等のバウンス系に見えてしまう
殴ってカエル等でバウンスされたらキルされてしまうこともあるし、殴らないとゴブリンからのアレイスターでブラックローズを作られ、これまたキルされてしまう
裏セットモンスターをどうするかは非常に悩ましい
自分はゴキブリを抱えている場合は積極的に殴りに行く
ゴキブリを抱えていない場合が非常に劣勢になりやすいが、それでも割りきって殴る場合が多い
アレイスターセットの可能性もある故
例えアレイスターであってもセットすることで相手に選択を迫れて複雑な盤面を作り出せるからこの手段は有効だといえる
またミラーにおいて相手が魔法、罠を2枚以上伏せていてドロー時に砂時計が光った場合、ほぼほぼコズサイを伏せていることが確定する
その場合なかなか伏せることが出来ないが、伏せないと劣勢になってしまう場合は2枚以上の伏せをしてお祈りする場面も多い
その中には大切な召喚魔術を混ぜることもあるが致し方ない
苦肉の策である
今回召喚獣ミラーを5回経験して5回とも勝てたが、どれも熱戦だった
コンセントワンキルが決まることもあるが、ミラーは意外と緻密な駆け引きが存在していて楽しめる要素が多い

◼️vs. 堕天使
out→タックル、ゴブリン、コズサイ、狡猾
in→ゴキブリ2、転生(煉獄)、マジックミラー
ここでもゴキブリが躍動する
なんて強いんだ…!
堕天使側がサイドチェンジをする枠が限られており、基本的にメタカードがボンボン飛んでくることは考えにくい
融合失敗が飛んでくることが多く、たまにラヴァゴ、聖杯くらいかなといった印象
あまりにもサイドカードを積んでしまったら、本来の堕天使の動きが鈍くなるためこちらとしてはありがたい
堕天使側が魔法、罠を3枚伏せたら1枚はブラフもしくは融合失敗や聖杯だと思って召喚獣側は動く
こちらもサイドから罠を多く積むことができるため、堕天使側は分断等を警戒しておもいっきり突っ込んでこないことが主
ブラックローズを作ってそこにあえて神属を当てさせて、そこからのプルガトリオを決めたい
堕天使側の先攻フルムーブはなかなか止めにくい
だからこそ堕天使はいまだに根強い強さを誇っているように思う

◼️vs. 精霊獣
out→穴
in→狡猾
物足りなさすぎるサイドチェンジ…
精霊獣は少ない読みでサイドを組んでいるため仕方ない部分もある
狡猾をうまく当てたらいいが、基本的にはメインギミックで戦うことになる
初ターンでコキュートスを出せるなら迷わず出す
精霊獣側のメインギミックでコキュートスを突破することはほぼ不可能なため
基本的にはラヴァゴ、Bloo-D、深淵の宣告者のどれかで突破を試みてくることが多い
召喚獣側は常にラヴァゴを警戒した動きが求められる
Bloo-Dは狡猾や穴、深淵の宣告者には早めにライフを削っておくことで対応
実戦では初ターンでコキュートスを出してそのままひたすらエンドを繰り返してデッキレス勝ちに成功した
やはりコキュートス様は偉大
他に有効な手段は、ブラックローズブッパからのプルガトリオを決めることである
例えウィンダでリクルートされたとしてもキルをとれる場合が多い
こちらがコキュートス、相手が融合ペトルフィンを横にした場合は膠着状態が続く
その場合は無理に動くとラヴァゴを決められることもあるから慎重に待つべき
また膠着状態が続くとデッキ枚数が重要になってくるから残りの枚数にも注意を払いたい


召喚獣を使うポイントとしては勝ち筋をしっかり理解することが非常に重要になってくる
コキュートス1枚で勝てる場合もあるし、無理に動かないことが吉となる場合もある
伏せのブラフも大切で相手に選択を迫れる場面を多く作り出したい
コンセントワンキルが決まれば話は早いが、相手のレベルが上がれば当然それはケアされてしまいなかなか決まらないこともある
穴や融合失敗などをうまくかわす術やあえて踏むなど臨機応変に対応していきたい

また、自分はよほどのことがない限りコンセントレイトは伏せないことを心掛けている
召喚獣モンスターがいればハンドにアレイスターがいることがほとんどで、その場合砂時計が読めなくなる性質にある
ダメージステップでさえもアレイスターのおかげでラグが生まれるからコンセントを持っているのか相手からしたら非常にわかりにくい
ここをうまく利用していまかいまかとコンセントワンキルできる瞬間を狙いたい
コズサイで自らの罠などを飛ばして能動的にスキルを発動させ、アレイスター確定サーチのムーブもよく出てくる
アレイスターを引かないと話が前に進まないからアド損してでもアレイスターを引き込む動きも時には大切
自分のプレイングが正解なのかはわからないが、意識したり大切にしていることは以上です

4. 最後に

9ヶ月ぶり2度目のMCS参加であったが非常に楽しくて有意義な時間であった
真夜中に始まって昼頃までデュエルするという真のデュエリストにしか出来ない離れ業だが、参加してみると新たな発見も多い

例えばメインテーマに入れていたカリギュラはほとんど使う機会がなかった
デストロイサムライにしておけば楽に勝てた場面が少なくとも2回以上あったから採用の見直しが求められる
また、海外勢ならではの斬新な構築に触れ合えるのも魅力のひとつ
よくそんな構築やギミックを思い付くよなぁと感心してしまう
誰かが自分の構築を見てここはこうした方がいいのではと意見をくれたら、それが今よりもっと理想の構築に繋がる場合もある
この記事を読んで何か意見や質問があればドシドシ言ってほしいです

今週末に迫ったKCカップの前哨戦
ここから各自目標に向けてデッキ調整が始まる…!
今回は非常に面白い環境になっているのではと思います
自分も少しでも上にいけるようにさらに頑張ります
KC後またブログでお会いしましょう
最後まで読んでいただきありがとうございました
それでは

あとがき

本編とはあまり関係ありませんが、今回のMCS参加を踏まえて改良したデッキを載せています
いつも以上に丁寧にブログを書いたつもりなので、参考になったという方が購入していただけたらとても嬉しいです

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