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不思議で素敵な出会いのお話

不思議で素敵な出会いがありました。

あまり公の場で書いた事がなかったのですが僕は10年前に家が火事になりました。当時住んでいた借家が全焼し延焼し周りの方々にも多大なるご迷惑をかけました。

自分に落ち度があったのではないかと何度もその日の事を振り返っては反省したり、何故うちが…と延々と怖い妄想を続けてしまったり、すぐには立ち直れずいました。
ですが、周りにいてくれた方々に本当に助けらました。

このままでは終われない。と、
火事のあった年の年末にソロで踊る公演を始めました。

「MURATA黄昏30」

あれから10年。
火事から10年。
ソロ公演を始めてから10年。

心の中ではひとつ区切りだなぁと感じながら
10年目のソロに向かいました。
(火事の事も常に想いとしてありました)

結果、10年目のソロは、筋トレをするという謎の変貌を遂げましたが、一つ自分の中でやり遂げた気持ちがありました。

この10年間あまり人に話したことがなかった火事のこと。
ある事がきっかけで、伝えていこうと思うようになったのです。


今年の2月にたまたま記事をみたこと

今年の2月のことでした。
Twitterのタイムラインを眺めながら
「火事」というキーワードのツイートが飛び込んできました。

それが河瀬大作さんのツイートでした。

火事に遭われてまもない状態の中、誰かの役に立てばとその一部始終をノートに書き留められていました。


僕はそのノートをみた時に
自分自身の経験と重なり、まさかこのようなことを書く人がいるのかという驚きと共にめちゃくちゃ強く勇気を貰えたのでした。

知らない方にコメントをするようなタイプではなかったのですが、居ても立っても居られず、コメントをしました。

河瀬さんからもお返事をいただきました。

火事にあった事のある自分としては、
このような状況下で、記事にする事がどれだか精神的な辛さの中か。家族のこと、生活のこと、仕事のこと、これからのこと。何もかもが不安な中だったんだろうと。

それでも誰かのためにと、書いていた記事にとてつもなく感動しました。

本当に本当にご家族が無事でよかったです。

その記事が僕の中で何かを変えてくれました。
ソロ公演の事を話す時にあまり火事の事を引き合いには出してこなかったのですが、これからはちゃんと言っていこう。
それで誰かにどう思われようと、それが誰かのためになる事もあるかも知れないと考えるようになりました。

知り合いの方が繋いでくれたこと

それから1ヶ月くらいした頃で
何度か僕のソロ公演を見に来てくださった木村さんという方がFacebookで河瀬さんの火事の事を書いていました。
それをみてびっくりして、木村さんにも連絡をしました。
今は大変な時期と思うので、、、いつか…お礼が言えたらと。

半年ほど経ったころ…

火事にあった事がある3人と食事会をしましょうと木村さんから連絡をいただきました。


食事会を開いてくれた木村さん
木村さんと同じ会社の方で3年前に火事に遭われたという下枝さん、
そして河瀬さん
僕も参加させてもらうことになり
4名で食事会をする事になりました。


​共通点が火事

火事がきっかけで人に会うのは初めての事でした。
火事に遭った事のある人に会う事自体がこの10年間ありませんでした。

火事に遭ったという事は、
引かれるのではないか。
どうみられるだろう。
そんな事を考えてしまうと、なかなか人には切り出せない話題であります。


とても緊張してましたが、、、
みんな火事を経験しているという共通点があり、今までにない安堵感の中、火事の話をする事ができたし、聞く事ができました。

河瀬さんと下枝さん、それぞれが火事の経験のお話を話してくれました。

環境や状況も違うのでそれぞれの経験も色々。

河瀬さんは今年の事だよなと思うと、まだまだ気持ちの整理もできていないだろうと思いました。

しかし、お二人は、とても前向きに火事を捉えていました。

「この経験を無駄にしない」
「困っている人がきっと沢山いるはず。助ける事ができるはず。」

とまだ見ぬ被害者のために何かできないかと語られていました。
そんな想いに強く共感でき、また新たに勇気をもらいました。


火事は本当に恐ろしいです。

何もかもが一瞬でなくなってしまう。
その後も肉体的にも精神的にも気を張り続けていて、いつのまにか体がボロボロにやられます。

でも時間と共に、

応援してくれる家族や仲間のチカラをいただきながら

それを乗り越えていきます。

そしてその経験がいつか自分のチカラになってくれます。

僕自身もそうでした。

河瀬さんの記事を読んだ事で、

このような不思議なご縁をいただき、またひとつ、大きなチカラもらいました。

新たな一歩を踏める気がしています。

河瀬さん、下枝さん、お二人に会えて本当によかった。
繋いでくれた木村さんありがとうございます。

御三方に感謝の気持ちでいっぱいです。

不思議な繋がりを一緒に笑いあいながら

その日の会は終わりました。

帰り道、久しぶりに缶酎ハイをコンビニで買い、歩きながらいろいろな想いがこみ上げてきました。

ふと心に湧き上がったのは

勇気や希望、笑顔を届けられる表現者でいたい。

そう改めて決意した新しいスタートの日になりました。

本当に不思議で面白い素敵な出会いの夜でした。

2020/11/11

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村田正樹

タップダンスをより多くの方に知っていただくための活動資金(様々な土地でのライブ・ワークショップの経費)にさせていただきます。よろしくお願いいたします。

ありがとうございます!!自分なりの言葉で紡いでいきます!!
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タップダンサー。高校からストリートダンスを始め、その後TAP DANCEの世界へ。 2006年から2017年までKaz Tap Companyとして海外・全国各地での活動などを経て現在ソロタップダンサーへ。 ソロ作品創作を続けながらタップの素晴らしさを伝える活動をおこなっています