落とし物語①

長尺の予感！戻るボタンは押さずに、もう少しだけお付き合い下さい。



先日いろいろあって、解放感でウッキウキの1日だった。
この勢いのままに、最近のモヤモヤをなくそうと思い、今年3月からあたため続けた『落とし物』をようやく探す事にした。

3月18日、TLCのライブを見た後で、持ち歩いていた黒キャップがなくなっている事に気づいた。
ライブ前にお茶していたお店では確実に椅子に置いていて、お店を出る時は持っていたはず。
お店から会場に向かってる時に無くした可能性が高く、キャップを無くしたと気づいた後で、お店や会場に問い合わせしたけれど、どちらも見当たらず。
あきらめて、違う色のキャップを買ってしまったけれど、最近警視庁遺失物センターの存在を知り、ネットで調べると私のものらしき帽子が載っていて、もしかしたら手元に戻るかも？？と、急に探す気が起きてきた。

実は…その当日は風が本当に強く、キャップをなくした数時間前にも、一度私の手から離れていったのであった。
自転車で走行中、被っていたキャップが飛んでいきそうになり、あわててカゴにいれたら、
その直後の突風で、浜辺で白い麦わら帽子が波打ち際に飛んでいくかのように風にさらわれ、片側３車線の反対側の奥まで飛んでしまった。
あわわわして、とりあえず自転車を止めて取りに行こうとしたら、後続の自転車のご婦人が同じ突風で垣根に倒れこんでいた。
だ、大丈夫ですか？！とやっているところ、某有名宅配サービスの車がキキーーーッとまり、なんと運転手さんがわたしのキャップを走って取りにいき、助手席の方はご婦人を起こしてくれた。
あまりの優しさに大感動したものの、大馬鹿者のわたくしは、数時間後に再び無くしてしまうのであった…(大反省)

さて話は戻り、夕方近所の交番に行くと、誰もおらず。『すみませーん！！』と呼ぶも、やはりおらず。
すると線香の匂いがすごい事に気づいた。なぜに、お線香が？？と思ったら…そうです蚊取り線香。
すると手足入れて1センチはある巨大な蚊が目の前に！！！！反射的に捕まえた。

それから…5分待ってもおまわりさんは帰って来ず。
もう退散する事にした。
誰もいない交番に来て、蚊を仕留めて帰る…一体何をしに来たのかよく分からなかったが、ただ一つ言える事は…

蚊から、交番の平和を守ったのである。

第一ラウンド　完

※やっぱり長いので続きは後半に！
※ちょうどいい写真がないので、スモークツリーで失礼します。