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東武動物公園

今年の3〜4月、
男鹿、伊豆、江ノ島で頭を悩ませていました。

それは…白モフあざらしルーレットで、どこに行くかという事。
白モフあざらしは、生まれたばかりの白い毛に覆われたあざらしで、人の心をやわらげる平和的なかわいさの持ち主です。
4/1に見に行ったしながわ水族館のふぶき仔(現しぶき)は白い毛が抜けて、第二形態のゴマ姿(これもかわいいのでまた見にいかねば!)へほぼ移行した状態でした。
今回は白い毛に覆われた子を見てみたい!

一応、秋田出身の父に
私「近日中、男鹿水族館に用事ってないかしら?」
父「ないわね…何が目的?」
私「あざらしの幼体を見に…」
父「今後のうみの杜(仙台の水族館)に期待しなさいな」
といった具合で、まず男鹿の線は消えてしまいました(私はどペーパーすぎて…ひとり運転が怖)。

伊豆は行った事ないし、やっぱり江ノ島かな!
と、乗換案内で調べようとした所、Xのオススメで東武動物公園にも最近生まれた子がいるとの情報が!東武動物公園って、確かメトロの行き先で見た事あるような〜で、こちらに決定!
どうやら12〜13時の間にバックヤードに行くと会えるようです。

当日、のんびり支度しすぎてしまい、東武動物公園駅に12時に到着…本当は12時にあざらし前にいたかった…。
しっかし東北民としては、外環道を目視した途端、脳が里帰りモードに書き換えられるようです。外環を越えると、なんだか実家に帰るような安堵感に包まれてきました。気をしっかりしてないとオートモードで仙台に向かってしまいそうです。

さ!東武動物公園駅からバスに乗り、さらに広ーい遊園地の中を通って、奥にある動物園まで。曇天でしたが桜が満開!買い替えたばかりのスマホを落とさないよう、そしてまた遊園地を黙って見過ごすわけにいかず、シャッターを切りながら動物園まで猛ダッシュ!

I・SO・GE


ついにあざらしゾーンまで行くと、看板をもったおにいさんの案内で、バッグヤードへ。
すると、いました!親子で、ひとつの部屋にくつろいでいます。まずお母さんでかっ!
大きいと4文字を丁寧に言っているような余裕がなく、即言える「でかっ!」が正解の一本の巨体。形はたまに見かける雫型のひじきによく似ています。
抱き枕であわらすと、手だけでは足らず、足からも抱きしめないと間に合わない!!調べによると、メスは1.5メートルくらいになるようです。寝ていました。

その奥に、おわしました!本日の主役!!
やや大きめな枕のような大きさで、ヘソ天でスピースピーとこちらもお休み中でした。
昔、飼い犬ゴン(現・天使)がソファで爆睡してる時と全く同じ腹の動きとリズム感で懐かしくなりました。気になるお色は、白というか自然体なグレージュで、健やかに楽しく育っているように見受けられます。写真を撮って、ほのぼの癒されていると、次のお客さんが来たので退散!

爆睡親子(手前お母さん、左が主役)

また10分後に戻るつもりで、周辺を散策。
動物の素晴らしさに順位はないのですが、ショートドラマを見せてくれた御三方を最近流行りの松竹梅形式で発表します。

梅…白孔雀
伊藤若冲の世界でした。
先に見ていたおねいさんたちに向けて羽を広げており、立ち去られた後、一旦羽をたたんだのですが、後ろに私がいたのを確認して、また広げてくれました!すかさず写真を数枚撮ると、もういいかね?といった具合で、羽をおろしました。初めてお会いしましたが仕事のできる美しい鳥です。
きっと飼育員さんからの信頼もあつそうな気がします。

孔雀を見る時、また孔雀もこちらを見ているのだ
折り畳み完了

竹…ライオン
おそらく夫婦?が同じ空間を共にしていました。夫が岩で横になっていると、妻が相席いいかしら?と夫の岩に登り、挨拶しようとすると…夫がシャーーー!!ネッコ!!!
しかし、妻は意に介さず、横に寝始めたのでした。夫は無言、妻強し。

岩広いんだから、わけたげて


松…ラマ
ご覧の通り、掃除中の飼育員さんに対しての至近距離での圧がものすごく、ゴゴゴゴゴといった擬音まで聞こえてきそうなシーンでした。
おそらく『ようこさん、飯はまだかい?』と言いたいんだと思われます。一応、前回の残りと思われる緑の藁は左にあるのですが…
その後、大盛りの藁が支給され、ご納得いただけたようで圧は解除されました。

他にいる3頭の分まで、圧をし続ける
大変責任感のつよい子です

他にも、
ペンギン

新スマホに慣れず指がin(左下)
カメラ目線&毛穴までしっかり見せる


くま

耳ふさふさ爪すごい(ボールちょんちょん遊びの後)


ペリカン
これまで他の動物園で激怒中のペリカンを見る事が多かったのですが、この子は穏やかで
またも写真撮り終えるまでその場から離れずにいてくれました!

ペリカン便懐かしい

何かここの動物園の子たちは、すごく人間味あふれる感じで、お客さんとの心の距離感が近くて面白かったです。


そして12:45くらいから、残り15分間再度あざらしチャンスに費やしました。私の前はリュックを背負った良いカメラのおにいさん、後ろはニ世代くらい上のご婦人。
バッグヤードに行くと、少し前と変わらずの状態でスヤピッピ中。赤ちゃんだから、そりゃ寝るよね!お母さんもだけど…と考えながら、この3人の並びで出たり入ったりを何度か繰り返していました。

あざらしの為ならエンヤコラ

何か既視感あるなぁと思っていたら、昔握手会の最後がこういった感じで、何度も繰り返し並んでる方が毎度数名いらっしゃいました。十数年後、私も同じ事を体験しているとは感慨深い。
なるほど!行くたびにあざらしのリアクションに期待するこの想い、皆さんもそうだったんだろうなぁ。
東武動物公園、あざらしや他の動物の皆さん、過去の記憶やファンの皆さんに感謝しながら帰路につきました。

※結局、スリーピーあざらしはスリーピーのまま、無防備でかわいい姿を目に焼き付けました。


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