日本で想定されるJGPのJobの一例

先日、こちらの記事を投稿しました。


この記事ではパブリナ・チャーネバさんが、アメリカの現状を元に、書かれた本を紹介しました。

そこで今回は、日本において、Job Guarantee Program(JGP) の中で行われるであろうJobの一例について考えていければと思います。


JGPでは環境へのケア、人へのケア、コミュニティへのケアの3つのカテゴリーを優先的に行うことを想定しています。

私は普段、訪問看護ステーションに所属し、作業療法士として訪問での作業療法を行っています。

作業療法とはクライエント中心の保健専門職で,作業を通して健康と幸福を促進する。作業療法の基本目標は,人々が日常生活の活動に参加できるようになることである。作業療法士は人々や地域と一緒に取り組むことにより,人々がしたい,する必要がある,することを期待されている作業に結び付く能力を高める,あるいは作業との結び付きをよりよくサポートするよう作業や環境を調整することで,この成果に達する。
作業は人々が個人として行う日常生活の活動を指し,これは家族の中や地域と共に行われ,時間を占有し,意味と目的を人生に持ち込む。作業は,人々がする必要があり,したいと思い,することを期待されていることを含む。



そういった背景から、人へのケア・コミュニティへのケアについてのJobはいくつか思いつくものがありました。


・簡易な福祉用具、自助具の製作補助

・高齢者等に対するスマートフォン、パソコン操作のサポート

・車椅子のユーザーが利用可能なお店などの情報収集

・高齢者、障害者を持つ人の外出支援

・災害発生前に、災害指定区域に居住している地域住民に対する避難準備のサポート

・避難所物資やのメンテナンス

・お墓参りができず、家族の支援が受けられないひとのお墓に行って中継を行う(疑似お墓参り)

などなど。


地域住民に対する仕事をしている人々が集まって話をしていけば、いくらでも有意義な仕事はあるのではないかと思います。

また、実際に仕事をすることになった際に、その人の興味関心を把握し、一緒にJobを作っていくこともできるのと感じています。

みなさんで一緒に考えていけたら楽しいと思いませんか?

もし何か思いついた人がいらっしゃいましたら、コメント欄に書いてもらえると嬉しいです。



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