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この先は春の星だけしつてゐる

・春の星
サークルの合宿でとある田舎に行った。これがおそらく学生最後の旅行となる。
飲んだついでに夜道を散歩することになった。真っ暗闇な道を進んでいく。
社会に出たくないだとかあーだこーだ他愛のない話をする。

誰かが星が綺麗と言った。

上を見やると、点々と星が輝いてた。

星々は、何もかもを知っているんだろう。
この暗闇の先に何があるのかも。