「ひとり82刑(葉月ソロ)」は”秒”で感じるセトリの見本だった!
全国ライブファンの皆さま、こんにちは。
ライブの楽しみのひとつにセットリスト(以下、セトリと略します)がありますね。
「大好きな○○が聴けて良かった…」
「今日はいつもと変えてきたぞ?!」
「締めはやっぱりこれだよね〜!」
こんな感じで。
私も終演後にセトリを紐解くのが大好きなんですよ。
そんなセトリにまつわるお話を今回はしてみましょう。
セトリはアーティストからのメッセージ
セトリに込められたアーティストさんの想いとか気持ち、これを読み取る。あくまでも想像とか妄想も含まれますから、正解にたどり着けるかどうかはわかりません。
でも、そこはどうでもいいんです。想像を楽しむ一人遊びですからw
さて、先日行われましたこちらのライブ。
ガールズバンドの82回目の終身刑によるシンダツゴクケイカクという定期の主催ライブだったのですが
開催直前にメインアクトで主催の82回目の終身刑(以下82刑と略します)でアクシデントが!
なんとメンバー5人のうち4人がインフルエンザでダウン、開催そのものが危ぶまれました。
しかし
生き残っている(←小原涼的表現w)ボーカルの葉月ひとりで「葉月ソロ」として出演することに内容を変更、「ピンチをチャンスに変える!」の意気込みで開催されました。
実際、このライブに臨んだのですが…普段観ている82刑ライブとも葉月ソロライブとも違った激アツのライブに。
45分という葉月ソロとしては異例の長尺だったのですが、まさに秒で感じたライブでした。
本人のこのツイートでも今回のライブが熱かったことがわかるでしょう。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
無事に幕を閉じたその日の深夜、82刑公式からセトリがツイートされました。
ライブ後はバタバタしていたのと長尺でセトリを覚えきれていなかった私。
しかし、翌日に改めてこの並んだセトリを見て…気がついたのですよ。
これ、完璧な流れだわ。
ピンチをチャンスに変えた、もちろん葉月さんの強力なライブパフォーマンスのおかげなのは勿論なんですが、この綿密に練られたセトリも成功の一因だっと考えています。
一生懸命考えたんだろうなぁ。さすがだ…
となりましたので、当日のフロアの様子もお伝えしつつ、1曲ずつ解説してみましょう。
当日の流れ
1:SE(葉月独房ver.)
82刑の定番オープニングSEですが、呼ばれたのは葉月だけ、という短縮バージョンでした。
このSEって、今回急遽作ったのかなぁ…
2:WATCH OUT!!
葉月ソロの幕開けと言ったらこれ!
定番にして最強のオープニング。
まずはここでスタートダッシュに成功。
3:霹靂SUNMOONLIGHT
いきなり「答え合わせ」みたいになってしまいますが、この曲をここで持ってきたところに今回の勝因(←)があります。
曲前のMCで「フロアをひとつにしたい」と葉月さんからありました。
フロアを「カミテ・センター・シモテ」と縦に3つに分けて(ひとつにしたいのに3つに分けるんかいw←当日もこのツッコミがありました)曲のタイミングに合わせてジャンプする、というお約束のアクション。
当然、フロアにはこのお約束を知らないファンも多数いるはずです。
しかし大丈夫。お手本となる最前列には私を含めて葉月ガチ勢がいますからw
ちなみに私のすぐ後ろの人が、なんと初見と思われる外国人男性。英語で説明なんてしてるヒマはありませんし、伝えられる自信もありません。
でも逆にむしろ燃える。ボディアクション中心のコミュニケーションで、案外伝わるもんなんですよ。
なんたって、同じライブファンですからね。
こんなふうにコミニュケーションが自然に成立して、フロアは見事に一体化されました。
世代や国籍など関係なく、同じライブファンとして楽しむ。素敵な時間・空間になりました。
4:DIE HARD
楽しくひとつになったフロアに、ここで激アツの一曲が投下されました。
激しくもエモーショナルなこの曲で、圧縮も発生!激情がライブハウス全体に伝播した瞬間に。
5:ドラゴン
ヒートアップしたフロアを、まるでゆっくりとクールダウンさせるかのように、ミドルテンポのこの曲。
DIE HARDから引き継いだ感情もあって、心に染みる一曲となりました。
個人的には久しぶりに聴いたこの曲、
体だけで考えるのは馬鹿かもしれないけれど
脳みそだけで行動して何の楽しみがあるの
この歌詞が響いたなぁ。
6:AWESOME BLANKET CITY
そしてここで新機軸が登場。82刑の最新曲をオケで披露。
82刑曲をソロのオケで、これもレアなのですが、なんとそれ以上にレアな出来事が!
終演後の物販でも話したのですが、PAさんに迷惑かけちゃうかもしれない(ハウリングなど)けど、やってみた!なんて話でした。
フロアでニコニコで歌ってるはっちゃん、とても素敵でした。
7:INFECTIONAL ID
さらに82刑曲、通常はトランジスタメガホンを携えての曲ですが、
今回はギターを弾きながらの絶唱!
まさにひとり82刑を体現!
ギター、どうだったか?
いやいや、上手いとかテクニックとか…そこじゃないんですよ。ロックの持つ激情とか初期衝動、それを感じられたのが嬉しかった。
8:恋花火
ここでまたビックラポン!
MALLOW BLUEのおふたりを呼び込んでのコラボレーションがスタート!
しかもはっちゃんにぴったりな(と思ってます)恋花火ですよ?!
なんだ!この豪華な組み合わせは?
これぞ「82刑定期公演」の楽しみですね。レアなシーンがこれでもか!って感じ。
9:REBIRTH TO DEATH
そしてフィニッシュ・ホールドとも言えるこの曲。フロアは熱狂の坩堝(るつぼ)へ。
舞台装置としてセットされていたステージ最前の「4本の檻」も気がつけば残り1本に。
10:NO.82
最後は大団円というか、アンコールの立ち位置とも言えるこの曲でハッピーエンドとなりました。
みんなで踊るのは楽しいなぁ、ハノイロックスのラインダンスを思い出します(←メタラーしかわからんw)
終わりに
どうです?
レアで楽しかったライブだったというのが伝わりましたでしょうか?
逆境をはね返し、見事に素晴らしいライブに変えた。これぞ葉月の真骨頂。
考え抜かれたセトリで楽しさや熱さに溢れたライブを作り上げる、素晴らしいアーティストのひとりです。
12月に行われる82刑のワンマンも、きっと何か面白いことが行われそうな気がします。
そのワンマンライブ、この時のほぼ倍の尺になる82分間ノンストップ。
同じように「秒」で終わったライブになると期待、いや、違うな、確信してます。
詳細はこちら!
一緒に盛り上がりましょう!
(ジョンさんも来ますよw)
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