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8/26 本当にそれでいいんですかね?


皆さん、こんにちは。
元銀行員のFP、むらっちです。

本日は最近感じたことについて書きます。
医療費についてです。

皆さん、医療保険には加入されてますか?
私は加入しています。
正解はないと思うので、それぞれの見解のもとご決断されていればいいと思います。

ただ、勘違いしてしまって
知らない、誤認で加入していない、解約してしまったということが
ないようにしたいものです。

■高額療養費制度


年収に応じて変わりますが、
治療費の負担が大きくなった際に申請により
月あたりの治療費が上限までしかかからないという制度です。
莫大な治療費がかかってしまい、医療を受けられないということを防いでくれる
とても素晴らしい制度です。

ただ、あくまで公的医療の範囲内の治療に関してです。
なんでもかんでも負担が減る制度ではないので、お気をつけてつけください。

■自由診療などの選択肢


例えば、がんになってしまった場合。
公的医療保険制度対象の抗がん剤治療が効かない場合など、
自由診療による抗がん剤治療を行う場合もあります。
日本では未承認だが、欧米では承認されている治療などです。
もちろん、ご自身の意思で決められるので勝手に費用がかかることはありませんが、
知っている知らない、または自由診療を受けられる選択肢があるかないかは
大きな違いです。

将来家族ができた時、またはご家族がいらっしゃる方は
ご主人、奥さん、お子さんがいてこの治療であれば治るかもしれないという
選択肢が出てきたときに、
本当にお金のことだけで諦めがつくでしょうか。
「公的医療ではないから諦めようか」
こんな簡単に決められるでしょうか。

私はなんとかしてでも治したい、できるだけ長く家族といたいと
思うタイプなので、仮に将来的に無駄なコストだったと思うことになろうとも
治療の選択肢を広げたいという考えがあります。

■治療費以外の費用


また治療費以外にもかかる費用はあります。
差額ベッド代、通院のための交通費、自分の収入減少、
自分に時間を費やすことによる家族の収入減少
などなど。

簡単に治療費といっても、
それに付随してかかる費用があることを認識されてますか?

もちろん、高額療養費制度は治療費のみが対象なので
それ以外の費用は自分で負担します。

「高額療養費制度があるから、お金かからないですよ〜」
という言葉だけ聞いて判断してしまっている方は、
ご注意ください。
高額療養費制度の説明だけをしてその他費用や選択肢の説明をしない保険屋は
ただ貯蓄保険を提案したいだけの無知な担当者だと勝手に思っています。
本当にリアルな場面が想像できていれば、無責任にそんなことは言えないです。

ちゃんと見えていないところまで、検討されることをお勧めします。


私は重たい病気になったときに、いびきのうるさいおじさんと同じ部屋になる、
他の方のお見舞いにこられた方の会話が聞こえる、
自分の家族との会話が周りにダダ漏れなんていう状況だと
気になって仕方ないので、病気の時の精神状態であれば個室を選択するかと思います。
※差額ベッド代平均は約6,000〜7,000円

■保険料払うより運用だ!


確かに、医療保険を使わない可能性もあります。
むしろ使わないことが1番です。
使ったとしても、払った保険料を上回るほど給付金を受けられる方は
ごくわずかです。

そんなお金、運用しておけば良い。
最近よく聞きます。
確かにこれも一つの正しい考え方です。

本当にそう考えている人は、
今すぐ何かあった時のお金は最低限手元にあり、
かつ本当に浮いてるお金を運用に回しています。

数千円でも貯蓄に回して、何十年と運用していけば
将来かかってくる医療費を自分で負担できるだけの資産形成ができる方も
いらっしゃるので、保険には加入せず運用するのも一つの選択肢ですよね。

でも、情報の一部だけ切り取って認識している方はお気をつけて付けください。
そういう方ほど、特に運用もしていない。
「運用はどんなことされてますか?」
「積立NISAをやろうと思っています。」
やろうと思っています??
異論を唱えるYouTubeに乗っかるのが大好き人間になっている方は、
本当に自分の意見なのかどうか、今一度振り返ってみることをお勧めします。


本日は以上です。
ぜひ、正しい情報を知り正しい選択をするためのきっかけになれば幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

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