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35/365 老後資金を紐解こう④


皆さん、こんにちは。
元銀行員のFP、むらっちです。

昨日携帯代のことを書いたら、
格安SIMって他にどんなところがあって、
それぞれの使い勝手ってどうなんだろうと
気になっています。
今度調べてみます。

さて、今日は年金の受取時期をずらした場合という内容を
お伝えします。

■老後の消費支出の内訳と年金額


こちら、引き続き記載しておきます。
以下が1ヶ月の平均消費額と年金額です。

食料費…64,444円
交通、通信費…27,576円
教養娯楽費…25,077円
水道光熱費…19,267円
保健医療費…15,512円
住居費…13,656円
家具家事用品…9,405円
被服履物…6,497円
その他…54,043円(うち交際費…27,388円)

計:235,477円
※夫婦2人の支出

ちなみに単身者の場合は約14万円です。

【平均年収500万円の場合の年金額】
厚生年金+基礎年金=14.9万円
将来20%減少を加味すると、
手取り額が10.7万円でした。

計算方法は下記ご参照ください。
↓  ↓  ↓
https://note.com/muramuramurachi/n/na482d9f78f22

■老後までの準備


上記の金額を参考に、
老後までに必要な準備額を計算します。
もちろん、年金以外に退職金のある会社もありますので
それも加味します。

また、上に記載している老後の支出額よりも
もう少し贅沢な生活がしたいということであれば
それも加味して準備すれば良いのです。

仕事をしていなくて朝から夜まで
たっぷり時間が生まれることを
個人的には教養娯楽費や交際費などが
もう少し増える気もしていますが。

■年金の受け取り年齢


ただ、子供の教育資金が多くかかったりなどで
思っていたほどお金の準備ができていない場合もあります。

65歳までにお金の準備ができていないと老後はおしまいの
ように煽ってくる営業マンもいるかもしれません。
しかし、必ずしもそうではありません。

冷静に受け取り開始の期間を延ばして、
受取までの準備期間を長くし、かつ受取額を大きくする方法も
あります。

65歳からの受け取りを後ろ倒しすると、
1年につき受給額が8.4%増えます。

5年後ろ倒しし、70歳から受け取ると
8.4×5=42%増

上記の例より
10.4万円×142%=14.7万円/月
に増えます。
かつ、当初予定より老後資金の準備期間が5年間
増えますので、その分貯蓄もできます。

ただし、65歳以降も70歳まで働くことができる
という前提でのお話なので、ご参考までに。


老後も不安ですが、今の生活を切り詰めすぎて
老後にお金を回しまくるのもいいと思いますし、
若いうちに色々な経験を積むためにお金をかけたいというのも
いいと思います。
そのバランスをとりながら、後々困らないような方法を考えていくと
いいかもしれませんね。


本日は以上です。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

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