【復習】阪神大賞典・スプリングS・フラワーC・ファルコンS

阪神大賞典 復習

<レース振り返り>

とにかくインで静かに構え、手が動いたのは4コーナーから直線に向いてからか、有力馬の中で最も最後に手が動いたジャスティンパレスが披露した末脚は見事だった。
ルメール騎手への乗り替わりが見事に良い方に出たジャスティンパレスの完勝だった。
菊花賞は上位2頭とは離され、有馬記念では大敗した一方で神戸新聞杯を圧勝した内容から、この距離はベストではないと思っていたが、そんなことはなかった。
天皇賞・春は新しくなった京都競馬場で行われるが、しっかり溜めて末脚を放てば好勝負になりそう。
ポルトグフーシュは菊花賞・有馬記念とは異なり先行競馬で進めたが、最後はジャスティンパレスに離され、危うくブレークアップに差されそうな内容だった。
今回の内容から、天皇賞では後ろから捲る競馬をするのではなかろうか。
今回の上りは3位で3歳1勝クラスから有馬記念まで続いた上り1位の記録は7連続で終わったが、新たな形で競馬を試すことはできたのは、前向きにとらえられるのではなかろうか。
ディープボンドは最後は沈んでしまった。
衰えなのかわからないが、逃げたアフリカンゴールドも最後はかわせなかったのは天皇賞に向けて心配になる内容だった。

<予想・馬券振り返り>

◎ ボルドグフージュ  2着
〇 ディープボンド   5着
▲ ジャスティンパレス 1着
馬連1-13  ハズレ
ワイド1-13 ハズレ
3連複1-3-13  ハズレ

印だけ見れば悪くないが、人気3頭で1着の馬を3番手評価では完全に外れ。
ジャスティンパレスの距離適性を見誤ったことと、ディープボンドの凡走を見抜けなかったのであれば負けを認めざるを得ない。
4歳世代のトップであるドウデュースは京都記念を勝ち、イクイノックスはすでに天皇賞と有馬記念を制覇、すでにポルトグフーシュも有馬記念で2着であれば、ジャスティンパレスはたとえ有馬記念で凡走していたとしても、ルメールへの乗り替わりで見直すべきだったかもしれない。
今年の4歳牡馬世代は強い。

スプリングS 復習

<レース振り返り>

1勝クラス上りの馬がそのまま1~3着を独占する形となった。
牡馬路線は正直クラシックの大本命が不在の状況だが、まずます混戦模様となった様相。
勝ったべラジオオペラは阪神1800、東京1800とともに33秒台の足を繰り出しての快勝で駒を進めてきたが、今回は重馬場の中山で35.7のあがりのかかる競馬でも1頭だけその末脚は際立っていた。
もしかしたらこの馬がこの世代の最後の大物・・な可能性もあるかもしれない。
ホウオウビスケッツはよく粘ったが、今回は相手が強かったとしか言わざるを得ない完敗。
ちなみにホウオウビスケッツの母馬であるホウオウサブリナはキンカメの母マンファスのクロスを持っている面白い血統であることに今気づいた。
父系の血統的にはマイル~2000がベストか。
人気のセブンマジシャンは後ろ過ぎる位置取りもよくなかったが、それにしても伸びなかった。
現状はあの程度が実力かもしれない。

<予想・馬券振り返り>

◎ セブンマジシャン   6着
☆ メタルスピード    3着
☆ トーセンアウローラ  14着
☆ ハウゼ        15着
単勝15      ハズレ
複勝15      ハズレ
馬連15-12.13.16  ハズレ
ワイド15-12.13.16 ハズレ
3連複15-12.13.16  ハズレ

本命だったセブンマジシャンが期待外れだった以上は仕方がない。
相手も重馬場ということでそれを意識した予想にしてしまったが、特に2歳~クラシックはレベル・格がものをいうということか。
完敗だった。

フラワーC 復習

<レース振り返り>

雨で不良のドロドロな馬場で行われたが、ほぼ最後方にいたエミューが捲って快勝。
ハービンジャー産駒らしい大味な競馬が見事にはまったような内容で、今後もどこでそれが発動するか見極めが必要な馬になりそう。
2着のヒップホップソウルは新馬戦以来の道悪×大外で見事に好走した。
このように好走パターンがわかりやすいタイプは今後も覚えておきたい。
1人気になると思わなかったが、マテンロウアルテは逃げなかったがそれでも内からロスなく進め、最後じりじり伸びて6着。
極端な舞台だったので、これが実力と決めつけるのは早計な気もするが、現状はこのくらいが実力だったのかもしれない。

<予想・馬券振り返り>

◎ マテンロウアルテ  6着
☆ パルティキュリエ  8着
☆ ゴールデンハインド 4着
☆ ヒップホップソウル 2着
単勝8       ハズレ
複勝8       ハズレ
馬連8-2.12.16   ハズレ
ワイド8-2.12.16  ハズレ
3連複8-2.12.16  ハズレ

ヒップホップソウルの好走条件は予想できたが、軸が外れては致し方なし。
馬場を理由にしたいところだが、こういうときは予算を減らし、ダメージを極力減らす戦法しかないと実感した。
スプリングSもそうだが、クラシックの昇級馬だらけの見定めは非常に難しく、来年も課題になりそうである。

ファルコンS 復習

<レース振り返り>

雨はあがったが重馬場のコンディションの中、勝ったのは小倉のあざみ賞(1勝クラス)を勝っての参戦だったタマモブラックタイで、ロスなく競馬ができたのが勝因な気もするが、先行して抜け出し人気のカルロヴェローチェを抑える強い内容だった。
名前の由来のブラックタイドは母父で、この馬はデクラレーションオブウォー産駒でホープフルSと弥生賞2着のトップナイフと同じ父馬。
正直産駒の特徴は掴めていないが、ダンジグ系らしく完成が早いのは間違いなさそう。
カルロヴェローチェは直線でスムーズさを欠いたのは痛かったが、立て直してからは強かった。
シルバーステート産駒は道悪でも走るのはどうやら間違いないようで、実は距離が伸びてもよいタイプなので。NHKマイルCは楽しみかもしれない。
テラステラは先行できず中団から何もできずにそのまま6着。
スタート直後首を上げるようなしぐさをしていて、折り合いを図ろうとしたのか、少し不可解な内容だった。

<予想・馬券振り返り>

◎ テラステラ     6着    
☆ カルロヴェローチェ 2着
☆ バグラダス     7着
☆ ペースセッティング 11着
単勝1       ハズレ
複勝1       ハズレ
馬連ながし1-2.5.8 ハズレ
3連複ながし1-2.5.8 ハズレ

堅め予想をしたが、完全に外れた。
道悪の時点で荒れる前提の予想をしてもよかったと思うが、実績の比較から上位人気を軽く扱う要素は正直なかった。
あえていうなら勝ったタマモブラックタイは稍重で連勝してきた馬なだけに、馬場悪化で評価を上げるべきだったのかもしれない。
やはり道悪競馬は難しい。

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