見出し画像

【予想・買い目】日本ダービー(2024)

いよいよ競馬の祭典、現3歳世代7906頭の頂点を決める東京優駿・日本ダービーがやって来ました。
日本ダービーと言えば、騎手や調教師に代表されるホースマン達の悲願の初制覇、一方で既にダービー制覇を果たしているダービーウィナーが更なる歴史を積み重ねるシーンも思い浮かびますが、いずれも日本ダービーのゴールシーンは記憶にも記録にも残り続けます。
明日はどのような日本ダービーが待っているのか、ボルテージは高まっていく一方です。

予想と見解

◎ レガレイラ
△ コスモキュランダ
△ アーバンシック
△ ダノンエアズロック
△ ジャスティンミラノ

◎ レガレイラ

皐月賞で6着に敗れた牝馬のレガレイラだが、スタート後の不利、道中のマーク、最後の直線での絶望的な位置を考慮すれば、よくあそこまで追い込んだという内容だった。
ルメール騎手が怪我で乗れずに北村宏司騎手の代打となったが、やはり荷が重かった。
(個人的には北村宏司騎手は高評価している騎手だが、皐月賞に関しては低評価をせざるを得ない内容だった。)
実際にレガレイラは大外を回しながらも繰り出した末脚は上がり1位。
皐月賞において上がり1位で、ダービーで人気を集める実績を積み重ねてきた馬(単勝オッズ1.0倍から9.9倍)であれば過去10年で(5.1.1.5)の好走率。世代のトップが集まる皐月賞で1位の末脚を繰り出せることは着順以上に問われるダービーへの適性能力であることが過去の傾向から判断出来る。(下記の記事参考)

皐月賞はかなりの高速馬場で、ある程度の好位置につけてスピードを活かして押し切る能力(マイラー的な能力)が問われたレースと考えれば、やはりこの馬には向かない舞台でなおかつ不利を食らったのであれば、ここは条件好転と判断して間違いないはずだ。
今年はついにこのレースで高い適性を示すハーツクライ、また過去に何度も好走馬をダービーで輩出してきたディープインパクト産駒もキングカメハメハ産駒もおらず、どの馬が制してもその父はダービー初制覇となる年。であればハーツクライの直系のスワーヴリチャード産駒が初年度産駒にしてダービー馬を輩出しても何もおかしくないわけである。
ルメール騎手は先週のオークスを制したが、やはり東京2400は天下一品。もちろん東京芝、芝2400のいずれの観点でも狙いたい騎手に該当するので、今年のダービーの馬券を託すに値する。
昨年はスキルヴィングで悔しく悲しい思いをした木村哲也調教師とルメール騎手のコンビが、リベンジを果たす。

△ コスモキュランダ

弥生賞は低人気だったが、デムーロ騎手のまくりが決まり実績馬のシンエンペラーを下して快勝。
皐月賞はそこまで上手くいかないだろうと再び7番人気だったが、中団から上がり4位の脚を披露して僅差の2着に入った。
たとえ父アルアインが東京コースや芝2400mのイメージがつかなくても、皐月賞でのパフォーマンスの内容がダービーにつながる上がりを生かした競馬であれば、やはり見くびらない方がよいだろう。
マイネル軍団の故・岡田繁幸総帥の悲願であるダービーを、ユーザーレーベンで初の牝馬クラシックをプレゼントしたミルコデムーロ騎手がここでも達成させることがあってもおかしくない。

△ アーバンシック

走りが荒削りな印象だが、皐月賞では上がり3位の脚で4着とダービーでこそと期待せざるを得ない実力と適性を見せつけた。
レガレイラと母以外は全て同じ血統(同馬の母とレガレイラの母が全姉妹)で、スワーヴリチャード産駒としてはこの馬でダービー馬を輩出する可能性も十分ある。
そして横山武史騎手はエフフォーリア、ソールオリエンスで二度の1番人気2着という悔しい結果を味わっており、ダービーへの思いは並大抵のものではない。今年は比較的プレッシャーのない立場から、1発可能性がある馬で挑戦出来るのは、またとないチャンスかもしれない。

△ ダノンエアズロック

過去の傾向としてはプリンシパルS組はダービーでは苦戦傾向(最後の馬券内はコズミックフォースの3着、最高でもダンスインザダークの2着)だが、その理由は当然レベルの低さにある。
しかし、そこにヒントがあり、逆にそのレベルの裏付けがあればダービーでも走る可能性は残されている。
今年のダノンエアズロックはアイビーSでレガレイラを3着に押さえて勝利(上がりはレガレイラと同じ)を収めており、弥生賞はレース後に骨折判明で度外視。
前走は何とか間に合わせたプリンシパルSで相手が弱かったが0.2差圧勝の上に最後は抑える余裕を見せていた。
よってこの馬はわけがあってのプリンシパルS組なので、軽視禁物と判断するのが妥当だろう。
モレイラ騎手の腕は異次元で、東京芝コースでも狙いたい騎手に該当する。もちろんその点でも期待したい。

△ ジャスティンミラノ

皐月賞は1.57.1の超がつくレコードで快勝。3着に下したジャンタルマンタルは後にNHKマイルCを制しただけにそのレベルの高さがわかる素晴らしい勝利だった。
ところが気になるのは高速皐月賞を前目から制した馬はダービーを苦戦傾向にある点。
歴代勝ちタイム順に並べると、
(馬名 皐月賞勝ちタイム 皐月賞3角の位置 皐月賞4角の位置 → ダービーの着順)
ジャスティンミラノ 1.57.1 4番手 4番手 → ?
アルアイン 1.57.8 5番手 5番手 → 5着
ディーマジェスティ 1.57.9 12番手 10番手 → 3着
ロゴタイプ 1.58.0 8番手 7番手 5番手 → 5着
サートゥルナーリア 1.58.1 7番手 7番手 → 4着
ドゥラメンテ 1.58.2 11番手 7番手 → 1着
ノーリーズン 1.58.5 9番手 6番手 → 8着
ダイワメジャー 1.58.6 2番手 2番手 → 6着
アンライバルド 1.58.7 12番手 9番手 → 12着

3角時点で1桁ポジションにいた皐月賞馬は馬券内に全く入れていないことがわかる。化け物ならこの傾向は覆すかもしれないが、やはり競馬の能力の中でもその馬の持つ適性は存在し、高速皐月賞とダービーの適性は全く違うということになる。
戸崎騎手はエポカドーロとダノンキングリーで悔しい結果を味わっているが、勝利のためにはこの馬がダービーでもパフォーマンスを発揮出来るエスコートをすることが求められそうだ。

買い目

単勝 ②
馬連ながし ②-⑥⑧⑨⑮
ワイドながし  ②-⑥⑧⑨⑮
3連複1頭軸ながし   ②-⑥⑧⑨⑮
3連単フォーメーション ②→⑥⑧⑨⑮→⑥⑧⑨⑮
馬連ボックス ②⑥⑧⑨⑮
3連複ボックス ②⑥⑧⑨⑮

補足

基本的には②レガレイラ絡みの馬券が本線です。単勝とワイドの金額比率が多めで、馬連→3連複→3連単の順で予算を割り振ってます。
ボックスは泣きの縦目ですが、予算は少なめです。大きいのが来れば逆転もありますが、基本はガミ(ダメージ緩和程度の回収)です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?