村木多津男の詩

精進 

 今日の一勝よりもレベルアップの一生

有名を目指すよりも天命を志せ   

美しい一瞬をつかめ 

 この瞬間には永遠がつまっている
感動がつまってる
美しい一瞬に永遠をとどめよう
一点に全てが集まるブラックホールのように
美しい瞬間に生涯をかけたい
永遠と出逢うため
さあ 海へ行け

この砂粒には世界がつまっている
感激がつまってる
美しい一瞬を砂粒で見つけよう
一点に世界が集まるブラックホールのように
美しい世界に生涯をかけたい
永遠と出逢うため
さあ 夜空を見よう

 

馬鹿の天才

 どうせおれには無理なのさ
私の力じゃムリですよ
本当に君はやったのか?
とことんやってできるまで
どうせ私は馬鹿だから
馬鹿なら続ける馬鹿になれ
あきらめない馬鹿ならば
決して馬鹿では終わらない
下を向くな星を見ろ
きっとお前は輝くさ

どうせおれには分からない
私の頭じゃ分からない
本当に君は考えたのか?
とことんやって分かるまで
どうせ私は馬鹿だから
馬鹿なら尋ねる馬鹿になれ
うやむや尋ねる馬鹿ならば
決して馬鹿では終わらない
朝起きて日の出見ろ
きっとお前は目覚めるさ

  自分の中の自分自分の中の自分 

自分の中にいろいろな自分がいる。
主張の強い自分よりも 
合理的な自分の意見を聞きたい。  


 楽しいことを考えよう 

 信号待ちでいらいらしたら
ダジャレの一つも考えろ
イライラしたら
楽しくなるように工夫する
楽しいことは山とある

相手のことがイライラしても
楽しいことを言ってみろ
イライラしても
楽しくなるようにがんばろう
楽しいことが山とでき 


 井戸を掘れ 

 井戸を掘れ 井戸を掘れ
50メートル掘って出なくても
後1メートルで出てくるさ
後一掘り 後一掘り
ひたすら繰り返そう

井戸を掘れ 井戸を掘れ
私が掘って出なくても
次の世代が掘りあてる
無駄でない 無駄でない
未来に望みをつなげよう  


 人生積み重ね 

 緑、黄緑
樹々の葉は重なりあって
木漏れ日をつくり出す
積み重ね 積み重ね
輝くために人生 積み重ね

しぶき、青波
寄せる波は次から次へ
絶え間なく寄せてくる
こみあげる こみあげる
考え進み、思いは絶え間なく   


 ここで今を生きよう 

 今を生きよう 厳しい冬をしのげ
でも、未来の種を蒔くことは忘れちゃいけない
今の街で、今この場所を楽しもう
この街がいちばんになるように
この街がオンリーワンのナンバーワンに

今を生きよう 激しい嵐をしのげ
でも、未来の種はどこかに宿される
今の街で、今この場所を生きよう
この街がいちばん好きになる
この街がオンリーワンのナンバーワンに   


 この世界のすべて

 この世界のすべては地球にある
だから、地球をよりよくしよう
この世界はバイキンに満ち満ちている
バイキンでさえ命を土に返す役目がある
君にもきっと生きる意味がある

この世界のすべては宇宙にある
だから、宇宙に心の翼をはばたかせよう
この世界は腐敗に満たされている
腐敗にさえ何かの目的があった
君も目的を持って腐敗に立ち向かえ  


 ダジャレンジャー忍者ー

 君は忍者が適任じゃ?
味方の忍者は何人じゃ?
仲間の忍者を確認じゃ?
赤の忍者は他人じゃ?
やっつけた忍者は死人じゃ?
甲賀忍者は江戸赴任じゃ?
伝令の忍者は本人じゃ?
四人の忍者を誤認じゃ?
失敗した忍者は退任じゃ?
頭(かしら)の忍者は責任じゃ 


 無限

打ち寄せる波をただながめる
この海の中には
私の知らぬ世界がつまっている
私の知らぬことは無限にある

浜辺の砂を握ってみる
この砂を使えば
私の考えたものが作られる
私のできることは無限にある 


 この景色はもう見ない 

 この景色はもう見ない
ゴトゴト揺れる列車の
窓から見える家や樹
この景色はもう見ない
だからいとおしく
目に焼きつけよう

この景色はもう見ない
ゆらゆら揺れる雲の
変わりゆき続ける
この景色はもう見ない
だから 今を今を
とらえ続けよう  


 心の宇宙 

 黒い雨の銃弾
赤い血のじゅうたん
もし人間の心がこれを作るのならば、
私は邪悪な心を隠すカーテンになろう

白い空の自由雲(じゆううん)
紅の花の集団
もし人間の心が未来をつくるのならば、
私は自由に心の旅を続けたい  


 今日は別れる時だけど・・・ 

 今日は 別れる時だけど 不思議な気がする
君の顔を見ると みんなとの思い出がよみがえる
 楽しいこと つらいこと うれしこともあれば 悲しいことも
全ての思いが今の私を導いてくれた
思い出は過去を振り返るためにあるのではない
今日の自分をつくるためにある
だから私は別れることを悔やみたくない
ただひたすら今日を生きればみんなとの思い出がよみがえる
たとえ一緒にいなくても 


 今日会う人は 

 今日会う人は もう会えなくなるかもしれない
だから なるべくよい言葉をかけよう
もう会えないつもりで 一生懸命自分の気持ちを伝えよう 


 小学校一年生の時「がんばろう」ばかりの私が小学校一年生の時「がんばろう」ばかりの私が中三の時4と5ばかりになったわけ

小学校一年生の時、早生まれで成績は「がんばろう」ばかりだった。
さらに二カ月入院して置いていかれた。
何とか二年生になれたが、母親によると「一ダースが12」ということも分からなかったらしい。
「この子はいったいどうなるのか」
と心配されたらしい。
しかし、入院中、図鑑を差し入れられた。痛い注射と退屈な時間、私は夢中で本に見入った。
その結果、小2の時、理科のテストは満点だった。成績は「りか」だけ「よくできる」だった。
「がんばろう」が当たり前で慣れ切っていた私に一筋の光が差した。
小学校の頃、おもちゃもなく兄と将棋を指した。そして、複雑さに挑んで、少しずつ、頭脳が磨かれた。
そして、農協祭で優勝をした。
中学三年生の時、私の成績は4と5ばかりになった。

今にして思えば、入院したことで本を読むようになり、世界が開けた。

「できないことを嘆くより、できることを一つでも作る」

今、壁を越えられない私とあなたに、この言葉を贈りたい。 


 Why do we study?Why do westudy?

Today, a baby is born somewhere in the world.
Does this baby live a happy life?
I want everybody to be happy.
We study, to think it nice to be born or to be alive. 

Among the flood of information on the Internet and books that we can’t read ,we pick out a splendid thing .
We learn the cultural heritage of mankind , make arrangements of the culture,and enrich our culture .
We learn human being , nature and art to live better by getting a rich culture. 

There are a lot of difficult problems in the world .
Radioactivity has continued leaking out from the nuclear power plant.
People of Fukushima get angry .
" Give back nature" " give back our houses ", " giveback safe water and air ," " give back the bond ," " giveback a hometown "

We cannot solve a difficult problem without thinking thoroughly..
We don’t know what is the problem , we are confused, and we don’t know what todo .
We do nothing but to untie the complex of tangled threads carefully andtenaciously. 
We study to get accurate tenacious brains .

Everyone, let’s fight against a difficult problem ….disease that can not becured , spreading poverty, and various discrimination .
We enrich the culture by creating a more interesting work .
For children who are born from now on think itnice to be alive
You think it good to be born .

なぜ勉強するのか

今日もどこかで赤ちゃんが生まれる。
この子は幸せな人生を送れるだろうか?
全ての人が幸せになってほしい。
「生まれてきてよかった」「生きててよかった」
と思える人生を送るために勉強するんだ。

読み切れない本やネットの情報のはん濫の中で、素晴らしいことを選び出す。
人類の文化財を学び、自分でアレンジを加え、文化をより豊かにする。
人間、自然、芸術を学び豊かな教養を身につけてよりよく生きる。

世界には難しい問題がたくさんある。
原発から放射能はもれ続けている。
福島の人は怒る。
「自然を返せ」「家を返せ」「安全な空気と水を返せ」「きずなを返せ」「ふるさとを返せ」

難しい問題は考え抜かないと解決しない。
何が問題かも分からない、頭の中がこんがらがって、どうしていいのか分からない。
たくさんの複雑にもつれた糸は丁寧にねばり強くほどいていくしかない。
ねばり強く正確な頭脳を身につけるために勉強するのだよ。

治せない病気、広がる貧困、いろいろな差別、難しい問題にみんなで立ち向かうのだ。
もっと面白い作品を作って文化を豊かにするのだ。
これから生まれてくる子どもたちが生きててよかったと思えるように
あなたが生きててよかったと思えるように。


  気づかないだけ

 梨の花は咲く、誰に見られるわけでもなく美しく咲く。
梨の花は人知れず、ただ咲く。
 
道なき道を分け入るとお地蔵さまがひっそりといらっしゃる
昔の信仰は途絶え荒れはてている
忘れ去られていくものに光を当てる

お地蔵さまをお参りする話を母にしたら、母方のお寺、長泉寺にお地蔵さまを奉納したのはマンボウの鈴木初蔵さんだとのこと、万年橋パークビルの鈴木基生さんの祖父だということが分かった。基生さんの祖先と私の祖先が仲良くしていたとのことだ。二人は何を思い何を語り合ったのだろうか?

お地蔵さまの縁で、一生知らずにいたかもしれないことが分かった。仏さまの導きなのか。基生さんとの縁はお地蔵さまに参拝することで母に語られた。

見えない縁の結びつきの一つに気づいた時、自分の知らない無数の縁に気づかされるのだった。過去を遡ればさらに見えない無数の縁に満ちている。

この縁は未来へと続いていく。梨の花の下での集いは次の縁につながるのだろう。


 失敗するのは当たり前

 アンパンマンの歌詞に「何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ!」とある
これは戦争で何のために生きていたのか分からない人々への哀悼と痛烈な戦争批判でもある
戦争への反省メッセージが込められている

失敗するのは当たり前
そこから何を学べるかで差ができる

理想の円は頭の中では考えられるが、それを描くことはできない
人間は理想に近づくことしかできない

ブラジルで蝶がまばたきするとカリフォルニアで竜巻きができるというバタフライ効果、
わずかな差が後に大きな影響を与えるのだ

物事は連動して変化している
最適の組み合わせを見つけた人がわずかの差を制する

無駄のない最も効果的な組み合わせは簡単には見つからない
失敗の果てにようやくたどりつくのだ

失敗をするのは当たり前
失敗は進歩への途中過程
おそれずに進め 


 79歳で後1年で死ぬとしたら? 

 今、79歳で後1年で死ぬとしたら自分はどうするのだろうか?
真剣に余命を考えて天命を成し遂げようとするだろう。
じたばたしないように一日一日を充実させようとする。
永遠に生きられるかのように無駄に日々を送ると後悔ばかりになるだろう。
一日一日を感動にあふれさせて永遠を閉じ込めなければいけない。
「もし世界の終わりが明日だとしても私は今日林檎の種をまくだろう」とゲオルグ・ゲオルギウは答えた。
天命を知っているから答えられるのだ。
そもそも、80歳まで生きることを天は許すのだろうか?
東京大空襲は未成年を多く殺し、東日本大震災は若い命をも奪った。
「他人の命の短さを憂えても我が身の命の長かざるをつゆ悟らず」
自分の天命は何なのだろうか? 


 温故知新 

 「うまい!」「なるほど!」「感動した!」 
言葉はふるいにかけられて古典になっていく。

古人の立場になって、言葉を生々しく再現する。そして、求めたことを知る。
現代の立場で、古典に光を当てる。時代を超えることに今までの蓄積を足して検討する。
未来の人にも届くことはないか? 未来は古典が進化しているはずだ。

私は古典になることができるだろうか?


  この駅は降りたことがない 

 この駅は降りたことがない
この街にも人がいる 未知の営み
未知の街への道 未知の世界の人たち 未知の宇宙

昔の人に会えることはない
この街にも過去に人 未知の暮らし
それぞれの過去への道 過去の世界の人たち 過去の宇宙

未来の人に会えることはない
この街の未来はどうなる? 未来の暮らし
それぞれの未来への道 未来の世界の人たち 未来の宇宙

出会う人は限られている
今出会える人に祝福の魔法をかけたい


  心からのありがとう 

11カ月かかって、暴れん坊の男の子が自分から「ありがとうございました」と言った。
言わせる「ありがとう」には意味がない
天国とは自発的に「ありがとう」と言えることにあふれているところだ。


神経

差がない時に、感じないにおいの違いで物を人間は選んで買う。
無意識的、意識的な過去の営みが今の私をつくる。

今、われわれが見ている世界は0.2秒前の世界。
時速150キロのボールを打つバッターはボールが離れる瞬間に今を予測して打つ。
未来を考えることで今が活きる。 


 詩はどういう時に生まれるか?

 「詩はどういう時に生まれるのでしょうか?」
私の問いに本川達雄先生は「試験監督をしている時」と答えた。

「詩はどういう時に生まれるのでしょうか?」
私は聞かれてこう答えた。
「あることがきっかけとなって、今までの体験や知識が結びついて、整理されていって生まれます」

詩はテーマが軸になって、いろいろなことが連想されて、つながっていきまとまりとなっていく。
問題意識を持ってテーマを探し続け、いろいろな体験や知識を持ち、思いめぐらし、言葉を探していく。
「猫について詩を作ってください」と言われたら、猫について思っているイメージを、比喩的に言葉に換えていく。イメージを言葉に当てはめていく。

この詩は「詩はどういう時に生まれるのでしょうか?」と聞かれてできた。 


子猫ちゃん 

 何か視線を感じる あそこだ
近づくと逃げるにゃー 離れると寄ってくるにゃー
ねえ私の詩を創って
ねえ虹に行こう
いいのありがとう かみついてあげるにゃー

ぼくが獲物だったんだ 捕まった
呼んでも来ないにゃー 呼ばなくても来るんだにゃー
ねえ私の歌歌って
ねえ星が欲しい 
あらーうれしい ひっかいてあげるにゃー 


 アイデアはこうして生まれる 

自分が持っている問題意識、テーマから何かが引っかかる。
過去の体験知識が刺激をきっかけに結びついていく
これがアイデアの核となる
アイデアの核を材料にして、無駄を削り、足りないものを補強していく
アイデアを組み立てていくのだ

アイデアのためには①テーマ、問題意識を持つ
②知識体験などひらめきの素を増やす
③ひらめきの素を何度も何度も組み立て直していきできるまで続けていく

もやもやとした中であっちに行き。こっちに行く
迷い迷った末にようやく少し前進
少しの前進が積み重なってようやくたどり着く
そこに光が見える
暗闇はいつかは晴れる
人生は暗闇に射す光を探す旅の様なもの独創は新しい組み合わせ分子を分解すると原子となる原子を組み合わせると新しい分子となる。知っている要素を新しく構成することで新しいものができる要素は新しく作れないしかし、新しい組み合わせは無限にあるベストミックスの組み合わせがオリジナリティとなる知っている言葉を組み合わせることで、うまく行けば詩ができる変化は無限、宝物は誰にでも発見するチャンスがある 


 さよなら ないものねだり

 「得られるはず」と思っていたものが手に入らなかったり、思い通りにならなかったりすると人は落ち込む。
ないものねだりをするよりも自分が手に入れられるものを見定めて一生懸命に生きよう。
できないことは嘆かない。今できることを真剣に。
今この瞬間を充実させることで魅力的な人生を送ることができるのだから。
さあにっこりと微笑もう。 


 強く優しく面白く

 知恵にあふれ情に厚くビジョンがある
行動力と交渉力で困難を克服し
時代を切り開いていく
総合力が魅力となる
強く優しく面白く

アイデアに満ち情け深く未来が見える
未来の理想と問題が見えるから
今の世界に全力で挑む
理想の姿が未来へとなる
強く優しく夢を持て 


 何でも分かり易くていいのか? 

テレビで私を見た人が「あなたの詩は分かり易くていい」と言ってくれた。
その詩が生まれるのには、ユーモアを二十五年考え続けた試行錯誤が反映されている。
考え抜いた末の分かり易さなのだ。
何でも世の中分かり易さを求める。

テレビに私の詩が出たのは分かり易さも重視されただろう。
テレビでは何でも分かり易さが求められている。
人々は分かり易さを歓迎している。
あなたが一般ウケしたければ分かり易さが求められるだろう。

しかし、分かり易いものに慣れていくと、思考力がマヒしていく。
分かり易い言葉の背後のいろいろな思考過程が推測できなければ真のよさは分からない。

私はいいものを作りたい。
ウケることだけを考えたりしない。
真によいものは分かり易さとは違う軸があるのではないか?

賢人にあふれた社会では、簡潔なよさも複雑な面白さも理解されているにちがいない。 


 湧きあがるのを待て 

壁にぶち当たった時、後一歩の粘りでどうにかできることがある。
アイデアが出なければ、出るのを待つ、ひたすら待つ。
アイデアは一言から始まり、二つ三つと重なり一枚のメモに育つ。
ネタは寝かすのだ。するとネタは眠りから覚めてこう言う
「寝たかいがあった」


  自分探しを問い続けろ 

アンジェラ・アキさんの「手紙」という歌に「自分とは何でどこへむかうべきかは問い続ければ見えるはず」
自分とは何かは常に問い続けるテーマなのだ。
松下幸之助は言う「世の為、人の為になり、ひいては自分の為になるということをやったら、 必ず成就します」
世の中に自分のとりえで貢献する。世の中とずれてはいけないし、自分を犠牲にし過ぎてもいけない。
人生は将棋に似ている。豊富な持ち駒を集めていき、今の状況に応じて、最適の組み合わせで繰り出していく。


 言葉は意味にラベルをはったもの 

 もしも「少し」が「ウンポコ」だったら、
「ウンコ少し」は「ウンコウンポコ」になるだろう
もしも「わたし」が「アイ」ならば
「わたしは愛を愛す」は「アイは愛を愛す」になるだろう
もしも「1,2,3」が「アン、ドゥー、トウァ」だったら
「1,2,3,安藤とは」は「アン、ドゥー、トウァ、安藤とは」になるだろう
 言葉は意味にラベルをはったもの
たまには、ラベルを張り替えてみましょう
もやもやには言葉のラベルを動かしていき、パズルのピースを探していこう 


走り高跳び

 リズムを整え助走し
踏み切ってジャンプ
ギリギリの高さを跳べるかどうかは時の運
トレーニング、心理、跳び方、工夫することはいろいろある
工夫を凝らせば、跳べない高さも超えられる
記録は自分との戦いだ
だが、注目を浴びる高さは
ライバルを超えなければいけない
遠く及ばない高さも、知らないうちに跳び超えられた、努力と工夫で
人に認められるには精進あるのみ
これからも、もっともっと高く跳べるようにがんばりたい   


 蒔かれた場所で花よ咲け 

 植物は、種が落ちれば
そこに生き続ける
太陽に照らされ、ライバルもなく咲く花もある
他の草に太陽を奪われて
ひっそりと咲く花もある
植物は、その場、その場で
花を咲かせる
与えられた運命の中で
精一杯生き抜こう 


 自分は欠陥だらけの天才だと思え

 天才のつもりで書きなさい。
アイデアが湧き出るために
欠陥だらけのつもりで直しなさい。
うぬぼれて欠陥を見逃さないように 


 究極目的

 将棋の究極目的は、相手の王様を先に詰ませることだ。
そのために重要な駒、飛車を取ったり、自分の王様を堅めたりする。
しかし、途中で飛車を取ることが目的となって、王様を詰ますことを忘れてしまう時がある。
日々、日常に追われた時、人生の究極目的を思いめぐらそう!  


 背後のつながり 

 「なんとなく」共通しそうなことを結びつけてみる。
よく考えてみると、背後の結びつきが発見できる。
リンゴの落下と月の動きが万有引力の法則で支配されているように、
「なんとなく」を掘り下げ、本質を見てみよう。


 本質を考えろ

 もやもやとしたことに、ふさわしい言葉を探し当てはめていく
こうして思考は可視化される
ぴったりとした言葉で本質を考えているのか?
無駄のない本質的な言葉の操作は、明晰な思考へとつながっていくのだ
澄んだ夜空に月がくっきりと見えるように  


 意外な納得で満たせ 

「あれっ」という驚きと「なるほど」といううなずきに脳内快楽物質ドーパミンが放出される。
面白さは意外な納得で生まれる。
意外な納得に出会いなさい。
発想が凝り固まらないように
意外な納得に気づきなさい。
ばらばらなものの背後のつながりを知り驚くために
意外な納得を考えなさい。
常識のクモの糸から逃れるために
意外な納得をつくりなさい。
日々がアートに生まれ変わるために
意外な納得に満たされなさい。
あなたが他の世界をうらやましく思うのではなく、
世界が自分のところへやって来るように


  合理的な信念 

 人は合理性ではなく
信念で判断する
詐欺師は本当をつくり出して
信念をだます

最期までやり遂げる人は
「やればできる」と信じている
「自分は有意義で面白いことをやっている」
と信じている
「やればできる」「これは面白い」をつぶやけば
私たちの信念は
最期までやり遂げるにちがいない

将棋で全国レベルの子に共通すること
「強情だけど合理的なアドバイスには意見を変える」
彼らがハイレベルでいられるのは
合理的な信念を持っているからだ。  


橋を架けろ


川に橋を架けろ

人々が行き来できるように

人の心と心に橋を架けろ

戦いをなくし社会が実るように

地球と人工衛星に橋を架けろ

宇宙エレベーターに乗って宇宙に行くように

太陽糸とシリウスに橋を架けろ

想像の翼に乗って羽ばたくように

何かと何かに橋を架ける

出会い、交流し、アイデアが生まれる  


 


 


お金


お金はばらばらな価値を一つの物差しで統一しようとする。

そして、価値を交換していく。

お金は蓄えられる。

いざと言う時に助かるが貯蓄の差が格差を拡大させる。

ゲゼルは地域通貨を考えた。

期限が来ると価値が消えるのだ。

景気がよくなり格差を消すのだ。

お金は足りなければ工夫する。

必要なモノにしか使わなくなり、

お金の要らない生き方を工夫するようになる。

無駄をしないためにもお金はよい。

しかし、便利だけれど、お金が目的になると

多くのことが失われてしまう。

お金を使ってもお金の奴隷になってはいけない。

金は社会を豊かにするために使われるべきで、

人々を奴隷にするためにあってはならない。 


つき抜けろ

つき抜けろ
天井を破ってつき抜けろ
つき抜ける生命力を持て
生きづらい日々の痛みを創造力に変えろ
破片の痛みが真珠をつくるように
爆発を創造のために制御せよ
水素と酸素の爆発を制御する
燃料電池のように
世の中で日に当たるのは
0.1パーセントにも満たない
どろどろとした魂の叫びを
作品を生む力に変えてつき抜けろ

ただでできること

ただでできること
「ありがとう」と感謝を伝えること、人に優しく接すること、
一緒に感動すること、相手をびっくりさせること、笑わせること、
相手に教えてあげること、対話をすること、
自分の考えを深めること、アイデアを出すこと、
創造すること、
ただで幸せになれることはたくさんある。

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