詩人として生活できるとは

詩人として生活できるとは

私の知り合いが「詩で生活できたらいい」と言っている。
日本で詩人として生活している人にはどんな人がいるのだろうか?
俳句では門人をとる。松島十湖は三万とも言われる門人がいて、色紙を売って道路を作った。
歌の作詞家などもいるが、数年くらい生活できた人は数百人はいただろう。
しかし、一生食べていけたのは数十人ではないだろうか?
東大には毎年三千人入れる。
将棋のプロ棋士は年間4人かそこらだ。
詩人で生活するという夢は「総理大臣を目指す」という野望に匹敵する。
石川啄木はどん底の中で作品を吐き出した。
啄木が恵まれていたら、作品は生まれなかったにちがいない。
お金に恵まれて、創作するのは、ハンデとなるかもしれない。
宮崎駿監督の作品は日本の上流階級を知っているから描けるよさにあふれている。
ただ、恵まれているとかいないとかよりもっと深いところで創作はしないといけない。
古川柳に「黒犬を提灯(ちょうちん)にする雪の道」というものがある。
作者は不明だが後世に伝わるだろう。
創作はそんな作品を作りだすのを目指すべきだろう。
だが、私は、詩人として生活したいという人を応援したい。
一人10円ずつ一千万人から集めればよい。
日本が無理なら世界がある。
英語を磨いて世界に出よう。

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