Progate CTO を退任しました

ご報告

2018年末を持って、Progateを退職いたしました。
ご報告が遅れてしまったこと、お詫び申し上げます。

退職の理由としては、自分の人生を考えた上での個人的な決断(わがまま)というのが大きく、Progate内でトラブルがあったとかそういったことでは一切ございません。

Progateはたくさんの素晴らしいユーザーの方々、株主の方々、そして社員と本当に多くの人に支えられてここまで道を歩むことができました。
この場を借りて、皆様に御礼を申し上げたいと思います。

Progateの振り返り

Progateは2014年の7月に代表のまさと僕の2人で創業しました。
設立のちょうど半年ほど前にプログラミングを学んで「自分の人生が変わる体験」をしました。(https://www.wantedly.com/companies/progate/post_articles/128361 で詳しく述べています)
しかも、ちゃんとした学習方法が存在すればプログラミングを学ぶことはそんなに難しくない、という感覚もありました。
これを他の人にも伝えたい、という気持ちでProgateを創業しました。

正直起業当初はマネタイズのビジョンも全くなく、不安な気持ちもありました。
会社経営もビジネスも全く知らない自分たちがどうしてここまで来れたんだろうか、と自分でも疑問に思います。
今思うと、それは「最高のプロダクトを創る」「ユーザーに最高の学習体験を提供すること」という哲学をただただ純粋に追求してきたからなんじゃないかと思います。
周りからみたら頭おかしいんじゃないかと思われるくらい、プロダクトにこだわってきたと思います。笑
数ヶ月かけて作り上げたものを、ゼロから作り上げることもしばしばです。
(そして、そういうプロセスを経るときが結果的に一番良いものができた気がします。)
「大企業に真似されたら終わる」というのはよく言われたことですが、この狂気なまでのプロダクトへのこだわりは大企業だからと言ってコピーできるものではなく、だから大企業に真似されても絶対負けない自信がありました。笑

自分の振り返り

ざっくり自分がProgateでしたことは、以下のような感じです。(本当にざっくりすぎてすみません)
・ProgateのWeb版の製作
・学習コンテンツの製作
・Progateのアプリ版の製作

見ての通り、プロダクト作りにほとんどの時間を使わせてもらいました。
バックオフィスなど手のかかる仕事は全部任せきりになってしまいました。。。
自分の一番の情熱がプロダクト作りにおいて、思う存分仕事をさせてもらって、本当にProgateメンバーに感謝です。

これから

これからは自分の会社をまた作り上げることにチャレンジしようと思っています。
今は準備期間としてフリーで仕事をさせてもらっています。
会社を設立したらまたご報告させていただきたいと思います!

 最後に、プログラミング初学者の方、これからチャレンジしたい方に伝えたいこと

自分の退職とは関係ないですが、プログラミングの初心者の方々はこれまでもこれからもずっと応援したいので、自分からの応援メッセージのようなもので締めくくらせていただきます。笑

プログラミング学習は密度が大事です。
3年かけてちょっとずつ学ぶより、2ヶ月全てプログラミングにつぎ込む、みたいな学び方をしたほうがグッと伸びます。
そして密度を確保するためには、自分をやらなきゃいけない環境に追い込む、つまりチャレンジすることが大事なのかなと思います。
僕と加藤はProgate創業の半年ほど前、変数やif文を書ける程度の知識しかなかったのに、Webサービスの受託開発に挑戦しました。
そして、それから間もなくしてProgateを立ち上げました。

思い返すと、創業当初のソースコードは本当にひどいものでした。
当初はPHPでツギハギのコードを書いており、演習画面は全てHTMLをべた書き。バグだらけ。
コードの保守性なんて本当に皆無な状態でした。
ほぼ初心者だったので当然ですよね。

社員も増えたけど、みんなプログラミングは初心者ばかり。
それでもなんとか知り合いのエンジニアの方にアドバイスを頂いたりしながら、ちょっとずつまともな開発体制にしていきました。
LIPS代表の深澤くんにも昔Progateのコーディングを手伝ってもらったこともありましたが、あまりに酷いコードに絶句されたのを覚えています。笑

でも、なんとかなりました。
大事なのはチャレンジすること。少し背伸びして行動してみること。
それを冷やかす人もいると思います。
でも誰もが最初は全員初心者なんだから、そんなのは気にしなくていいと思います。

とにかくコードを書いてプロダクトをつくってみること。
人にもよると思いますが、コードを書く中でも、プロダクトをつくっているときが僕は一番楽しいです。
一人の誰でもない人が、プログラミングを学んで、世界中で使われるサービスが生まれる。
こんな可能性に満ちたことは、他にないんじゃないでしょうか。

プログラミングを学んでからまだ短い。なにか行動に移すにはまだまだ多くのことを学ばなきゃ。
そう言っていると、いつまで経っても行動できるときは来ないのではないでしょうか。
起業だってそう。自分も学生起業で経営などなにもわからない状態でしたが、行動さえしてしまえば、あとでどうにかなりました。

実力が伴っていなくても、行動していればあとで実力はついてくるし、それが最短で成長する方法なのでないかと思います。
なぜか。行動に移すと、自分の目標のために、足りないこと、本当に学ぶべきことが明確にわかるからです。
行動に移さずインプットばかりしているときは、満遍なく学び、実際本当に必要なことは薄っぺらい理解でおわっていることが多いです。
行動しながら、必要になったことを覚える、それが最短のルートなんじゃないでしょうか。

(もちろんどこかで体系的に知識を学ぶ必要もでてきます。でも、行動して一段落してからでもそれは遅くないはずです。)

初学者の方々、プログラミングを学ぶだけでなく、行動に移してチャレンジしてみてください!きっと人生が変わるはずです!

長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました!

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