新感覚?ナンピンマーチンEA
近日MOSAマーケットで発売予定のナンピンマーチンEAの特徴をまとめました。
EAの特徴
ナンピンマーチンEAは「含み損を長期で抱えるストレス・急激に含み損の増える恐怖の感情を、設定と資金管理で利益に変換するEA」と言えます。運用する難易度が高いEAと言えますが、当EAはあえてその部分を尖らせてみました。
特徴は下記の通りです。①②は後ほど詳しく説明します。
①分割決済による収益性向上
②値がさに対する対応力
③28通貨ペア対応
一方でデメリットが発生します。
・保有時間が長くなる
→資金管理に「より」注意が必要
結果、このようなフォワードで推移してます。
特徴とデメリットをよく理解したうえで運用頂きたいEAとなります。
ナンピン系EAの損益曲線
ナンピン上級者の方は読み飛ばしていただいてよいです。巷のナンピンなのにそれを隠しているEAを見破ることにもつながる豆知識です。
ナンピンマーチンの利確は下記の通りトータルがプラスになったら新しいエントリーからクローズしていきます。
そのため、ナンピンマーチンEAのバックテストレポートの損益曲線はこうなります。
損益のヒゲが上(下の場合もある)に出ている場合はナンピンもしくはナンピンマーチンと思ったほうがよいです。
分割決済とは
ちょっと遊び心でこのように分割決済を組んでみました。
なかなか面白い損益曲線が出来てしまいましたw この時はワロタ
分割決済により勝率は90%近くに(一般的なナンピンマーチンEAの勝率は7-80%の傾向)、PFもでかくなり収益性は増したのですが、その分含み損をかかえる保有時間は長くなりました。こりゃドMにしか運用できないなと思った次第です。資金管理に長けた玄人&ドMという、使う人を選ぶナンピンマーチンEAですね。
値がさへの対応力とは
もうひとつ、最近ナンピンマーチンEAを運用するにあたって、無理ゲ~と思っていたのが、最近の「値がさ(価格が高い)」です。
ドル円チャート
ゴールドチャート
ということで、ナンピン間隔をpips固定ではなくしてみました。
おう、今年の7-8月の崖を耐えているじゃないか!
バックテストもサンプルとしてUSDJPYを掲載しておきます。
まとめ
攻め(分割決済)と守り(値がさ対応)を組み込むことで、28通貨ペア対応もなんとか実現できて、特定の通貨ペアが捕まっていても他でチャリチャリ、たまにドン! と飽きない収益構造となりました。
今回、EAの特徴のために用いたフォワードは試作の個人利用分です。発売予定のものはMOSAマーケットの基準に沿っておとなしめな設定になっています。ロジックは同様のものを用いておりますので、購入検討の参考にしていただければと思います。
ただし、ベースはナンピンマーチンですので、ご自身でバックテストし、バックテストレポートのドローダウンをしっかり確認し、ご自身の資金量とリスク許容度に応じて、稼働する口座・ロット・通貨ペアの選定・資金管理を慎重に行ってください。
発売よりちょっと前に販売ページが公開され、マニュアルや28通貨ペアのバックテストレポートも参照できるようになると思います。(今回は試作版のドル円のチラ見せでじらしが入ってます)
最後までお読み頂きありがとうございました!それでは発売までお待ちください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?