見出し画像

新感覚?ナンピンマーチンEA

 近日MOSAマーケットで発売予定のナンピンマーチンEAの特徴をまとめました。


EAの特徴

ナンピンマーチンEAは「含み損を長期で抱えるストレス・急激に含み損の増える恐怖の感情を、設定と資金管理で利益に変換するEA」と言えます。運用する難易度が高いEAと言えますが、当EAはあえてその部分を尖らせてみました。

特徴は下記の通りです。①②は後ほど詳しく説明します。
 ①分割決済による収益性向上
 ②値がさに対する対応力
 ③28通貨ペア対応

一方でデメリットが発生します。
 ・保有時間が長くなる
  →資金管理に「より」注意が必要

結果、このようなフォワードで推移してます。

https://real-trade.tech/accounts/73159  ※個人利用用の試作バージョンです。

特徴とデメリットをよく理解したうえで運用頂きたいEAとなります。  


ナンピン系EAの損益曲線

ナンピン上級者の方は読み飛ばしていただいてよいです。巷のナンピンなのにそれを隠しているEAを見破ることにもつながる豆知識です。

ナンピンマーチンの利確は下記の通りトータルがプラスになったら新しいエントリーからクローズしていきます。

そのため、ナンピンマーチンEAのバックテストレポートの損益曲線はこうなります。

損益のヒゲが上(下の場合もある)に出ている場合はナンピンもしくはナンピンマーチンと思ったほうがよいです。

分割決済とは

ちょっと遊び心でこのように分割決済を組んでみました。

なかなか面白い損益曲線が出来てしまいましたw この時はワロタ

分割決済により勝率は90%近くに(一般的なナンピンマーチンEAの勝率は7-80%の傾向)、PFもでかくなり収益性は増したのですが、その分含み損をかかえる保有時間は長くなりました。こりゃドMにしか運用できないなと思った次第です。資金管理に長けた玄人&ドMという、使う人を選ぶナンピンマーチンEAですね。

値がさへの対応力とは

もうひとつ、最近ナンピンマーチンEAを運用するにあたって、無理ゲ~と思っていたのが、最近の「値がさ(価格が高い)」です。

ドル円チャート

ゴールドチャート

ということで、ナンピン間隔をpips固定ではなくしてみました。
おう、今年の7-8月の崖を耐えているじゃないか!

バックテストもサンプルとしてUSDJPYを掲載しておきます。


まとめ

攻め(分割決済)と守り(値がさ対応)を組み込むことで、28通貨ペア対応もなんとか実現できて、特定の通貨ペアが捕まっていても他でチャリチャリ、たまにドン! と飽きない収益構造となりました。

今回、EAの特徴のために用いたフォワードは試作の個人利用分です。発売予定のものはMOSAマーケットの基準に沿っておとなしめな設定になっています。ロジックは同様のものを用いておりますので、購入検討の参考にしていただければと思います。

ただし、ベースはナンピンマーチンですので、ご自身でバックテストし、バックテストレポートのドローダウンをしっかり確認し、ご自身の資金量とリスク許容度に応じて、稼働する口座・ロット・通貨ペアの選定・資金管理を慎重に行ってください。

発売よりちょっと前に販売ページが公開され、マニュアルや28通貨ペアのバックテストレポートも参照できるようになると思います。(今回は試作版のドル円のチラ見せでじらしが入ってます)

最後までお読み頂きありがとうございました!それでは発売までお待ちください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?