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現在のデザイナー採用市場が、3年前のエンジニア採用市場と似ている

最近、台風24号、寒暖の差が激しく体調を崩しやすいと思いますので、皆さま体調管理に気を付けて下さい。

以前、某デザイン企業の方とお話をする機会がありまして、デザイナーの採用についていろいろとお聞かせ頂けたのですが、その時、エンジニア3年前くらいのエンジニア採用市場と非常に似ているなと感じました。

何が言いたいかと言いますと。

・今デザイナーの採用を強くする事は優位性があるかも

・他にも時代に取り残されている職種があるから先見の目を持ちナレッジを蓄えるのは有だだろう

と、思った次第です。

で、どの辺3年前のエンジニア採用市場と似ているかという点ですが、3点あると思います。

1、会社の中でのデザイナーの地位

以前のエンジニアも会社の中で地位が低く、所謂、作業者、リソースとしか捉えていない企業が多かったです。とにかく、プロダクトを作れればそれで良いという考えです。

しかし昨今では、企画・アイディアありきのビジネスでは勝てなくなり、ITの普及と共に何か事業を起ち上げれば必ず、WEB・モバイルサービスが必要となります。そうなれば、質の悪いサービスを提供すれば自ずとユーザーに使われなくなり、スマホの画面からアプリが削除されてしまうような時代になりました。

また、GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)のような開発手法、プロダクトの考え方が日本にも浸透し、スクラム開発をはじめ様々な開発概念が変わっていき、優秀なエンジニアの必要性が重要視された事でエンジニアの市場価値が上がり、同時に会社での地位も高くなっていきました。

最近ではデザイナーの地位も上がり、クリエイティブのCxOポジションを用意する企業も増えてきました。この流れは、品質の良いプロダクトを提供する流れはもちろん、スマートフォン、VR、IoTなど、様々なプラットフォームが誕生しユーザー体験が多様になった事、その上でデザインは見た目を綺麗にするだけでなく、ユーザーの使いやすさ、驚き、ブランディング、世界観など多様なコミュニケーションが重要になってきたのかなと。

優秀なデザイナーがいなければ品質の高いプロダクトは完成しないですし、提供するユーザーに最適なコミュニケーションをとる事もできません。

今後、よりデザイナーの地位が上がり、各企業でクリエイティブのCxOが出てくると予想しています。


2、デザイナー採用手法が不透明

優秀な人材を採用するにあたり、最適な採用手法を確立する事は重要です。昔はエンジニアも最適な採用手法が確立できていなかったです。

例えば、

・生息地(どこのプールにいるか)

・集め方(ブランディング方法)

・求人票の表現方法

・会社として用意する環境など、

今ではエンジニア採用は市場として成長してきているので、市場でナレッジが溜り、エンジニア採用が上手な企業が増えてきました。

一方でデザイナーは最適な採用手法が確立されておらず、上記の項目が市場として最適化されていない印象です。上記は人を集める上で非常に重要な要素で、表現できているという事は理解しているという事なので優秀な方が集まりやすくなります。

3、市場から見たデザイナーの評価(主に年収など)

今エンジニアの年収は高騰しています。500万円、700万円の方と非常に多く出会います。エンジニアの平均年収は確実に上がってきています。

デザイナーはと言いますと、非常に年収が安い。。。

制作会社ですと200万円台とかゴロゴロいます。。。

この現状いいのでしょうか?アメリカでは平均年収で900万円ほどまで登るそうです。

今後、市場で勝ち抜いていける企業数も減ってくるので、最終的に年収の格差(二極化)の話になってしまうのかもしれませんが、優秀な方はどんどん年収を上げ、優秀ではない方は低いままなのかもしれません。

今の段階でデザイナーの採用のナレッジを貯めておくのは市場の中で優位性があるなぁと思った次第でした。

他にもAI・機械学習エンジニアなどのポジションも確立されていないので可能性があるかもしれないですね。


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