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怒りを抑えて希望を与える! 心の平和を保つ【クリソプレーズ】/パワーストーン効果大事典

パワーストーンの力を得たいなら、その石について知ることが一番の近道です。その石はどんな鉱物で、どんな歴史や伝説を持っていて、どんなふうに愛用されてきたのか―― 石のパワーの秘密を知ることで、その効果をより実感してみてください。

文=高橋桐矢

怒りを抑えて希望を与えるアップルグリーンの宝石

緑玉髄/Chrysoprase
【テーマ】守護・癒し・希望
【基本データ】主な原産国:ブラジル・インド・マダガスカル/硬度:7/比重:2.7/結晶系:三方晶系・微細晶質集合体
半透明な明るいアップルグリーンの石。怒りを抑え、緊張をやわらげ、希望を与え、才能や能力を引き出してくれる力があるとされています。

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【色と形によるパワーの違い】
濃い緑色はリフレッシュ効果が高く、淡い緑は癒し効果が高いとされています。

【選ぶときのポイント】
半透明でとろりとした光沢があり、均一な緑のものが上質。

【使い方のヒント】
◎平和な毎日をすごすために ◎不眠症や悪夢防止に ×闘争心を高めたいとき

【取り扱い上の注意】
日光で退色しやすいので注意が必要です。

【おすすめの組み合わせ】
+ブルーレースアゲート=若さ +金=成功

来歴と伝説

 輝く緑色から、ギリシャ語で黄金のクリソ、西洋ネギのプラソン(リーキ)に由来します。古来、護符として用いられ、紀元前1500年のエジプトの遺跡からビーズのネックレスが見つかっています。
 アレクサンドロス大王が沐浴の際、飾り帯のクリソプレーズをヘビに取られてしまい、加護を失ってその直後に急逝してしまったと伝えられています。
 紀元4世紀の書には、乾いた畑に雨を運んでくれる石とあります。12世紀の啓示の書には、痛みを癒し、石を持っていれば空気の霊が悪さをしてこない、と記されています。13世紀の修道士フォルマールは、死刑囚がこの石を口に含むと、刑の執行から逃れることができると述べています。
 古代クリソプラシウスと呼ばれた石は、現在のペリドットと考えられています。またヒスイの代用品として、オーストラリアン・ジェードとも呼ばれます。

鉱物としての特徴

水晶と同じく、石英の一種。目に見えないほど微細なクォーツ(石英)の結晶(潜晶質)が塊状に集合したものをカルセドニー(玉髄)と言い、半透明な明るい緑色のカルセドニーがクリソプレーズです。無地青色がブルーカルセドニー、赤色無地はカーネリアンとなります。クリソプレーズのアップルグリーンは含まれるニッケルによるものです。結晶粒の間に隙間のある、多孔質なため、染料を浸透させ、着色することができます。

(『実践!パワーストーン効果大事典』より抜粋)

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