波に横たう禁忌の怪魚「万歳楽」の不気味/黒史郎の妖怪補遺々々
ホラー小説家にして屈指の妖怪研究家・黒史郎が、記録には残されながらも人々から“忘れ去られた妖怪”を発掘する、それが「妖怪補遺々々」! 今回は江戸の瓦版にも載ったであろう、当時の新種かUMAか……未知の生き物と伝承を補遺々々します。
文・絵=黒史郎 #妖怪補遺々々
怪魚、網にかかる 図鑑に載っていない虫、見たことも聞いたこともない鳥、私たちの知らない生き物はたくさんいます。それらは突然変異で生まれたのでしょうか。それとも、昔からいるのに今まで見つかっていなかったのでしょうか