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【モダン】ナヤZOO解説

モダンGP(マジックフェスト)が発表されたからか、微妙にモチベーションのあるうちにモダンの投稿です。

僕とZOOの出会いは、戦乱のゼンディカー期のPPTQを集合した中隊入りのリストで抜けた時から始まり、その後、珊瑚兜の撤退やら部族の炎やら色々試しながら現在、ALA~ZEN期のスタンダードのような純正ナヤZOOに回帰したという歴史を辿っています。

かなりお世話になった1枚。後述の理由により最近はあまり使ってません。


現在のリストと中隊の不採用

ナヤ "オールドファッション" ZOO
4 吹きさらしの荒野
3 樹木茂る山麓
2 霧深い雨林
2 森
2 寺院の庭
2 踏み鳴らされる地
2 聖なる鋳造所
1 山
1 平地
1 樹上の村
1 ケッシグの狼の地
1 幽霊街

4 貴族の教主
3 野生のナカティル
2 ボーマットの急使
4 タルモゴイフ
3 復活の声
2 漁る軟泥
4 聖遺の騎士
3 血編み髪のエルフ
2 秋の騎士

4 稲妻
3 流刑への道
3 稲妻のらせん
1 復讐のアジャニ

3 高山の月
2 ガドック・ティーグ
2 ブレンタンの炉の世話人
1 墓場の浄化
1 摩耗/損耗
1 減衰球
1 石のような静寂
1 雲打ち
1 エイヴンの思考検閲者
1 静翼のグリフ
1 ゼンディカーの同盟者、ギデオン

2019年1月現在、ちょくちょくトップ8(と言っても20人規模の大会)に入っているリストです。
集合した中隊をやめた理由は、昔に比べクリーチャーの質が上がり除去が必要になったことと、速いデッキの増加からショックランドのアンタップイン回数が増え稲妻のらせん等ライフゲインの重要度が上がったことが大きいと思います。
加えて中隊を安定して使うためには3マナ以下の生物を24枚以上入れないといけないため、スペルと合わせると絶対的に枠が足りなくなり、また当然、サイドボードの自由度も低くなります。

お前がマスターピースだ。

カード個別の解説

4 吹きさらしの荒野
3 樹木茂る山麓
2 霧深い雨林

フェッチランド。3ターン目に聖遺の騎士を稲妻圏外の4/4で出すためには能動的に墓地に行く土地は10枚以上必要(残る1枚は幽霊街)。そして昔、森を持って来れなかったために血染めの月でえらい目に合わされた経験から、赤白フェッチではなく森を持って来ることのできるフェッチを優先しています。森さえあれば月の下でも血編み髪で何とかなります。

2 森
2 寺院の庭
2 踏み鳴らされる地
2 聖なる鋳造所
1 山
1 平地

フェッチ先。今は高山の月があるのでそうでもないですが、血染めの月が流行るようならナチュラルでハメられないように森は増やす必要があります。山は緊急時にショックインせず火力を撃つために必要。

1 樹上の村
1 ケッシグの狼の地
1 幽霊街

ユーティリティー枠。3色デッキを無理なく、テンポ良く回すための最小限の枚数に。本当は怒り狂う山峡を入れたいんだけど樹上の村のトランプルと起動コストが偉すぎる。

なんでトランプル無いの?

4 貴族の教主
3 野生のナカティル

1マナ枠。ZOOと言えばこの2枚。教主は罠の橋をすり抜けられる点が優秀で、ナカティルは10年以上経った現在でも最強のスタッツを誇りますが血編みから捲りたくないので1枚減らしてます。

人間もスピリットもドン引きのコスパ

2 ボーマットの急使

シークレットテク。いわゆるお試し枠としての採用ですが、手札をダンプするZOOに非常にマッチしていると感じます。特にサイドカードを引き込みたい2ゲーム目以降に真価を発揮。死んでもタルモを育てたり、トロンのウギンを躱したり(負けてそう)、余すところの無さはZOOの他のどんなクリーチャーよりも動物っぽいと言えるでしょう(上手いこと言った)。

金太郎飴デッキなので最悪追放されたままでもOK(土地以外)

4 タルモゴイフ
3 復活の声
2 漁る軟泥

2マナ域。青白コンが流行っているので深津絵里こと復活の声は多めに。過去のリストのクァーサルの群れ魔道士が秋の騎士と入れ替わってます。

4 聖遺の騎士
3 血編み髪のエルフ
2 秋の騎士

3マナ↑域。秋の騎士が登場し、メインからバーンにも少し耐性がついたと思いきや、ソーサリータイミングは高確率で頭蓋割りを合わせられるのでそんなに変わってないと思います。

絵があんまり可愛くないのが最大の欠点。

4 稲妻
3 流刑への道
3 稲妻のらせん
1 復讐のアジャニ

スペル枠。除去を入れない場合、カウンターカンパニーの劣化にしかならないため最低限この枚数は必要だと思います。アジャニは青白コンが増えたため、4枚目のらせんのつもりで採用しています。

ギデオンはアンフェア相手に何もせず、チャンドラは赤赤捻出が辛い。

3 高山の月

ここからはサイドボード。説明不要のトロン、ヴァラクート対策ですね。ZOOはカウンターもハンデスも無いため、サイド後は絶対に引き込みたいです。積極的にボーマットを割りましょう。

2 ガドック・ティーグ

対アンフェア、コントロール用。血編み髪のせいで弁論の幻霊が採用できないので、ストーム相手はこれで誤魔化します。

2 ブレンタンの炉の世話人

赤いデッキにはほぼサイドインします。バーンが多ければコーの火歩きも要検討。

1 墓場の浄化

墓地対策にボジューカの沼、外科的摘出等色々試しましたが、ハンデスを無視でき、一番大事なタイミングで撃ちやすいので。

1 摩耗/損耗
1 石のような静寂

対新和、トロン。環境に合わせて増減させる枠。

1 減衰球

対トロン、ストーム。置いた状態だと血編み髪が唱えづらいので1枚。

1 雲打ち

対スピリットで呪文捕らえを構えられている時に撃ちたいカードNo.1。瞬速を生かしてコントロール相手にもサイドインします。

1 エイヴンの思考検閲者
1 静翼のグリフ

前者はアミュレット等サーチが多いデッキ相手。後者はヴァラクートのタイタンや、青系コントロールの瞬唱、人間全般等刺さる相手が多いので増量したい。

1 ゼンディカーの同盟者、ギデオン

対コントロール、ミッドレンジ用。生命の力、ニッサや、ビビアン・リードでも良さそうな枠です。

まとめ

古き良きステロイドです。珊瑚兜の撤退や部族の炎等、小技を色々試してきましたが結局こういう古典的な形が一番勝率が良い気がします。バーンほどのスピードは無いものの緑白の骨太なクリーチャーを多く採用しているため、速いデッキ相手にはコントロール気味に動け、火力によってコンボやコントロール相手にはスピード勝負も可能です。何より、BG相手のミッドレンジ同士の対戦はお互い生物と除去の差し合いになるため非常に白熱して面白く、モダンの真髄と言ってもいいと思います。

やれ3ターン目にトロン揃えてどうの、後手1ターン目に月を置いてどうの、ミッドレンジにテコ入れ(ジェイス、血編み髪解禁)し出したあたりからモダンはアンフェアに傾倒し過ぎてつまらなくなったように思います。今こそモダンは自分の好きなデッキ、こだわりのデッキで勝つという原点回帰が必要です。

以上、ナヤZOOの解説でした。時間があればデッキ毎の立ち回りもやるかも。今後はこんなスタンスでnoteを更新していきたいと思います。


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