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”Stray”プレイ感想

 情報出たときから気になってはいたけど発売日を気にするほどでもなく、しかし好きな実況者さんが発売日にプレイされていたのでなんの気なしに冒頭一分見て購入を決め、今に至ります。


 結論から言うと、(個人的には)手放しで神ゲー!って言えるほどではないけど、かなり良ゲーでした。

 以降、ストーリー他全般的にネタバレあります。




 そもそも。
 私はこういった雰囲気怖いゲームがあまり得意でないんですよね。
 冒頭一分見て購入決めた、とは書きましたが、購入ボタン押す前にPV見てちょっと購入迷ったレベルには得意ではない。むしろ苦手。ホラーなんてもってのほかで無理。
 かのデスストでは、中盤くらいまでミュールもBTもどっちも怖すぎて半泣き(+恐怖でコントローラー持つ手が冷える)でやってた。今はもうBTから逃げる方がだるいのでわざと見つかって余裕で血液グレネード投げつけられるし、ミュールくんはその辺の素材で殴れる。
 話がそれました。
 ただ根本的にはこういうのこわいから進められるか不安…しかしネコが主人公……そしてなんかすげえリアルな生態らしい…………買うしかないな(購入ボタンポチー)って感じでした。
 
 さてそんなこんなで開始すると、チュートリアルでこっち気にして歩いてくれる黒猫ちゃんに癒されたと思ったらそんな穏やかなのはすぐ終わり、始まってしまった暗い雰囲気におびえてたんですけど、小物とか諸々落とすの、すっごい楽しい……。
 実家で猫飼ってたんで、それこそテーブルの上のものを落とされると怒ってたんですけど、いやごめん猫……これ楽しいな……。△ボタンでちょちょい、って前足でやるの解像度高いな~~~~って唸っちゃったよ。爪とぎはトリガーの重さがたまんない………。すごいこだわり。
 とはいえやっぱり雰囲気怖いし、敵(ZURK)なんかきもちわるいし、食われたらコントローラーからぐちゃぐちゃ音するし、怖い~~~~ってやっぱ半泣きにはなりましたけど、それでも猫とB-12の組み合わせが最高に良かったので頑張って進めることに。猫と機械のバディでしか得られない栄養素がある。

 ただ、これは個人差あるんでしょうが、かなり酔った。3時間が限界。
 あんまりゲーム酔いはしないタチなんですがこれは視点が低いのに加え、探索でカメラをぐるぐる動かしていたのが要因かなあ、と。

 というところで、クリアまでのプレイ時間。

トロフィー取得率は半分くらい。紙袋のやつは笑いました。

 製作側は8時間程度を想定らしく、特に急いで進めていたわけでもなく(むしろ頻繁に迷ってすらいた)メモリーもすべて集めきってはいないので、8時間というのはやりこみ含めての時間なのかな。

 ストーリーは、めちゃくちゃオーソドックス。
 閉じた世界から抜け出すためにという別に珍しくもないものなんですが、ただ、オーソドックスが故に猫が主人公なので面白味を感じたというか。
 ヒト(と私は呼びます)と動物の触れ合い、やっぱ最高っすわ…。ストーリーラインがわかりきっているのに感動しちゃう。

 もうこのシーンでまず泣いて、Momoと絶対外に行くぞ…!ってなったのにあの別れ…。
 そしてClementineと出会い、彼女とこそアウトサイドに!ってなったのに……。彼ら、あの生態であるがゆえに、猫(異質)である自分にも希望を託してくれるんですよね。

 で、このシーンで「B-12………!!猫…………ッ!!!!」となり、もう情緒限界。

 鼻でつん、ってやるの、本当…………猫ってそうなんだよ…気ままに見えるし実際気ままだし、でも、愛情はちゃんとあってすごくすごく情が深い。引きずるわけではないんだけど、大切なものは覚えていてくれる、って個人的には思ってます。

 終盤この光景見たとき、鳥肌立ちました。生きている人工の光たち……。あそこにMomoがいて、みんながいて。

 からの、太陽の光と青空。
 チュートリアル以来の空にうるっときた。

 わがまま言うならB-12だったそれを連れて行かせてほしかったけど、でももうそこにB-12はいなかったからなんだろうな、と納得しました。

 なのでせめて、と10分くらいここで寝てました。個人的ベストショット。


 余談。
 Twitterとかでもちらほら見ますが、猫がお昼寝できるスポットあって、そこで寝るアクションを取るとコントローラーが微振動(鼓動?)+スピーカーから寝息が聞こえるんですけど、まじで猫。イマジナリー猫の誕生。数年ぶりに猫と寝れた。ネコと和解せよ。

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