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ハトクラ第二版我流攻略〜お姫様編〜

※本記事はハトクラ第一版、PC版をプレイした事がない作者が、少ないプレイ経験からハトクラ第二版のプレイングを考察したものである
また、筆者は推奨カードセットを元に遊んでいるわけではないので、この推奨カードセットならこれが強い、という考察はできない

第一皇女ルルナサイカ

擁立:いつ建てても強い
特徴:山や場の状況に左右されない

「ハートオブクラウンで最も強い姫は誰か?」という問いがくれば、筆者は迷わずルルナサイカと答える

ルルナサイカのやっている事は、8金もする公爵を購入し盤面に貼っているのと一緒だ。公爵を貼ったターンは買い物ができず、そもそも公爵が山を汚すカードであることを考えると、このアドバンテージは凄まじい

例えば山札のシャッフル前に果樹園+農村+農村でルルナサイカを擁立すると継承権は2点しか残らないが、農村が直轄地になるため山が強くなっている
強くなった山で次のシャッフルまでに公爵を3枚買えばそれでピッタリ20点だ。この様な多少強引なプランもルルナサイカなら押し通すことができる

他の姫が早期擁立や強い場を要求するのに対し、ワガママを言わず、慎ましく、自分が選ばれるのを待つ。それがルルナサイカだ

この姫をゲームの顔にしているハトクラ、相当良くできてる

第二皇女ラオリリ

擁立:終盤。ラオリリの効果で山の継承権が20点に届くというタイミングが望ましい
特徴:強力無比なフィニッシャー。他のプレイヤーに対し、このまま悠長にやってると負けると感じたらラオリリを擁立するプランを考えよう

一番最後にやってきて、一番最初に勝利する。それがラオリリだ

1枚2点を5枚、計10点の継承権を墓地に用意する。勝利条件の半分をこの姫だけで満たすことのできる、暴力的な速攻姫である

宮廷侍女は序盤ではただのノイズである為、やはり10点以上山に用意してからラオリリを出すのが望ましい。自分の山が把握できていて、次のターンに継承点を揃うとわかっているならラオリリを先に買うべきだ

その性質からラオリリの直轄地に農村を起きづらい。公爵を2枚購入するプランを取っても、1枚までしか農村を仕込めない

誰よりも早さを追求してる性質上、細かい部分で通したい要求値があり、そこでミスをすると勝利までの道のりが大きく離れてしまう

ラオリリで勝つために最も大切なのは山札管理だ。自分の山にある点数は勿論、あと何ターンでシャッフルが入るか、それまでに点数が用意できるかを常に考えよう

南海の市姫 クラムクラム

擁立:最序盤。6金出たら即ピック
特徴:妨害が少なく、圧縮とドローソースが多い場でブン回って勝つ

金にうるさいクラムクラムの戴冠式は、まず大量の借金から始まる

テキストからして早買いしろ、と言ってくるクラムクラムは圧縮戦法で真価を発揮する。序盤に6金がでたということはそこそこ上振れている証拠だ。次のターンには見習い侍女が来るだろう
テンポよく追放カードが拾えていないのであれば、見習い侍女が2枚以上来たハンドは歯を食いしばってそれらを貼るべきだ。農村と合わせて大量の負債を背負い込むが関係ない。要は最後に勝てばいい

そうして薄くなった山で金を出し、強力なサプライと大都市を購入。その勢いのまま王冠とカリクマを掻っ攫って一人勝ち。これがクラムクラムの勝利パターンだ

或いは、上記のラオリリを狙っているプレイヤーに対してクラムクラムを早期擁立、そこから宮廷侍女を枯らしに行くというようなプレイもある。上手く山札が圧縮できなかったり、クラムクラム擁立が出遅れた場合もこういった勝ち方を狙うべきだ
(そういった場合の多くはクラムクラムを擁立するべきではない)

また、追い立てられた魔獣がいる場でクラムクラムは少し危険だ。大量の金を出すために必要な錬金術士や大都市といったカードが漏れなく魔獣のエサになるからである
クラムクラムは魔獣のケアができない。それを越える方法はただ1つ、手札4枚からでも金を出す圧倒的な山を強さを手に入れるのみだ
星詠みの魔女+のみの市+交易船といった、魔獣を避けて展開ができる場なら展望もあるだろう

ブン回ったクラムクラムの爽快感は他の追随を許さない。使ってて楽しい姫だ。レッツ借金

大方博雅の姫 ベルガモット

擁立:なるべく序盤。6金出たら
特徴:妨害に極めて強い。ノイズが多くそこそこ分厚い山が得意。総じて、逆境に強い

こんな顔してるが……実は泥んこ遊びが大好きである

上のテキストは第一版のものだ。第二版は呪いも能力のコストに使える為、より面倒な場で強い

相性の良いサプライは魔獣、歩兵大隊、錬金術士、のみの市、銀行、都市開発、図書館といった辺りか。墓地に行動カードを要求する為、薄い山よりも20枚弱の圧縮しきってない山が能力を有効的に使える

ターン1制限の起動効果なので基本的には早く出せば出すほど強いが、早く出し過ぎると自分の山も整ってない上に無駄な負債を背負うことになりかねない
ベルガモットは1ターンで多くのリターンを得る姫ではない。じわじわと、毎ターン安定して動くことが得意な姫だ。なるべく継承点のマイナスは避けたい

場の展開を先読みして早く立てるか、様子見をしながら立てるか。いずれにせよこの姫は1人しかおらず、圧縮がなく妨害が飛び交う場では独壇場だ

他のプレイヤーの動向に目を光らせながら、器用に立ち回るべきである

双子の姫 レイン&シオン

擁立:中〜終盤
特徴:山の厚さを要求する為、独特のプレイを求められる。慣れてくるとかなり楽しい

他の姫が1人で戦うのにこの姫は2人いる。戦いは数なので当然この姫が一番強い
のであるが、2人いるから山の枚数も2人分ぐらい要求してくる

まずこの姫を使うべきか否かはサプライで決まる。斥候、早馬、願いの泉、交易船、星詠みといった低コストで山を回すことができるカードが必要不可欠だ
(同じ低コストカードに寄付があるが、寄付を買ったならレイン&シオンを狙うべきではない。自然と山が減っていくからである)

レイン&シオンが視野に入ったとき、大事なのは6金を出したときのプレイだ。レイン&シオンを使うと覚悟を決めればサプライと合わせて2+3or4、もしくは3✕2で購入するのが最も望ましい
(ここでの3✕2は都市2枚を避け、交易船や星詠みを買うべきである)

しかし上記のプレイングは他の姫の擁立と大都市の購入を捨てている。序盤で6金出たならクラムクラムが視野に入るし、お茶を濁すなら大都市でも全く問題がない
魔獣がサプライにあり、クラムクラムも大都市も渋いならベルガモットでも良くない? となってしまう

レイン&シオンが最も強いのは他の人間が妨害をして必然とプレイヤーの動きが遅くなるパターンだ

エクストラターンの特性と低コストのサプライを買い漁る下準備を経たレイン&シオンに魔獣は刺さらない。他のプレイヤーが苦しんでる間に3回のエクストラターンでブン回って勝つのが理想だ

低コストを買い漁ったことで、直轄地になった都市の下に埋めるカードが多くなることも嬉しい。早馬や願いの泉をセットしてそのままエクストラターンに入れば手札が7枚あるのと同義だ

大都市を直轄地にすれば山は弱くなるが、のみの市や錬金術士をセットできる。まず1ターン使いカードをセット、エクストラターンに動く。これがレイン&シオンの強い動きだ

しかし、こういったプレイングを取ってる時点でレイン&シオンを狙っているのは明白だ。3ターンの特権に欲張っていると、他のプレイヤーに取られてしまう。擁立のタイミングが難しい姫だ

取られた場合は泣きながらルルナサイカを立てよう

姫将軍 フラマリア

擁立:3t目フラマリア以外は甘え
特徴:ハマれば最強なので取る瞬間を間違えない。ハマらなければ最弱なので血迷って取らない

他のどんな姫よりワガママな最年長。一番厄介な姫

前述の通り、この姫が一番強いのは3t目だ。理由は単純、シャッフルのタイミングである
3t目は基本的に山札が7枚になっている筈だ。ここでフラマリアを買えば山が9枚になり、次のドローで残り4枚になる
この4枚というのは、仮に錬金術士2枚使ってもシャッフルが挟まらない。次のドローのタイミングでちゃんと山に錬金術士が戻る

しかし4t目にフラマリアを擁立したなら、せっかくフラマリアで拾った強いカードを引くターンには山がリセットされている。そのカードが再びハンドに来るのは何ターンも先になってしまうのだ

強いカードを拾い、そのカードを使い回すことで最大限の力を発揮するフラマリアにとってこれは痛い。5t目以降の擁立は相当強いカードを取らない限り他の姫でいい

フラマリアで拾いたいカードは錬金術士、のみの市、歩兵大隊、補給部隊、魅了術の魔女、銀行、冒険者あたりだろうか。1枚も都市開発を取ってないなら都市開発も十分強い
3t目に6金出てる時点で山には見習い侍女がいっぱいのはずだ。勿体無い気もするが、冒険者の代わりに寄付という手も悪くはないだろう

反面、相性が悪いカードは皇室領と近衛騎士団だ。一見相性が良さそうなこの2枚だが、皇室領はすぐに直轄地に行ってしまうため山の強化にならず、近衛騎士団は序盤に撃っても相手の山の回転速度が上がってしまう

難しい姫ではあるが、弱い姫ではない。大暴れを始めたフラマリアは本当に誰も止めることができない。他の姫と比べて軍人だし、多分暴力に抵抗がないのだろう

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