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#ツラツラ文 2023/07/06

火曜日にダンサーのカツキくんが、星男に体験入店してくれた。
体験入店という言葉、何か気恥ずかしい感じがするが、他に思いつかないので使っている。
本当は、考えれば思いつくのかも知れない。こうやって、もしかしたら考えなくなっているのかも。
今この文章を書いているのは、木曜日だからあれから二日が経ったわけだ。
この日、アーティストのときたまさんが星男に久しぶりに来てくれて、ちょうどその日にときたまさんの写真集が
届けられていたから、タイミングが素晴らしく、ときたまさんらしいなと思った。
私が毎週火曜日にいるわけではないので、会えて嬉しかった。
ときたまさんの写真集は「エビス日記」と言って、普段iphoneで撮られている写真に、1年の日記が書かれたものだった。

この日記の初めにこんなことが書かれていて、私も真似しようと思ってこの文章を書き始めたということだ。

「日記つけてみようかと思った。やったことないけど、いや、昔、やったことあったかも知れない。すぐやめた。
ズーッと何があった、いくらかかかったとだけ書いてある。感想のほとんどない日記をズーッとつけてる人もいる。
そういうのをつけるつもりはない。ツラツラ文で書いてみようかな。」

私は、ズーッとという文字に惹かれた。そしてツラツラ文という言葉も、よくわからないが何かがわかる気がした。
ツラツラ文って、ツラツラ思うままに書く感じですよね?とときたまさんに聞くと、やっぱりそうで、いやそれ以上で
百円ショップで買ったという原稿用紙的なノートに、色のついたボールペンで走り書きと言っていいのか、
踊り書きと言いたいような、文字が流れるように、踊るように書かれていて、書いている時のテンションとスピード感が
こちらにも伝わってくるような勢いのある文字がページ中に埋まっている、濃度の濃いものだった。
その濃度の中に目を凝らして文字を探ってみても、私には一文字も判断できなかった。

私は、その読めないダンスの様な言葉の渦の中にときたまさんの身体と脳の喜びのようなものを見て、
「いいな〜!」と思ったのだ。

文章を書くのは好きなのに、何かちゃんと読みやすいものを書こうと思いすぎて
書くのが面倒くさくなってしまう。でも、私の身体と脳の喜びのための文章であればいくらでも書くことができるのではないかと思った。

なので、これから始めるこの日記のようなものはときたまさんから影響を受けた#ツラツラ文 というフォーマットで書こうと思います。
このフォーマットは、形があるわけではないが、身体性と脳の喜びとスピード感だけで書こうと思う。

そんなわけで、エビス日記しばらく読み進めようと思います。
ときたまさんありがとう。

そして、こんな風に日々の中で影響されたり、好きなものに出会うことが大好きだ。
昨日、見つけた「salute」というアーティストの「Shield」というアルバムがすごく好きになって
これを聴きながら書いている。

カツキくんは、第3火曜日以外の火曜日星男に入ってくれることになった。

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