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7月21日
7月21日
出版社の担当編集者の方から初稿が届いた。何回も書き直して、やっと一つの本のような形になっていることにうるっときた。
なんなんだ、この感覚は。愛しかない。
色々なことを経験してきたけれど、私はその時に何かを感じ、それをパワーに変えて、こうやって自分の思いを書いていけるんだと思ったら、全てが愛に感じた。
あの時、泣いたことや、苦しかったこと、逃げ出しそうになったこと。
嬉しかったこと、喜んだこと、全てが自分の大切な経験だった。
読んでみたらまだもう少し、書き足した方が良いと思えた。
うまく書けると良いな。
文章に対して、こうやって自由な気持ちで取り込むレッスンを毎日していることが、確実に力になっていると信じて。
夜は、星男のカウンターに入った。
ドキドキクラブさんの最終日でした。
コロナ禍が過ぎたんだなと感じる。
制限を受けていた日々も、過ぎてみると色々な気づきをもたらせてくれるものだった。
この間に、私はひとりということに向き合い、自分を愛するということに注力できた。
誕生日パーティーで着ようとしている、私が描いた「ひとりの宇宙」Tシャツが届いて、少し大き過ぎたかもしれないと思いながら、今の自分の気持ちにぴったりくるTシャツだと思った。
ひとりで生きるということではなく、ひとりひとり宇宙ほどの大きさと違いがあるという意味でこの言葉を使っている。
深夜にモデル時代の仲間のたかおが来て、閉めるところだったので近くの居酒屋に行った。
俺、やるから。
と何度も彼は言って、わたしは
やろうぜ!
と何度も答えた。
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