私のセンチメンタルはどこへいったー

どうも日記が書けなくて、あっという間に11月だ。
もうすごく前のことだけれど、写真はその日の一日で日記はもうその日のことというより、その日の写真を見てなんとなく書いていこうと思う。

その日にあったことはやっぱり書きづらいものがある。
何があったのかという感じが日記にはあるので、日記というよりやはり詩みたいな感じが良いのかもね。


何回も押したエレベーターのボタン。
私はすでにこの頃に戻れなくなった。
あの日あったこと、ぼんやりと浮かぶくらいでこのボタンの感じで浮き上がってくる情景も、思い出せなくなっている。

久しぶりに入った家は、なんとなく実家のような気分がした。
今年の夏は、父のお墓参りには来ない方が良いと姉に言われて帰らなかった地元だったが、母は今一人暮らしをしていて、私には今実家はない。

実家のようなといっても私の家ではなく、かつて住んだことのある部屋ということと、付き合っていた男がそこにいるということだけだった。
部屋で何本も吸ったタバコも、かつては部屋では吸わなかったなぁと思いながら、そういえばお客様がきた時は吸っていたかもと思い出した。
お客様だから、何本でも吸ってよかった。
「じゃあね」とドアを閉めて、鍵をかけた音をそれはそれで心地よく聞きながら、またエレベーターに乗り外に出た。

目的地までは結構あったがなんとなく歩きたくなり
「私のセンチメンタルはどこへいったー!」と独り言をはいてそのまま歩き続けた。

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