見出し画像

7月22日

7月22日

今日は私の47回目の誕生日。
47年も生きた。その中で、色々な体験をこれまでしてこれた。
私がバーの仕事をするということは、考えもしなかったことだった。
しかし、ただバーの仕事と言えないほど、この仕事は色々な事を包括していると思う。
お酒を提供する仕事だけではなく、たくさんの人と密に関わっていく。
お話をすることには、存在で会話をしているところも大きい。
それには、これまでの色々な経験が活かせられている気がする。

木曜日には、90年代から同じモデルをしてきた仲間たちがお祝いに来てくれた。
田辺あゆみさん、清水朱里さん、高橋奈々枝さん。
奈々枝さんとは、同じ事務所だった時期があった。

その少し前には、また同じ事務所だった時期がある沢村なるみさんも星男に遊びに来てくれていた。

奈々枝さんとなるみさんとは25年くらいぶりの再会だった。
10代の時の2,3歳の違いが当時はとても大きく感じていた。
あゆみさんは、初めて会ったときは制服を着ていたのを覚えている。
奈々枝さんは、テレビで特集をされていたのを見たことがあった。
朱里さん含めその後、ハイファッションの仕事を多くしていて、同じモデルといっても、殆ど一緒になることは少なかった。
なるみさんは、学生の頃からファッション誌のスターだった。
たまに、一緒になるとモデルの人たちは純粋で優しい人が多いと感じた。
一見、背も高いし、迫力があるのだけど、話すと想像していた以上に謙虚な方が多い。
それは、芸能の仕事をしている友達にも言え、特に女性にそれを多く感じた。
美や、背丈というのも、ある意味では異端なのではないかと思う。
クラスの中で、異様に目立ってしまうのも、マイノリティーであったのではないだろうか。

みんなが40代になった今、普通に同じ目線で会話ができていることが嬉しかった。
みんながママになって、だいぶ子供たちは大きくなっている。

私が、子供を育てる経験がなかったから、尊敬の念をみんなに抱く。

私のマイノリティーは、どこでもはみ出してしまう。

21日は、誕生日パーティーを星男で開催させてもらった。
毎年、お客様が来てくれるのか不安があり、特に今年はどれくらいの方がお見えになるのかが想像できなかった。
しかし、これまででおそらく一番、お客様がお祝いに駆けつけてくれた。
たくさんの方のあたたかい眼差しと言葉に、幸せを感じた。

私は、どこでも不思議とはみ出してしまう独特な人生を送ってきた。
それでも、違いを認めてくれて、私らしさを受け入れてくれる人たちに囲まれていた。
私も、誰かにおいて、そんな存在でありたい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?