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宵の明治村

「放浪記」じゃなくてただの観光案内だろ、というツッコミは承知で書こうと思う。
というか、別に観光案内でもいいじゃない(開き直った)

愛知県の犬山市に明治村という明治時代の建物を集めた博物館兼テーマパークという感じの施設がある。
開始は昭和40年。
当時解体されつつある明治時代の建物の保護のため、移築や復元をした施設であり、愛知県で小学生をやっていたら、遠足でつれてこられる場所でもある。
昔は建物の保護のため、内部に入れなかったり、入れるところには展示パネルがあるだけという、興味がない人にはつまらない場所だったが、集客に伸び悩んでレジャー客を取り込むための遊びながら学べるイベントなどに力を入れるようになったらしい。
博物館施設としての意義の一方、レジャーにも力を入れることには葛藤もあったと思うが、遠足で行った時よりも楽しそうな場所になっていたのでよかたっと思う。

そんなイベントの一環で、「宵の明治村」がある。
普段は17時(冬は16時)で閉まってしまうが、8月の休日は営業時間を21時まで延長して、建物のライトアップや花火の打ち上げをしている。
また、明治村には和装が似合うということで浴衣を着ていると入場料が無料になったが、今年からは500円になっていた。
こんなところにも値上げの波が押し寄せてきていた。
夏の暑い時期に炎天下を歩き回ろうなんて考える人もいないだろうから、涼しい夜に人を呼ぼうというのもいいアイデアだと思う。
なにぶん、明治村はまともに一周したらキロ単位になるくらい広い。
じっくり建物の細部まで見ようと思ったら1日では足りない。

そんなわけで、ライトアップや花火を楽しもうと思ったら、15時とかちょっと早い時間に来るといいと思います。駐車場もすいています。
暗くなってくるとどんどん人が増えてきます。
交通の便が悪いですし、花火まで見ると帰りは21時になるので自家用車で来るしかないです。
夜もがっつり楽しむぜ!という人は正門に近い駐車場ではなく、花火会場である帝国ホテル近くの北門のほうに駐車したほうが帰りが楽です。
宵の明治村の開催時期は北門の駐車場に停めるよう案内されると思いますけれども。

去年までは浴衣で来ると入場料が無料だったので浴衣の人が多いです。
夏っぽいです。
ところどころに浴衣が着崩れた人のために着替えスペース的な場所もあったような記憶があります。
明治村はアホみたいに広いので、村の中を楽で移動するために展示もかねて明治時代の市電やSLも走っています。

食べ物関係の写真と取り忘れてますが、やはり明治にちなんだ食べ物が食べれる場所があります。
夏はかき氷フェアをやっていたので、かき氷の上にプリンの乗った「プデン氷」(数量限定らしい)を食べました。
かき氷にプリンってどんなもんだろうと思いましたが、ミルクセーキ味のシロップがかかっていておいしかったです。
ときどき、ネタに走って得体のしれない食べ物を食べなければならないという使命感も感じるのですが、普通においしいものしか売っていないです。

花火会場付近にある金沢監獄中央看守所・監房。
監獄という渋い建物なので華やかさはありませんが、ここは独房の中でごはん食べてる囚人の人形や、独房に入って記念撮影というシュールな光景が見れるので、個人的には好きです。
ネタとしての意味で。

ライトアップが始まったものの、まだ夜景ではない写真。

ライト。

そぞろ歩き

宇治山田郵便局。
もともと三重にあった郵便局を移築したもの。
伊勢志摩は1年中しめ縄を入り口に飾っているので(伊勢神宮があるからとも、他の伝承が由来になっているからとも言われてる)、ここでもちゃんとしめ縄を飾っています。
こういう細かいところもきちんと再現しているので好き。

聖ザビエル天主堂。

夜の景色

こんな感じ。
建物も面白いですし、普段は見れないライトアップはきれいなので、一度見てみるといいと思います。

投げ銭コンテンツにしました。

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