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英語力ゼロから現地校へ~ロンドン駐在記 #3「イギリスでは4歳から学校に通い始める!?」


ピカピカの1年生がいきなり3年生に飛び級?

クラスメイトたちと初対面してから1週間後、晴れて娘は夏休みに入るまでの2週間だけ2年生に(Year2)なりました。
そして、学年が変わる9月の新学期からは3年生(Year3)に進級します。日本で考えると、「ピカピカの1年生になったところで、2学期から3年生に進級」ってこと? めっちゃ飛び級でしょ!!!これは大変💦。

そうなんです。イギリスと日本では、教育制度が違うため、義務教育のスタートがイギリスの方が早いのです。なんと、4‐5歳の年から義務教育が始まります。

イギリスでは義務教育が始まる初等教育の最初の学年は、”reception(レセプション)”といいます。それから ”Year1,2...” と進級していきYear11(15~16歳)で義務教育は修了。その後はYear12,13まで中等教育が続き、その上は高等教育、いわゆる大学・短期大学があります。

日本では小学1年生から義務教育が始まり中学3年生(14~15歳)で修了、高1~高3まで中等教育が続き、その上に高等教育として大学や短期大学、専門学校があります。仕組みは似ていますが、イギリスの方がそのスタートが2年早いのと、終わるのが1年遅い、つまり日本よりも義務教育期間が3年長いのです。わかりやすく表にまとめてみました。

日本とイギリスの教育制度の違い

イギリスにやってきた「夏生まれ」の日本の子供たち

また、もうひとつ日本とイギリスで違うところは入学の時期。
日本は春入学ですが、イギリスは夏入学です。これを義務教育がスタートする年齢で置き換えると、日本では4月1日の時点で満6歳の子が小学1年生に進級しますが、イギリスでは9月1日の時点で満4歳を迎えている子がレセプションクラスに進級するのです。
つまり8月31日に4歳の誕生日を迎えた子も、翌日からレセプションクラスに仲間入りすることになるわけです。

これを日本のしくみに置き換えてみると…
4月~8月生まれの幼稚園に入園したばかりの3歳🐤の年少さんたちは、夏が終わるまでにそれぞれ4歳の誕生日を迎えます🎂。
そして、夏休みも終わり二学期がスタート。このタイミングで、この子達はピカピカのランドセルを背負った小学生1年生🎒に飛び級します。
こんなイメージです😱😱 年少時代をとび超えて小1へ。
つまり、この子達にとっては3年早く義務教育がスタートすることになるのです。

イギリスにやってきたそんな「夏生まれ」の日本の子供たち。
最初の1年はとってもとっても大変だと思います。
親たちは彼らにエールを送る、見守る、家でサポートすることしかできません。
そんな無慈悲な運命に直面した子供たちが、
はい✋、我が子二人だったのでした。7月生まれ(長女・渡英当時6歳)と8月生まれ(長男・当時3歳)。
娘は日本で小学1年生になったところなので、義務教育がスタートしたところですが、、息子にいたっては年少さんになったばかり。体重も身長も平均値を下回るまだ半分赤ちゃんのような小さなひよっ子。そんなピヨ君が、9月から毎日9時~15時まで学校に通い、机に座ってお勉強をして、みんなで給食を食べて過ごすことになるとは。親離れが早すぎでしょ😆

正直、これは想定外でした。息子については、ナーサリーに通いながら少しずつ英語に慣れていければいいなと思っていたので。
しかし、ここはもうじたばたしても仕方がありません。(親も子も)心を落ちつけて、これから約1か月のサマーホリデーの間に、少しでもロンドンの生活に慣れてゆくしかありません。


今回は娘の学年飛び級!のネタからイギリスと日本の教育制度の違いについての話へとテーマがそれてしまいました💦
また次回からは「娘のスクール初日」、そして夏休み明けの「息子のドキドキ初登校」、「娘の新学期」の話へと戻りたいと思います。(#4に続く)







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