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「クエスト攻略」case.9「二極化とキャラ経済」

さて、前回好評を頂いた、「オレ自身が集落になる事だ…!」なお話。今回はココをもうちょっとだけ持論を公開。相変わらず自重しないのだが、今回は特に自重しない。それでは、はじまりはじまり。

「経済」から見た二極化。

ココはズバリシンプルに。「中流階級層の消滅」だ。裕福なお金持ちと貧乏な貧困者に別れるという未来予測。

長い自粛期間は依存症の回復期でもあった。「今まで仕方なくお金を使っていたモノ」はトドメを刺されたし、「こんな時でも困りごとに寄り添ってくれたヒト」は一気に裕福になった。

同じ飲食店業でも、「単に自分たちの生活費を稼ぐ為にテイクアウトを」と「折角だからテイクアウトならでの付加価値を」では、結局大きく差が出たのだろう。前者はひたすら値下げやおトク感といった「役に立つ」で攻めて、後者はアイデアや体験、学習といった「意味がある」で攻めた。その結果は各自の周囲で分かる筈。

「スピリチュアル」から見た二極化。

やや人を選ぶ見出しだが、そんなに怪しい話ではない。単に「天国と地獄のお箸のお話」である。

余りに長すぎる箸しか食事に使えない時…天国の住人はお互いに食べさせ合う事で腹を満たし。地獄の住人はどうにか自分だけで食べようとして腹を空かせるという逸話。要はギバーとテイカーで人生が決定的に変わってしまいますよ、というお話。

実は、大体3月後半の「宇宙元旦」という暦を境に、「目覚めた者としがみついた者で人生が二極化する」という話題が頻発したのだ。何も超能力に目覚めるとか霊が見えるとか胡散臭い話ではなく、一種の占い程度に聞き流していただければ幸い。

※とはいえ、あんまり怖がらなくて大丈夫。「天」であるスピリチュアルも「地」である経済も、結局は往々にして一致する。ちゃんと「人」生を謳歌していれば問題ないので気にしない。

「キャラ経済」から見た二極化。

では「キャラ経済」にとっての二極化とは一体何か?

至ってシンプル。「神成り」と「神殺し」。これだけだ。

そもみんなの「英雄願望」が決壊しかかっている。

「個の時代」に人々が憧れるのは、「幼い頃憧れたスターに自分も成れるかも」という期待。既に成功を納めた初代に対する、「2次創作的な動機」だ。当時のファンが丸ごと現代の競技人口になるので、苦戦は必至。

だというのに、「異世界転生」「YouTuber」「インフルエンサー」という「英雄願望を駆り立てるもの」は一向に止まない。サブカルとして楽しむ段階が飽和している以上、大衆が次に望むのは一体何か?決まっている。「己自身が英雄譚を体現する機会」だ。

ちなみに、これからの貧困層や若者が生きようと思ったら…「挑戦の物語」を売るしかない。役に立つサービスはとっくに飽和しているので、「物語」という「意味がある」で生活費と濃いファンを手にする必要がある。かなりの苦境ではあるが、これはもう覚悟しなければならない。

となると、だ。

①英雄に成りたい。
②英雄に成らざるを得ない。

の2つが綺麗に噛み合っているので…これからの時代は「自身のキャラ」で戦う土台が出来た訳だ。

即ち、「キャラ経済」の時代とは「英雄譚の時代」。神殺しに挑む挑戦者たちの時代である。

※クラウドファンディングで応援される側。

一方で、「世界観」も求められている。

いわゆる、「問題を設計する側」だ。自身のキャラが幾ら魅力的でも、それを活かせる「舞台」がないと輝けない。ココを担うのがBBQ型サービス。「世界の運営」を担当する、「神成り」の立ち位置だ。

ちなみに難易度は恐ろしく高い。学ぶより教える方が難しく、当然生徒より教師の方が大変だ。代わりに、挑戦者の冒険譚を無上の喜びとする。

ちなみにこの層は裕福でもあるので、しばしば冒険者に資金や加護を与えたりもする。

※クラウドファンディングで支援する側。

(実は「無名時点」で「自分と似た資質の若者」を見つけたら、案外感情移入して支援してくれると思ってたりする。ひょっとしたら「投資先の斡旋」も見込めるかもだ。)

まとめ。

英雄たちの物語を「彩る」側と、英雄に「成る」側に二極化する。

「神成り」:裕福。支援者。アート的な、困難を与える側。BBQ型。
「神殺し」:貧困。被支援者。デザイン的な、困難を乗り越える側。レストラン型。

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