2023年12月28日_もしもの離婚貯金

 カウンセリングに通うようになって、わたしの目標は、他者を信じることなのだと思ってきた。夫のことも味方だと思えるようになっていたのだけれど、ちょっと無理を感じることが出てきた。

 彼が家計にお給料を入れるのが遅れていること。その事情は理解しているのだけれど、正直、彼なりの努力とか義務感のようなものが感じられない。本人は、ただのんびりしているだけなんだろうけど、家の口座にお金を入れるよりも先に洋服を買っているのを見ると、なんとも寂しい気持ちになる。これって、わたしの1回目の結婚でも同じことがあったのだ。それは離婚理由のひとつだった。

 まだ、気になることはある。今日は元同僚の女性と昼食を一緒に食べたらしいのだけれど、先に伝えてくれていなかった。「あれ、言ってなかったっけ」と教えてくれた。内緒にされるよりもいいけど、これもなんだかモヤッとした。手放しに信じたいのに、信じていいのかなって。

 でも、元は他人なのだし、そんなふうに100%なんでも信じられるように、なんて無理があるのではないか、と思ったのだ。彼への要求も厳しくなってしまうし、ちょっとしたことで、わたしが勝手に傷つくリスクもある。(そもそも、わたしが目指す「信じる」っていうのは、お金だの女友達だのという浅いレベルの話ではなく、お互いがどんな状態であれ受け容れ合うことなんじゃないか。夫が、どんな私でもそばを離れずにいてくれたように)。

 私は私で、いつでも一人になれる自立した人間でいることが、彼との関係も良好に保つコツなのではないかと思った。
 というわけで、自分だけの自立貯金をしようかな、と思っている。一人で生きていくときに私を支えるための保険を自分で積み立てるのだ。前回の結婚で、離婚前に毎月5万円ずつ貯蓄した。離婚資金を貯めようと考えて始めたもので、これは、精神的に自分を励ますものとなった。もう離婚はしないつもりだけど、わたしがわたし個人で生きることを応援する貯金だ。

 心の中のひみつの部屋みたいなものだ。わたしは、わたしを応援したい。
うん、ちょっと元気が出てきたぞ。

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